Winding Road

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2010J2第27節 柏×札幌

2010-09-25 | Jリーグ

こんな大雨の日に屋根無しスタジアムで見るのも久々な感じ。これが鹿島ならまだポンチョがあるからいいんだけど他に行くと安物カッパしかないからずぶ濡れになった。荷物は全部柏駅のロッカーに詰め込んで身一つで行ったがそれで正解だった。

内容的にも柏の完勝。パスの回し方や攻撃の連動性がさすが首位のそれだった。レアンドロを軸に据えて形を作る意図が良く分かる。人が空けたスペースには後ろの選手が入ってくるといった基本的なことがチーム全体としてしっかり出来ている。

また雨に対するやり方が柏の方が上手。ピッチは所々に水溜まりでボールが止まる場所があり、札幌の選手はそこでドリブルしたままボールを置き去りにしたりグラウンダーのパスがストップしたりしたが、柏は一旦リフトアップしてから蹴ったり浮き球を有効活用して前にボールを運んだ。ラグビーの原理と似ていてボールを前に運ぶためにどうするか、その術を駆使していた。

対する札幌。二人も退場者を出してはさすがにサッカーにならない。特にこういうコンディションの試合では強いキックが蹴れる事が有効だが、その武器を持つ上里があの時間帯で退場したのは非常に痛かった。更にはPKを2本も献上しては勝つのは困難。

しかし古田のミドルで一度は一点差に迫るなど見せ場は作った。途中から入った横野がガムシャラに泥臭いプレーでよく頑張っていた。足りない分を埋めるべく一人一人が必死にファイトして最後まで勝負を投げなかった。その姿勢がとても大事で、だから小瀬や国立で見てきた罵声の嵐が起きなかったのだろう。

柏のJ1復帰はほぼ間違いないだろう。あのサッカーならよほどの事故が起きない限り大丈夫。あとはそれがいつ決まるかだけだ。


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