Winding Road

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2010ヤマザキナビスコカップ決勝 磐田×広島

2010-11-05 | Jリーグ

勝負の分かれ目として大きなポイントは広島が逃げ切り策を講じて逃げ切れなかった点。攻撃のためのカードを引っ込めたため反撃の一手が出なかった。

決勝らしい静かな立ち上がりで始まった試合。決勝とは大体こういう退屈な序盤。それが広島のミスからスコアが動くと試合が眠りから起床する。

決勝で先制されるとそのまま相手ペースに飲み込まれる事が多いが若い広島は違った。先制された事でかえって開き直ったような感じ。得点こそミキッチの個人技にロングパス一本と決して崩しきってはいないが得点を奪って逆転に成功した。

問題はここから先。広島は持ち味の攻撃姿勢を貫くのではなく守りに入った。対する磐田は攻勢を強める。準決勝でも切り札として活躍した菅沼・山崎を投入。この頃から広島のファールが増えてセットプレーが増加。そうなると磐田はボランチに岡田ではなくキックの巧い上田を入れた意味が大きくなってくる。そして終了間際に同点。


残るはロスタイム5分。この時間に全てを懸けていたかのように両チームの攻防が激しくなる。ボール奪取すればゴールに向かって前進し奪われれば取り返しにいく。単純な事だがそれだけで熱いバトル。そのまま延長に突入。そうなると最後まで見れないのは確定だがギリギリまで粘ろうと思い前半まで。

延長前半。先に試合を動かしたのは勢いに乗る磐田。またもセットプレーをモノにすると立て続けの連発。これで終わりかと思いきや槙野のFKが決まって1点差。そのままコートチェンジして後半が始まったわけだが、これ以上居るとドームに間に合わなくなるのでそこで席を立った。

残りはワンセグをチェックして磐田優勝を確認。2年前の入替戦でどうにか残留した時はJ1での寿命も残り僅かかと失礼ながらに思ったりもしたがよくここまで立て直してきた。対する広島。残り僅かの時間をどうにかすれば初タイトルだったが。その僅かが重くて難しいのだ。


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