Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

日本×ガーナ@日産スタジアム

2006-10-05 | フットボール全般
キックオフ直前に駆け込んでの観戦。東京~新横浜は新幹線でショートカットしてやっとこさギリギリ到着です。同じ条件下だった9/20のナビスコ準決勝の時は早退しましたけど、代表の親善試合はそこまで重要度高くないから、定時まで働いて綱渡りの移動を慣行です。取った席はカテ4アウェー側でしたが、2階席はガラガラだったので、ノンビリ観る事が出来て快適でした。それと思い入れのある選手が出ていると、たかが親善試合でも試合への真剣度合いが変わります。そんなわけで後半30分からは、かなり見入ってました。それが充実していて心地よいのです。

さて試合のほうを振り返っていきます。攻撃面に関してですが、決定力不足はあまり感じませんでした。何故なら決定機と呼べる場面は大して多くなかったから。得点が奪えないと色眼鏡で見るように、何でもかんでも『FWの決定力不足』とお決まりのフレーズを安易に使うのには違和感を感じます。ちゃんと試合見てた?と言いたくなります。

それより強く感じたのは攻撃パターンのバリエーション不足。時折、ダイレクトパスの交換や、トップが楔を受けて2列目が飛び出すシーンがありましたが、回数は少ないし頻度も低い。基本的には中盤で溜めずにすぐトップに当てるか、ウラを狙う長いパス。これが序盤はハマって開始早々に巻がウラに抜け出る大チャンスを迎えましたがその流れも15分まで。その後はキッチリ対応してきたガーナの前にオフサイドの山を築くだけ。点が線にならない単発の攻撃を繰り返すだけ。これでは点が入る気配はしませんでした。点が取れる準備を整えていないのだから、FWが点を取れないのはある種当然。先週土曜に寿人のハットを見た者が抱いた感想ですけど、寿人がガーナ戦で点を取れず、でも広島でゴールを量産できているのは、ゴール前でお膳立てしてくれるウェズレイの存在が大きいと感じました。

攻撃において中盤を経由する・ボランチが顔を出す場面が少なく、その回数を増やそうというプレーが見られませんでした。そういう展開だからこそ早く憲剛を投入してくれと、途中からそればっかり考えてました。実際のところ、そのタイプの中盤が必要だと感じていましたし。それでベンチばかり見ていたら得点シーンを見逃すというオチまでついていまいました(笑)

ようやくピッチに登場したのは残り15分から。そこから終了までの残り時間は憲剛と長谷部を中心に組み立て前線は播戸や羽生がスペースに激しく動くことでパスを引き出し、憲剛→播戸への惜しいスルーパスもあったりと、この試合において最も見ていてワクワクする時間帯でした。播戸のように人より早くスペースを見付けタテへの速さを持った選手だと、憲剛の速いパスにタイミングが合うなあと感じました。なのでこのラインはまた見てみたいです。それと憲剛のデキはまずまず良かったと思います。特別なプレーはありませんでしたが、タテへの速い展開、我那覇に楔を当てて前へ飛び出すプレー、DFラインのウラを狙ったチャレンジパスなど、普段やっているプレーをそのまま出していた感じ。Aマッチデビュー戦であれだけやれば上々。インド行きも濃厚でしょう。お茶の間の皆様にも俊輔じゃない中村を少しは覚えてもらえたかな。でも名前は『ケンゴ』ですから。語尾は延ばしませんよ。

水曜の夜に無理して強行したわりには、なかなかいいもの見れて割と満足できました。次回の観戦は中2日で土曜、3連休初日で飛行機代が泣きたくなる位高い中、博多行っちゃいます、日帰りで。日曜は天皇杯3回戦がある。相変わらず休まない休日が続きそうです。


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