Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

泰山曲阜5-2

2011-11-07 22:03:17 | 中国旅行
さて、午後から泰山にロープウェーで登って、夕食は山頂のホテルの中。数年前に行った四川省のミニヤコンカのときは、山の中腹(といえども標高2900メートル)のホテルで、食事がかなりよろしくなかった。今回も多少心配していたら、ここはまあ、そこそこだった。

キクラゲの炒め物。キクラゲなら山の上でも保存が利くし。おかずとしても歯ごたえもあって悪くない。

鶏肉を紹興酒などで煮たものだろうか。意図はわかるが料理の味としてはいまいちだった。でも一応肉も出るんだ。
安徽省の黄山のふもとの町、屯渓でも鶏丸ごと一羽だったが似たようなものを食べたこともある。このときも酒臭さが強すぎてあまりおいしくなかった。

野菜と豚肉の酢豚っぽい感じだった。安心して食べられる。野菜が取れるというのがいい。

魚の白身の団子。おでんの具のようなツミレの既製品を運んで調理したものなのかもしれない。僕は嫌いではなかったが、同行者はお気に召さなかった。ビールも10元とそんなに高くはなかったし、主食は饅頭と茶わんテンコ盛りの米飯が出た。全体的に山小屋の食事としては悪くなかった。
御来光を見た後の朝食も、そんなにひどくはなかった。饅頭や肉まんと豆乳とかだったかな。

下山して孔子廟などのある曲阜に移動、孔子廟のそばのホテルで昼食。中国要人や、韓国の金大中元大統領、台湾の連戦・国民党名誉主席(元副総統)の写真もあった。ガイドたちのテーブルのほうが先におかずが配られていたので文句を言ったら、あなたたちのは特別な料理だから遅い、といわれた。特別料理って、さあ何だ。期待はしていないが。
で、曲阜の名物ですから、と出されたのが下の写真。

中にはチャーシューのようなものが細かく刻まれ、ネギのようなものと一緒に巻かれていた。「餅」(ビン=クレープのような小麦粉をといて焼いたもの)は、ふわふわではなく、硬かった。名物においしいものなし、の典型だった。北京ダックのほうが圧倒的においしい。

豚肉とブロッコリーとタケノコとニンジンの炒め物は、まあ中華では定番でしょう。特筆するほどでなし。

海老と卵の白身のふわふわ炒めもよくみるメニューで、取り立てて珍しいというものでもなし。味も予想通り。

それ以外にもいくつか出たけど、忘れた。印象に残る料理は特になかったということか。孔子さまはそんなにおいしいものを食べていなかったということかも。

泰山曲阜5-1(食べ物編)

2011-11-07 21:40:53 | 中国旅行
最後は旅行で食べたもの。今回は初日の夜と4日目の夜を自分たちで選んで食べた以外は旅行社のお任せだったので、意表をついた選択とか、特になし。山東は粉文化のようで、大体饅頭か肉まんが出た。

で、初日の夜は「ついてないはずですが?」とガイドに言われ、じゃあいいよ。とホテルマンに「外で食べるところある?」と聞いたら「うちのホテルの一階にもありますが、お好みでないなら、少し歩くと隣のホテルがある」というのでの外に出てみたが、閑散としていてタクシーに乗って気合を入れて探さないと無理っぽいので、到着した日ということもあり、ホテル内で済ますことにした。

ロウでできた模型から選ぶ方式で、青島といえば海鮮ということで、サザエを炒めたもの。予想通りの味だった。うまかった。

野菜を取らなければ、と頼んだのがインゲンの辛い炒め物。同行者にも好評だった。四川っぽくて香ばしくてちょっと辛かった。美味。

なんか、やっぱりガッツリ角煮が食べたいなあ、と頼んだ。杭州で食べたものには劣るが、まあ、こんなもんでしょ。香辛料がちょっときつかった。これに水餃子をつけて青島ビールを二本飲んで198元なら安いだろう。ホテル内なのに、ちょっとびっくりした。


翌日の昼食は泰安市内のホテルの海鮮レストランで飲茶。ここから旅行社のおまかせ。山東で広東風飲茶かよ、と見ていたが、なかなか料理が出てこない。で、飲茶なのに、茶が出てこない。痺れをきらして服務員に聞いてみると、別料金で、鉄観音もプーアール茶も58元とか言ってる。もっと安いジャスミン茶とかはないの?とか聞くと、ないという。茶で現金をかすめ取る方式かあ、と茶は注文しなかった。茶なし飲茶だよ。

肉まんか、あんまんか、と思ったら、カスタードクリームが入っていた。香港でも時々はあるけど。こりゃお菓子だろう。

よくあるクアイが入った餃子。ま、見てのとおり。

鶏の足。中国ではしばしば見るものでコラーゲンたっぷりだが、同行者は気持ち悪がってほとんど食べなかった。ま、そこそこうまかった。骨とか食べるのが面倒くさいので、中国人のように積極的に注文したりはしないが。

香港飲茶の超定番、チャーシューマン。といってもチャーシューの塊が入っているわけでなく、申し訳程度に肉が入っていて、しかもなんか甘い。この辺は定番の香港と同じ系統。

これは骨付き豚肉。これも食べにくいけど、中国人には大人気。飲茶的には可もなく不可もなく、というところか。茶はないけど。
まさか山東で飲茶するとは思わなかったけど。ただ、レストランには料理長がコンテストで賞をもらったみたいで、でかでかと写真が載っていた。こんな田舎町にしてはいいコックなのだろう。日本人は注文が厳しいので、とりあえず脂っこくない飲茶からはいったな、とか思ったりした。