Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

長崎にて

2011-11-12 11:05:02 | 飲食
長崎でやっている「梅屋庄吉と孫文」展を見るために長崎に行った。昼前に車をすっ飛ばして1時前に長崎の中華街着。
昼食には江山楼のちゃんぽんと角煮まん。ちゃんぽんの具材がぜいたくで、フカヒレとか入っている。取り立てて味はないが。

肉団子の中にジューシーなスープが入っていたり、鶉の卵を油で揚げて表面がカリっと皮のようになっていたりとか、手が込んでいる。

それに比べて角煮はタレが粘りが強すぎる感じがした。当然、箸で切り分けられるぐらいトロトロに軟らかく煮あげてある。


梅屋庄吉展は基本的に写真撮影禁止だが、この孫文像のみ可。梅屋が孫文の功績を後世に伝えようと、4体つくった銅像をCTスキャンして作ったレプリカという。本物の像を広州の黄浦軍校跡地で見たが、高い塔の上のほうにあったので、細かくは見えなかったのでよかった。
この像はこのほか、南京、マカオ、中山市にあるという。中国国宝級。

梅屋展では、辛亥革命に際して梅屋が武漢に特派員を遣わして撮影させた辛亥革命についてのドキュメンタリー映像を見ることが出来る。北京に保管されていて中国以外での公開は初めてという。興味深い展示物もあった。

夕食は長崎の卓袱料理を体験しようと、「ミニ卓袱」といわれる簡易版を食べた。
まずお吸い物が出てくる。これは「和華蘭」として日本食、中華、洋食がごっちゃになった卓袱料理のなかでは、中華の広東料理を意識したものだという。広東料理ではスープが一番最初に出てくる。

モチが入っていて雑煮のよう。魚は鯛。厚めに切ってあるので食べ応えがあった。

女性陣がたのんだ「おたくさ卓袱」のセット。おたくさとはアジサイの西洋学術名で、アジサイを愛したシーボルトの妻タキの名にちなんでシーボルトが命名したものとされている。


これは僕が頼んだやつ。女性向けよりローストビーフが追加されている。これくらいか。焼き魚はむしろ女性向けのほうが多かった。

煮物の種類はこちらのほうがおおいのかな。右上の揚げ物は、おそらく魚の白身を細かくしたものをパンに挟んで揚げたもの。

刺身はハマチとカジキマグロ。これはどちらも同じ。コリコリしていて新鮮だった。

角煮もおんなじ。江山楼のものよりさらさらしたタレで薄味でおいしかった。


デザートには巨峰ゼリー。巨峰の実が入っていた。ゼリーは固めで、もう少し柔らかくてもよかった。

最後に白玉ぜんざい。これがすごく甘い。シュガーロードの出発点・長崎ゆえ、甘いものはより甘いのか。

桜の花びらの塩漬けが入っているが、それを超越する甘さ。半分ぐらい残した。これが長崎の味付けなのだろう。