朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

街の賑わい

2011-12-16 13:46:47 | 21世紀
街の景気
2011/12/16
 昨日の夜、北九州壬子会(九大土木科の同窓会)に出席しました。60人ほどの出席で楽しくすごしました。同期の関さんと2次会をしました。鍛冶町には、木曜日なのに、人があふれていました。昭和30年代の夜を思い出すような賑やかさでした。人が多くて、タクシーは人の歩行速度より遅い徐行運転です。
 私の就職したのは昭和36年、50年前で八幡製鉄所2転炉工場の建設に従事しました。忙しくて配属は4月3日、初めての休日は5月3日、次は8月のお盆まで日曜日も仕事、朝8時から夜10時まで現場作業に付ききりでした。
 秋には少し余裕も出て、街に飲みにも出るようになりました。小倉にはキャバレーが6軒もありどこも満員でした。
 小遣いは充分にあり、時間がなく、仲間同士で忙しく飲んでいました。
 仕事をしての自分で稼いだお金ですから誇りを持って飲めました。
 建設の時代の楽しさは、現在の維持管理の時代とは違って、お金を使ってしまってもまた稼げば良いわと気楽なものでした。
 21世紀では、ヨーロッパの貴族のように、労働で稼ぐのは、馬鹿の仕事、賢いものは不労所得で優雅に暮らすのだ、と金融・事務管理仕事が持て囃されましたが、リーマンショック・EU金融危機に至り、世界中で、日本で失業者が増えました。
 今、私達は、建設の時代の生活にもどり、他人の喜ぶことをして代価を貰う本来の仕事をする精神を養わなければなりません。
 不労所得だ、印税収入だ、FX投資だ、株式デリバティブだ、デイトレーダーだ、と云うような不労所得を、排除する世論の日本でありたいです。
 新たな建設投資をしましょう。世界の役に立つ建設は沢山あります。
 インドネシア・ジャワ島を縦断する新幹線・高速道路を建設しましょう。
 タイ・マレーシア国境のクラ地峡に運河を造りましょう。そしてその出口には大きな工業団地を造りましょう。電力は、海洋温度差発電所をつくり、安いエネルギーとして活用しましょう。海水淡水化プラントをつくり、真水を供給しましょう。
 アフリカ大陸のなかの盆地に海水を引き込み、気候を変える工事をしましょう。
 イスラエルの死海に海水を、蒸発量に似合うだけ流し込み、水力発電所を建設しましょう。
 建設の時代を現在の若者たちに、味あわせてやりたいものです。
 仕事の定義を学校で教え、不労所得は悪だ、背徳の始まりだと教えましょう。