最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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七本の虹

2019-09-16 20:05:45 | チョウ

コエビガラスズメ Sphinx constricta
2019年9月 新潟県

オニシモツケについていた大型のスズメガの幼虫。
体の側面に紫~黒~白の3色の虹のような模様が入る。
初めて見たが、たかがイモムシにこんなきれいな模様が入るかとつい写真を撮ってしまった。


全体像。
それにしてもこの模様の意味は何なんだろうか?茎とかに見えるとか??それにしては目立っていたけど。

スズメガの幼虫は尾角(びかく)というトゲがあるが種類によっては歩くたびにピコピコ動いて何とも言えない気持ちになる
セスジスズメの幼虫もしばらく見てないな。


おまけで顔アップ。

キンクロハジロ

2019-09-14 20:00:00 | 鳥類

2013年11月 新潟県

あまり気にしたことがなかったが、鳥って結構へんなものが多い気がする。
あのド派手な色彩はなぜ?やたらと長いて反ってる嘴はなぜ?あの羽の形はなぜ?…などなど。
もちろん意味があるのがほとんどなんだろうが、鳥屋ではない自分からみると、意味があるんだろうかと疑問に思うこともしばしば。
写真のキンクロハジロもオスにはちょんまげのような冠羽と呼ばれる羽があるが、Wikiに書いているようなコミュニケーションや威嚇目的ではなさそう。
オスだけということはきっと繁殖関係なんだろうが、もしやただのオシャレだったり?

白いオタマジャクシ

2019-09-11 22:24:42 | 両生類

2019年7月 新潟県

各地で稀に見つかるという白いオタマジャクシ。
存在は知っていたが見つけたのは初めて!
成体になったら何色になるんだろうか?軽く検索してみたが、普通のものになったりもするらしく、成体で変な色に変わるとは限らないらしい。


普通の個体と比べると差は一目瞭然で、きれいな真っ白。
アルビノと混同されていることも多いようだが、目の色彩からこれは普通の白化個体なんでしょう。

それにしてもここはヒルが異常に多かった。なのでこんなものが↓

ヒルまみれのガムシ[Hydrophilus acuminatus]数枚撮ったがなぜか全部ピンボケ。
このヒルが原因かは分からないが、3日後くらいにもう一度見たらこのガムシは死んでいた…。

オオクワガタ

2019-09-10 22:27:36 | コガネムシ・クワガタ



オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus
2019年7月 新潟県

この夏はオオクワガタに明け暮れた夏だった。
もともとクワガタなどの大型甲虫にあまり興味がない私。
もちろん、子供の時から大きいクワガタを見つけたらテンションがあがるし、採集もそこそこした。
しかし私にとっては体が大きいクワガタはやっかいで、スペースは取るわ、標本の荒は目立つわで中々食指が動かなかった。
オオクワガタを初めて採集したのは2012年
ヒメドロムシを採るために平地の河川敷でライトトラップをしたら飛んできたが、環境的にも放虫個体の可能性が高く素直に喜べなかった。
2匹目は去年の2018年。仕事帰りに外灯巡りをしていたらメスの死骸を拾った。こんな所にもいるのかとは思ったが、死骸は放り投げてしまい、真面目に探すこともなかった。ホントに興味がなかったんだなぁ
そして今年。その外灯巡りの一発目!何の気なしに向かった外灯ですぐに大型のメス。壁に張り付いている様は何とも言えない異様さで、とにかく驚いた。隣の外灯に向かうとまたメス!今度はオス!とほんの狭い一角でなんと1オス4メス。外灯についてからわずか30分ほど。
その日は前年に死骸を拾った場所で2メス。散々通っていたはずの橋で1メスを採集して帰った。一晩で8頭!これですっかり調子に乗る
これだけ採れるなら大・中・小歯型の全パターン採るのも楽勝でしょうととりあえず大歯型を目標にして外灯巡り。
ただ、世の中そんなに甘くなく、初日が異常だったとすぐに気づく。採れない日が続き、採れてもメスのみ。副産物も同じような顔ぶれ、夏休みに入ったら親子連れがわらわらと…。なので捜索範囲を一気に広げ、勘を頼りに誰もいないところを目指して外灯巡り。
その結果、なんと今年だけで4市町村9か所で採集。とにかく広く浅く生息している。

色んな所で採集はできたが、結局大歯型は採れず。というかオスがほぼ採れない!1対10くらい。
今年採ったオスは3頭のみで、中歯(内歯はやや下向きで小歯に近く50mmない)→小歯(30mmちょい)→小歯(30mmちょい)というえらい貧果。
大歯どころかだんだん小さくなっていくのはなんなんだ?反対にメスは大型の個体も多く40mm越えもちらほら。
来年こそはなんとか大歯をと思うが、いろいろな関係上来年はオオクワにあまりリソースを割けそうにないので、ゆるゆると気が向いたらくらいにしておこうと思う。

クリ

2019-09-06 20:00:00 | 植物

クリ Castanea crenata
2014年7月 新潟県

昔の写真を調べる用事があったので、昨日漁った過去のファイルにあった写真。
このころは一眼レフを野外に持っていくことも多かったが、今じゃあ部屋でコピースタンドにくっついたまま埃をかぶっている
昔はなんだろう心の余裕があったのかなぁ…なんてしみじみ考えてみる。
最近は採集に行ってもなんかもやもやすることも多くなってしまった感じ。