ツヤドロムシ Zaitzevia nitida
2011,9,6採集 新潟県長岡市産
大きさ1.7~1.8mmのヒメドロムシの仲間。
近縁のミゾツヤドロムシよりも下流を好んで生息しているが、最近はかなり上流でも採れる事がある。
本種はアワツヤドロムシと違って北のほうに分布の中心がある様子。
砂礫を好む種類で、大きな川だと瀬の部分にしかいないが、上流の轟々と水が流れるようなところでは入らない。
昔の記事で新潟県ではツヤドロムシの記録は無いとしていたが、最近新潟の黒川の個体がParatypeということを知った
これも記載年の関係で「新潟のドロムシ類」では出てこない種類。でも、長岡では未記録だったので長岡市のリストに追加ですね!
実家からツヤドロとミゾツヤの区別ができないとの事なので、以下に比較写真を。
両個体とも2011,9,6採集の長岡市の同じ所の個体です。
左がミゾツヤドロムシ。右がツヤドロムシ。
大きな違いとしては鞘翅の光沢、体の幅などでしょうか。
今回は長岡市の2つの河川で確認。
そのうち一つはアヤスジミゾドロが採れた場所で、母も何度も通っていたはずだが、採集していた個体(2~300くらい?もっと?)は全てミゾツヤドロムシだった(とおもう)
狭い範囲でも採集者によって採れる種類は傾向がありそう。採集方法も若干異なってましたし
それぞれの採集方法についてはまたいずれ…。
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