最上の自然

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採集、始動

2012-04-11 12:37:03 | 日記
ということで、前回の記事からだいぶ遅れてしまいましたが、4日に少しだけ採集に行ってきました。
採集場所はこんな場所↓

2012,4,4 北海道上士幌町

本当は士幌町内で採集したかったのですが、気がついたら上士幌町に入ってました
この日は丁度、爆弾低気圧が来るとのことで天気は大荒れ。
雪は降ったり止んだりでしたが、常に風が強く吹いていて、コンディションとしては最悪…。

それでも何かいないかと川を掬うとまず入ったのは前回のアメマス。手のひらサイズで、食べるにはちと小さめ。なのでリリース。
次に入ってきたのはなんだかよくわからない幼虫。

マルハナノミの仲間でいいのかな??よくわからないのでどなたかご教授願います。

この後は上の不明幼虫を2頭追加し、念願の?北海道産ヒメドロムシ(幼虫)も1頭だけ得ることが出来た。
幼虫なのでなんともいえないが、きっと道内最普通種のハセガワヒメドロムシ(クボタマルヒメドロムシ)でしょう。
本種は幼虫越冬とのことなので、夏に成体を探しに来ないとですね。

川は冷たいし、何も採れないので、次は隣にあった水溜りへ移動。

水か染み出しているようで、周囲よりもあったかいのか、フキノトウが沢山出ていた。

ここではマツモトマメゲンゴロウとクロマメゲンゴロウを採集。網走のイメージからするとオオナガケシゲンゴロウくらいはとも思ったが、時間が短いこと、集中力が続かないことからいても発見できなかったのでしょう。

この日はこの2ヶ所を30分くらいで打ち止め。時間も遅かったので、そのまま近くの「しほろ温泉」に入って家に帰った。

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4 コメント

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マルハナノミ幼虫 (越後屋)
2012-04-14 03:55:39
ご無沙汰様です。越後屋です。積雪の中、早速の採集お疲れさまでした。前回、アメマスが掲載されてから、水生昆虫が載ってくるのを楽しみにしていました。

不明幼虫ですが、マルハナノミの幼虫と思われます。
画像のみであまり適当なことはいえませんが、Odelesクロマルハナノミ属の幼虫に似ています。分布からすると、北海道には2種類が分布しているはずです。
幼虫は流水性で、渓流のよどみに生息するとのことですので、採集環境もよく合致しているかと思います。
6月位には、川辺でスイーピングをすると成虫が得られると思います。

ぜひ、液浸での保存をお願いします!!必要であれば、エタノール入りスクリュー管を送付いたしますので、よろしくお願いいたします。
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越後屋さま (wata)
2012-04-18 18:23:04
ご無沙汰です。コメント遅くなりました

やはりマルハナノミの仲間でしたか。マルハナノミの仲間の成虫は脆くてあまり好きではないのですが、初夏にヒメドロ成虫の採集もかねて川辺を探してみたいと思います。

この幼虫ですが、もちろん99%エタノールに浸けてあるのでご安心ください。今後もこのようなわけのわからない幼虫類は液浸にしておきますので。
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wataさま (越後屋)
2012-04-18 22:04:07
幼虫の保存ありがとうございます。マルハナノミの幼虫は、流水の他にも止水の淀みや木の洞にも生息していて、それぞれの環境を選好する種類が異なっています。

幼虫系統には新発見が沢山眠っておりますので、変な幼虫が採れた場合はよろしくお願いいたします。

お預かりしているアカツヤに関する報文が、ぼちぼち形になりそうです。一区切りつきましたら、目を通していただくことになると思います。よろしくお願いします。
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越後屋さま (wata)
2012-04-19 22:09:03
こちらこそ色々とご教授ありがとうございます
今後も幼虫系統は液浸にしておきます。

アカツヤの報文作成ありがとうございます。
楽しみに待ってます。
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