最上の自然

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ホソカタムシの誘惑

2010-02-16 20:28:07 | 日記

前々から気になっていた本だったが、「テントウムシの自然史」を買うときに一緒に買った。¥2.800.

この本では昔、ホソカタムシ科(今はカクホソカタムシ科・ムキヒゲホソカタムシ科・コブゴミムシダマシ科というらしい)と呼ばれていた仲間の内、カクホソカタムシ科を除く48種類がほとんど全て著者の手書き(!)の図入りで紹介されている。

内容も採集法や標本作成法、図の描き方などを堅苦しくなく、分かりやすく紹介されていて頭の良くない自分にはありがたかった

ただ、どうしても納得のいかないことは
北海道ではホソカタムシが少ない!
ということ。

本州では31種、四国では20種、九州では30種、琉球列島では20種も記録されているのに、北海道ではたったの7種だけらしいしかも原記載の記録のみや北海道では1頭だけしか採集されていない種などもある上に、道東方面でホソカタムシの記録はほとんどないらしい。

網走市内ではヒラタホソカタムシ[Colobicus hirtus]とマダラホソカタムシ[Ttachypholis variegata]を採集しているが、今後他の種類も採集することが出来るだろうか?