最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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オオヨツボシゴミムシ

2016-02-27 21:49:50 | オサムシ・ゴミムシ

オオヨツボシゴミムシ 
2013年3月採集 新潟県産


分布:本州、四国、九州、南西諸島
県内:上越○、中越×、下越○、佐渡×、粟島×
体長:17-19mm

平地に生息する大型のゴミムシ。
ゴミムシなのでベイトにも落ちると思うのだが、採集記などをみてもほとんど冬季に掘り出したものばかり…。斯く言う私も冬季に掘り出したことしかありませんが
生息環境もあまりよくわかってはいないようですが、河川敷や湿地周辺などの水辺環境での記録が多いようです。私が採集したのも河川敷と大きな池の周辺部でした。

似ている種類は特になし。生きているときのレモンイエローはなんとも言えず綺麗です。

キンナガゴミムシ

2016-02-25 20:00:00 | オサムシ・ゴミムシ

キンナガゴミムシ Pterostichus planicollis
2014年4月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:10-13mm

平地に多いゴミムシ。
場所によってはベイトトラップに山盛り落ちるときがある。
冬季はちょっとした土盛りから出てくる。

似ている種類は特になし。

アトワアオゴミムシ

2016-02-24 20:00:00 | オサムシ・ゴミムシ

アトワアオゴミムシ Chlaenius virgulifer
2014年4月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州、南西諸島
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:12.5-14mm

主に平地に生息しているゴミムシ。
普通種だとは思うがなぜかこの一頭しか採集したことがない
居ても採って来なかった可能性も高いが…。
ちなみにコイツは海岸のゴミの下での採集品。

鞘羽の黄色い紋が翅端まで届くので、コンマ型()に見えるのが特徴。昨日のオオアトボシアオゴミムシも届いているように見えるが、実は毛で繋がっているように見えるだけ。
斑紋がコンマ型のものは南にいくつか居るが、本種はその中でも一番幅広く、がっしりしている。

オオアトボシアオゴミムシ

2016-02-23 22:16:36 | オサムシ・ゴミムシ

オオアトボシアオゴミムシ Chlaenius micans
2013年3月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州、南西諸島
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:15-17.5mm

主に平地に生息しているゴミムシ。
ベイトトラップに落ちる他、灯火にも飛んでくる。
冬季は倒木の表面に付いた土から出てきたことがある。

鞘翅に黄色い紋がある種類の中では鞘羽が毛で密に覆われるのでわかりやすい。
中央付近は泥汚れ

キボシアオゴミムシ

2016-02-20 21:18:53 | オサムシ・ゴミムシ

キボシアオゴミムシ Chlaenius posticalis
2013年3月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:12-13mm

平地から低山帯に多いゴミムシ。
ベイトトラップに落ちる他、灯火にも飛んでくる。
冬季はやや砂っぽい土盛りから複数出てきたことがある。

鞘翅の黄色い紋が特徴的だが、このような紋がある種類はいくつかいる。
特に県内ではアトボシアオゴミムシ[C. naeviger]と似ているが、前胸背板が緑で細毛が無いことから区別される。

アオゴミムシ

2016-02-19 21:11:00 | オサムシ・ゴミムシ

アオゴミムシ Chlaenius pallipes
2015年3月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越○、佐渡×、粟島×
体長:13.5-14.5mm

河川敷など平地に多いゴミムシ。
冬季の朽木崩しでも夏季のベイトトラップでも本種はよく見られる。

特に似ている種類はなし。

ヒメセボシヒラタゴミムシ

2016-02-18 20:00:00 | オサムシ・ゴミムシ

ヒメセボシヒラタゴミムシ Platynus suavissimus Agonum suavissimum
2015年5月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:7.5-10mm

平地の湿地に生息するゴミムシ。
これも水生昆虫採集中に採集。

この辺のゴミムシは同定にあまり自信がないが、
・触角は第2節に毛が一本、4節からは微毛に覆われる。
・下唇亜基節の刺毛は2対。(長い毛と短い毛?)
・第5ふ節下面に刺毛列をそえる。
などからAgonum亜属とし、
・前胸背板と上翅に若干の虹色光沢あり。
・ふ節背面に溝がない。
とのことで、一応本種と同定した。


触角。見難いが第2節に毛が一本。第4節以降は微網に覆われている。


後肢のふ節。溝はない。



キタノミゾウさまから、所属などが変わっていると教えていただきました。ありがとうございます。
他にも甲虫図鑑の解説にも不備があるなど。詳しくはコメント欄で


チャバネクビナガゴミムシ

2016-02-16 20:37:20 | オサムシ・ゴミムシ

チャバネクビナガゴミムシ Odacantha aegrota
2015年5月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:6-7mm

湿地などの水辺環境に生息するゴミムシ。
水生昆虫採集中に採れる事が多く、草の踏み付けで浮いてくる。

会合線が黒いので、ナカグロキバネクビナガゴミムシ[O. puziloi]と迷ったが、前胸背板の前後の縁に点刻があり、上翅の点刻は翅端に向かうにしたがい浅くなるとのことで本種と同定した。
図で見る限り、本種のほうが寸詰まりだが、この点は区別点とはならないのだろうか?

エチゴトックリゴミムシ

2016-02-15 20:00:00 | オサムシ・ゴミムシ

エチゴトックリゴミムシ Oodes echigonus
2015年5月採集 新潟県産


分布:本州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:14-15.2mm

湿地などの水辺環境に生息するゴミムシ。
水生昆虫を採集中に網に入ったが、その後仕掛けたベイトトラップには一切落ちず。

大型のトックリゴミムシで横幅もあるので普通のトックリゴミムシなどとは一見して区別が可能。
同じ大型のオオトックリゴミムシ[]とは腹面の突起の縁の有無で区別が可能。

ヤマトトックリゴミムシ

2016-02-14 20:00:00 | オサムシ・ゴミムシ

ヤマトトックリゴミムシ Lacgnocrepis japonica
2015年5月採集 新潟県産


分布:本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:10-12mm

本種も湿地などの水辺環境に生息するゴミムシ。
トックリゴミムシの中では比較的生息環境の幅が広いような気がする。
(トックリは川の縁とか池の縁など比較的水深があるような場所の近くに多く、ニセトックリは湿地や休耕田などに多く、ヤマトトックリはどっちでも採れる。あくまでもそんな気がするだけです

近縁種との詳しい区別点は昨日のトックリゴミムシを参照。
光沢が強く、肢が褐色で体型も細長いので野外でもすぐにわかります。