ヒメセボシヒラタゴミムシ
2015年5月採集 新潟県産
分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:7.5-10mm
平地の湿地に生息するゴミムシ。
これも水生昆虫採集中に採集。
この辺のゴミムシは同定にあまり自信がないが、
・触角は第2節に毛が一本、4節からは微毛に覆われる。
・下唇亜基節の刺毛は2対。(長い毛と短い毛?)
・第5ふ節下面に刺毛列をそえる。
などからAgonum亜属とし、
・前胸背板と上翅に若干の虹色光沢あり。
・ふ節背面に溝がない。
とのことで、一応本種と同定した。
触角。見難いが第2節に毛が一本。第4節以降は微網に覆われている。
後肢のふ節。溝はない。
キタノミゾウさまから、所属などが変わっていると教えていただきました。ありがとうございます。
他にも甲虫図鑑の解説にも不備があるなど。詳しくはコメント欄で
ゴミムシの同定は難しいですよね、肉眼ではどれも同じに見えてしまいます。
自分もYさんから朝日池で採集された、恐らくこれと同じ種類のAgonumをもらって所有していますが未同定のままです。
ちなみにヒメセボシヒラタゴミムシは現在、Agonum (Olisares) suavissimum Bates,1883と所属が異動しています。種小名も語尾変格が甲虫図鑑の表記から戻されているので注意が必要です。
ゴミムシの同定はホント難しいです。実際こいつも微妙みたいですし
甲虫図鑑は不備があるのですね。これしか図鑑が無いものとしては非常に困ります
もう一度手元のもの(4個体)を見ましたが、溝?様なものが確認できました!その部分をうまく写真にとる技術が無いので載せられませんが・・・。
二溝というよりも中央に隆起している部分があるように見えますね。ちなみに隆起部分は光沢があり、溝部分には光沢がありませんでした。
これもエチゴと同じ場所での採集品なので同種なのでしょうね。
学名も変更されているのですね。早速直しておきます。