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「(霍公鳥を詠める歌一首、また、短歌)」
「霍公鳥いまだ来鳴かず鳴く声を聞か聞きたいものと待っております(谷近く家は居れども木高コダカくて里はあれども霍公鳥いまだ来鳴かず鳴く声を聞かまく欲りと)」
「霍公鳥鳴くを朝夕待ちたれど一声さえもいまだに聞けず(朝アシタには門に出で立ち夕へには谷を見渡し恋ふれども一声だにもいまだ聞こえず)」
「谷近く 家は居れども 木高コダカくて 里はあれども 霍公鳥 いまだ来鳴かず 鳴く声を 聞かまく欲りと 朝アシタには 門に出で立ち 夕へには 谷を見渡し 恋ふれども 一声だにも いまだ聞こえず(#19.4209)」
「藤波の茂りは過ぎぬあしひきの山霍公鳥などか来鳴かぬ(反歌 #19.4210 右、二十三日、掾久米朝臣廣繩が和ふ)」
「藤波の盛りは過ぎたあしひきの山霍公鳥どうして鳴かぬ()」
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