2020/09/25
「吸血鬼よる年波の悲哀からあつらえたごく特殊な自殺機
[高柳蕗子/不死なるも牙抜け生血吸えなくて自殺を思うもいかにいたすか][]」
「あばかれるひみつのように一人ずつ沼からあがってくるオーケストラ
[高柳蕗子/せり上がる舞台を思うが奈落から上がるを沼といふはをかしい][短歌]」
「夕暮れの少年探偵影二つ 五パーセントは幽霊を見る
[高柳蕗子/謎多し五パーセントの意味不明空白のあと探偵を見る][短歌]」
「朝からは雨がしこたま降っている今日は集まり剣道部での
[高校時代の剣道部][日記]」
「半世紀前の同士の集まりで鰻を食みて歓談をする[日記][]」
「納屋孫で鰻やなれ鮨いただける客は一組わたしたちだけ[][日記]」
「お土産に鮎の飴炊きいただけるご飯に湯漬ひさしぶりだな[][日記]」