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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

子規の一句と時候(2017/11/24)

2017年11月24日 | 日めくり帖

2017/11/24

「星落ちて石となる夜の寒さ哉(M27)」
「隕石が地に落ちるのは稀にして途中で蒸発するが普通か()」
「寒さにて蒸発せずに落ちてきたそんな雰囲気醸す句となる()」
「頭から背にかけ蒼きカワセミは色鮮やかなりし宝石のごと(『カワセミは夏鳥?冬鳥?』)」
「一応は夏の季語らし翡翠カワセミはいろんな呼び名持ち親しまれ()」


俳句添削問題-3/11

2017年11月24日 | 俳句

2017/11/24

「030.とおくよりラッパがきこえ社会なべ(遠くなど感じ使わば阿呆に見え特にこの句は漢字がよけれ/遠くより喇叭が聞こえ社会鍋/遠くより喇叭が聞こゆ社会鍋)」
「031.ネオン点きカラスが鳴いて秋深し(カタカナの使い方には気を使へ和語でもカタカナいいときがある/ネオン点き鴉が鳴くや秋深し/秋深しネオンが点けば鴉鳴き)」
「032.歳末やビルにセールの幟旗(言外に慌ただしさを入れるため単語の配置変えるがよけれ/歳末やビルにSALEの幟旗/SALEとやビルに歳末幟旗)」
「033.涅槃西風ニシ日陰の土は泥濘ヌカルミで(『涅槃西風』春の季語らすお釈迦様入滅するに西より風が/涅槃西風ニシ日陰の土はぬかるんで/ぬかるめる日陰の土や涅槃西風)」
「034.薄原無限彼方に誘へり(背の高い芒に誘われ無限への思いめぐらす世界もありし/薄原はるか彼方にいざなへり/すすき原奥の方までさそわれぬ)」
「035.青竹の若者らしき脛に傷(擬人法下手に使うと紛らわし見立ては避けよ可能な限り/青竹の若々しくて幹に傷/青竹のぐんぐんのびし節に傷)」
「036.クリスマススペイン人形起きてゐる(スペインの人形なるは効いていず無駄な四音他に使えてと/クリスマススペイン人形目を開き/人形の青き眼やクリスマス)」
「037.たんぽぽの一つが白き月のごと(タンポポは普通は黄色その中に白きものあり驚きて句に/たんぽぽの一つが白し昼の月/たんぽぽの一つ白しや昼の月)」
「038.瓜苗にくるり居直る団子虫(見立てずに客観描写が写生なり写生は見えぬものも見せたり/瓜苗にくるりくるりと団子虫/瓜苗にくるりころりと団子虫)」
「039.大西日ホテルの向ひ銃砲店(三句切れリズムがなくて避けるべし切るならひとつ切らずもよけり/西日さすホテルの向ひ銃砲店大西日ホテル向ひや銃砲店)」




俳句添削問題-2/11

2017年11月24日 | 俳句

2017/11/24

「020.紅葉散り一本の道さびしかり(さびしいや散るは言葉の重複で使わない方がよかりけり/紅葉して一本の道さびしかり/紅葉の一本の道たどりけり)」
「021.ストーブに背中をまるめ母老いぬ(背中まるめは老いぬとは重複したり他に変えたし/冬晴の背中をまるめ母老いぬ/ストーブに薬缶の湯気や母老いぬ)」
「022.かがやけばめでたくありぬ初景色(めでたくありぬは重複でそうでないもの描きたし/かがやけば手水の水も初景色/かがやけば工場の屋根も初景色)」
「023.青葉風たけのこ汁の噴きこぼる(季重なりひとつにてポイント絞れ結句緩めよ/山風やたけのこ汁の噴きこぼる/山風やたけのこ汁の噴きこぼれ)」
「024.夕立や衣桁にかけて藍浴衣(夕立と浴衣もともに季語であり/雨来るや衣桁にかけて藍浴衣/雨音の衣桁にかけて藍浴衣)」
「025.松の内寒紅梅の咲く上野(松ノ内・寒紅梅も季重なり/寒中の紅梅の咲く上野かな/来てみれば寒紅梅の咲く上野かな)」
「026.今日は母の日花束をあげにゆく(散文調今日はさほど重要でなし/母の日の今日花束をあげにゆく/母の日の今日や花束あげにゆく)」
「027.水明りしてゆらゆらと白障子(白障子冬の季語なり雰囲気は暖かく射すひかりかな⇔字面/みずあかりしてゆらゆらと白障子)」
「028.掌に柔らに包め大手毬(大手毬白く繊細な花なりしそっとの気持ち平かなにする/てのひらにやはらにつつめ大手毬/てのひらにやんはりつつめ大手毬)」
「029.大広間風サラサラと夕涼み(サラサラを平かなにするのが適当で外来語にはカタカナ使う/大広間風さらさらと夕涼み/夕涼の風さらさらと大広間)」