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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集<施頭歌1>#7.1272-7.1277

2010年05月25日 |  / 万葉集
5/25
「大刀の後シリ 鞘に入野イリヌに 葛クズ引く我妹 真袖マソデもち 着せてむとかも 夏葛引くも
(物に寄せて思ひを発ノぶ 旋頭歌 #7.1272)」
「夏葛を刈るのも真袖ある着物吾に着せんと葛ひく入野()」

「住吉スミノエの波豆麻ナミヅマ君が馬乗衣ウマノリゴロモさにづらふ漢女ヲトメを座マせて縫へる衣ぞ
(#7.1273)」
「住吉の 波豆麻ナミヅマの 君の乗馬服 さにづらう 織女座らせ の縫える服かな()」

「住吉の 出見イデミの浜の 浜菜刈らさね 未通女ヲトメども 赤裳の裾湿ヒぢ ゆかまくも見む
(#7.1274)」
「住吉の出見イデミの浜の浜菜苅ろうよ 乙女等よ 赤裳の裾の 濡れ行くが見え()」

「住吉の小田を刈らす子奴ヤツコかも無き奴あれど妹がみためと秋の田刈るも(#7.1275)」
「住吉の 小田を刈る子よ 奴はいぬか そりゃいるが 妻のためにと 秋の田刈るよ()」

「池の辺ベの 小槻ヲツキがもとの 小竹シヌな刈りそね それをだに 君が形見に 見つつ偲はむ
(#7.1276)」
「池の辺の 小槻の下の 細竹刈るな 君の思い出 見て偲びたし()」

「天になる 姫菅原の 草な刈りそね 蜷ミナの腸ワタ か黒き髪に 芥し付くも(#7.1277)」
「天上の 姫菅原の 草を刈るなよ 蜷ミナの腸ワタ 真っ黒な髪に 芥がつくよ()」
「蜷ミナの腸ワタ 意味わからねど 黒いこと 形容をする 言葉であると(蛇の内臓?!)」