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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

理解しがたし

2010年05月08日 | 日めくり帖
5/8
「『へどはきそ』思えるほどの応えする携帯の先どんなおとこか()」
「着信の音けたたましベルの音そこまで主張せずともよいが()」
「ベルの鳴りて『もしもし亀よ亀さんよ』など言いてでる虫酸が走る(無神経なり)」
「これが世と思いたくなし一過性やがてよくなる法華の太鼓()」
「見た目だけ違うが今の政治家もリップとハート理解しがたし()」

万葉集<覊旅5> #7.1121-7.1130

2010年05月08日 |  / 万葉集
5/8
「大海の水底響トヨみ立つ波の寄せむと思へる磯のさやけさ
(覊旅41/90 #7.1201)」
「大海の底から響くと思えるほどさやかな波音聞こえる磯よ()」

「荒磯ゆもまして思へや玉之浦離サカる小島の夢にし見ゆる
(覊旅42/90 #7.1202)」
「荒磯にまして思える玉の浦の離れ小島を夢にも見たり()」

「磯の上ヘに爪木折り焚き汝が為と吾が潜カヅき来し沖つ白玉
(覊旅43/90 #7.1203)」
「磯辺にて焚き木折り焚き君のため潜って取りし沖の真珠を()」

「浜清み磯に吾が居れば見む人は海人とか見らむ釣もせなくに
(覊旅44/90 #7.1204)」
「浜清く磯に立てれば見る人は海人とみるかな釣りしないけど()」

「沖つ楫やうやうな榜ぎ見まく欲り吾がする里の隠らく惜しも
(覊旅45/90 #7.1205)」
「沖を漕ぎ疲れてきたがわれ見たい里も隠れて見えぬが惜しい()」

「沖つ波辺つ藻巻き持ち寄せ来とも君にまされる玉寄せめやも
(覊旅46/90 #7.1206)」
「沖の波藻を巻きながら寄せるとも君に勝れる玉は運ばず()」

「粟島に榜ぎ渡らむと思へども明石の門波トナミいまだ騒けり
(覊旅47/90 #7.1207)」
「粟島に漕ぎ渡らんと思っても明石の門波トナミ荒れているなり()」

「妹に恋ひ吾が越えゆけば勢の山の妹に恋ひずてあるが羨しさ
(覊旅48/90 #7.1208)」
「妹を恋い山越え行けば背の山と妹山ならびあるが羨もしい()」

「人ならば母の愛子マナゴそ麻裳アサモよし紀の川の辺の妹と背の山
(覊旅49/90 #7.1209)」
「人ならば最愛の子か麻裳アサモよし紀の川沿いの妹と背の山()」

「我妹子に吾が恋ひゆけば羨しくも並びをるかも妹と背の山
(覊旅50/90 #7.1210)」
「愛したる妻を焦がれてわれいくば羨しく並ぶ妹と背の山()」