ちょっと気温が下がっていて外へ出るのにまた手袋をどこかから探して履いた。 そとは灰色の空だし肌寒い。 湿気もあるのだろう。 日中5,6℃だろうか。
けれど動植物はもう春だと思っている節がある。 活動が活発になっている。 日本では啓蟄のころだというらしいがこちらはまだなようで虫はまだ地面に出ているのは見えない。 けれど庭の芝生などには鳥がミミズを摘んだとおぼしい跡がたくさんあるから虫も蠢いているのだろう。
ほぼ毎日通る公園の端にクロッカスの薄い紫、白が見えて、まだ花を広げて咲いてはいないけれどその準備をしているのが分かる。 日頃は目にも留めないところだけどその色の様子に今は目が行く。 それが毎年のことだ。 去年はここで満開のものを撮ったのだがそうなるまでにはまだ4,5日かかるような気がする。 何が開花の引き金になるのだろうか。 温度なのか日照時間なのか。
3週間ほど前まで氷がどうのこうの、零下10℃がどうのこうのと言っていた。 そして、その少し前、公園で一瞬クロッカスの色が見えたのだがその寒さで消えてしまい今年はもう見られないのかもしれないと思ったけれどこれを見ると毎年のプロセスを続けているようだ。