暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

The 101 Best Written TV Shows of All Time

2013年06月23日 23時05分27秒 | 日常

オランダのテレビガイドを見ていたら全米脚本家組合(The Writers Guild Of America)のシナリオライター達が今までに創られたテレビシリーズの中から101を選んだアンケート結果がでたそうで、その10位までが示されていたのでそれに目を留めた。 この組合は2007年に待遇改善を要求して12000人がストをした事もまだ記憶に新しく、またプロの彼らが選ぶものは一般視聴者が選ぶものとも少しは趣きが違うだろうからどんなものが出ているのかに興味があった。

それでそれに付け加えた50位までの結果がこれだ。 テレビが始まって以来のシリーズを概観するものであり組合員の年齢構成がどうなっているのか知らないけれど概ね20代後半から60代半ばまでがその枠なのだろうと想像するがどの辺りが一番の中堅なのかもこの結果に反映しているものと考える。 30前のライターにとっては自分が育ってきたときに観たものが強く印象に残るだろうし、当時あれが面白かった、これもよかったと段々に過去のものを「学習」していった結果残ったものもあるだろう。 60代のライターにとってはテレビの勃興期から10年単位などとして外観してみた意見もあるだろう。 自分も戦後日本のテレビの勃興期にアメリカのシリーズを観て育った世代であるから特に50位以下に懐かしい名前が多く出ているのをみてここは我々の世代のドメインだと実感したりした。


1. "The Sopranos"
2. "Seinfeld"
3. "The Twilight Zone" (1959)
4. "All in the Family"
5. "M*A*S*H"
6. "The Mary Tyler Moore Show"
7. "Mad Men"
8. "Cheers"
9. "The Wire"
10. "The West Wing"
11. "The Simpsons"
12. "I Love Lucy"
13. "Breaking Bad"
14. "The Dick Van Dyke Show"
15. "Hill Street Blues"
16. "Arrested Development"
17. "The Daily Show with Jon Stewart"
18. "Six Feet Under"
19. "Taxi"
20. "The Larry Sanders Show"
21. "30 Rock"
22. "Friday Night Lights"
23. "Frasier"
24. "Friends"
25. "Saturday Night Live"
26. "The X-Files"
27. "Lost"
28. "ER"
29. "The Cosby Show"
30. "Curb Your Enthusiasm"
31. "The Honeymooners"
32. "Deadwood"
33. "Star Trek"
34. "Modern Family"
35. "Twin Peaks"
36. "NYPD Blue"
37. "The Carol Burnett Show"
38. "Battlestar Galactica" (2005)
39. "Sex & The City"
40. "Game of Thrones"
41. (tie) "The Bob Newhart Show;" "Your Show of Shows"
43. (tie) "Downton Abbey;" "Law & Order;" "Thirtysomething"
46. (tie) "Homicide: Life on the Street;" "St. Elsewhere"
48. "Homeland"
49. "Buffy the Vampire Slayer"
50. (tie) "The Colbert Report;" "The Good Wife;" "The Office" (UK)


念のために100位までの名前を下に示す

http://www.wga.org/content/default.aspx?id=4925


これを見ているとアメリカの作家たちの好みがやはり名のあるシリーズに固まっている事は当然のこととして昔のシリーズの名前が間に挟まっているのが面白く、それぞれ見た頃のことも思い出し懐かしくも納得する気持ちにもなる。 1.は意外な気もするし当然のような気もするのだがなぜこのシリーズかというところにアメリカ映画の伝統であるギャング、マフィア、の数々の過去の映像を経験した果てに、特にコッポラが70年代から20年弱描いてきた映画のシリーズから10年経ってミラニアムに突入したころで重厚でドラマチックさを廃したこのマフィア・ドラマには誰もが魅了されたのであるから現在でもこのジャンルの系譜を辿る者にはこれを観たらこの後このジャンルで本作を凌ぐものを作るとなるとそれはなかなか簡単ではないだろう。 ライターにとってこのシリーズには様々な人間模様のアヤがさまざまに今までのマフィアの既成概念を壊したり後付したりするのに貢献するのだがその人間関係が驚くほど我々の普段の生活の襞を絡ませて悲喜劇こもごもに構成されているところにライターをうならせるものがあったのだろうと推測する。 それにその記憶がいまでも新しいことも関係しているのだろう。

3.を別としてこのランクにはコメディーというかシットコムが多いのに気付く。 この40年ほどでテレビをザップしていてよく見たものばかりだ。1,4,5,7,8で昔の4が入っているのに驚く。 人種差別的で女性の敵、頑固親父の皮を被りそれでも周りにやり込められやせ我慢をしたりするところが人気だったような気がするけれど今となってはこの中のカミサンの扱いにフェミニスト達が目くじらを立てたし今でも問題にするところがあるのではないか。 こういうシリーズがここに来るというのはこのギルドには圧倒的に男が多い事とその思想性が現れているようで興味深くうけとった。

8,15,19、23などは80年代の中ごろによく観た記憶があるけれどそれが50位以下になるとそういうものがどっさり入っていて久しぶりにみる題名にその当時の空気に触れたような気がしてその懐かしさにホッとする。シットコムでは78であったり96の「ソープ」であったりする。 とくに警察ものでは15が面白かった。 今沢山ある警察ものでチームワークやそのなかでのそれぞれの関係、キャラクターが次々に忙しく交差するところが現代の数ある警察関係ジャンルのプロトタイプとしてみると当時その出来のよさに関心もするのだ。 

3が意外だった。 やはりUFOなり不思議ものを追っていく26,27に繋がるのだろうが3があったからスピルバーグの「未知との遭遇」が出たのではないかとも忖度する。

日本を離れてからもう33年経つ。 海外でも配信される日本のケーブルテレビはとっていない。 だから日本の作家の連盟が、もしそういうものがあるとして同様のアンケートをとるとどうなるのか興味があるけれど、もしそれが発表されても殆んど知らないものばかりで埋まっているに違いない。 こどもの頃は「てなもんや三度傘」や「番頭はんど丁稚どん」などの大阪のコメディー、「シャボン玉ホリーデー」などのバラエティーで育ったし「三匹の侍」や「月光仮面」の真似をして遊んだ覚えがあるけれどコメディー、バラエティーは別にしてちゃんとした大人がみるような番組はしらない。

夏至なのだそうだ。

2013年06月23日 04時16分45秒 | 日常



夏至といっても夏至らしい気がしない。 それは寒いからだろう。 寒いといっても三日日ほど前は30度になろうかというような日が一日あっただけでまた鬱陶しい日が続き、そんなものだから夕食を庭で摂ってその後暗くなるまで開け放ったガラス戸から庭と居間を行ったり来たりする宵の過ごし方は今年はまだやっていない。 

外にでるときはポンチョを脱いだり被ったりするようなことをしている。オランダの北の地方では局地的に豪雨があってドイツの町ほどではないけれど洪水のおそれがあるようなところもある。 

そんな鬱陶しい昼間でも午後9時半には陽射しさえでるようなことがあって窓越しに東の空の写真を撮った。 天気予報では満月だそうで月の大きさも20%弱大きく見え、それに伴って明るさもそれに比例すると言っていたけれど生憎雲が出るからそれも見えないとも言っていた。 夜中に試しに外に出てみると南東の空は晴れていたらそのように見えるはずの北の空と同じようにぼやっと明るかった。 それは多分月の影響があるのだろう。 明日からまた日の時間が短くなるのだろうけれど今年は長くなっていくのを観察できるほどのことがなかったから多分8月の中ごろから後半にならないとそれを実感しないのではないかと思う。

Martijn van Iterson - Lo van Gorp,    Duo

2013年06月23日 03時31分25秒 | ジャズ

Martijn van Iterson - Lo van Gorp,     Duo


Martijn van Iterson (Gibson ES -125)
Lo van Gorp (vocal)

Sat. 15 June 2013
at Cafe Twee spieghels, Leiden The Netherlands


第一セット
You don't know what love is
Somertime
Round midnight
Someone in love

毎週土曜日の午後買い物帰りに覗くカフェーに旧知のギタリストが出るというので久方ぶりに聴いた。 もうこのギタリストには1年か2年会っていなかったのではないか。 けれどネットラジオのジャズ専門局では時々聴こえるからそういう意味ではまだ忘れてはいない。 この日にどんな編成で演るのかは知らなくてカフェーのひとごみを掻き分けて小さな舞台脇のトイレの扉とギャンブルゲーム機に挟まれたところに落ち着いてさて、とと見るとヴォーカルとのデュオだった。 これはいい、このヴォーカルはもう去年か一昨年ここでR&Bバンドをバックにサックスも吹き歌うのをみてからだし、その時に70年代から聴いてきたジョー・サンプル率いるザ・クルセーダズのアルバムでよく聴いた「Soul Shadows」を歌ったのでその喉とフレージングに明らかにオリジナルのビル・ウィザーズの影響を聞いたのとクルト・エリングも程よく混ざっているという印象を受けていたから今日ここでジャズ・スタンダードを歌うのを聴いてレパートリーの広さを認識するとともにそれぞれの曲の掛け合い、ギターソロに満足した。 もちろん今までこのギターは例えばヨーロッパのファーストレディーと言われたリタ・ライスのバックを続けているからこれらのスタンダードは慣れたものだ。

第一セットが終わって帰らねばならなかったので慌しく van Iterson と挨拶を交わして顔と身体に丸みが出来、老眼鏡をかけつつも演奏するのを見たのは初めてではなかったかと言うと、 眼は三年前ほどから弱くなって前に置いたスコアなどが見えにくくなったから今はもう始終かけていなければなくなった、食いものがうまいから丸くなってるだろという。  次のDCいつ出るのと聞いたのは今日のステージは出来がよく、もしいい録音技師がいれば録音できたのに、、、とと思ったからで、それをいうと、このデュエットで次のCD用為の録音はしていて、一年半ほどでそれをリリースする予定なのらしい。 






You Tube; Martijn van Iterson

http://www.youtube.com/watch?v=RVqOwaRsCfA&list=PL4BC40013AC22A4E5&index=13
http://www.youtube.com/watch?v=GApPOF_XLN0&list=PL4BC40013AC22A4E5&index=14



You Tube;Lo van Gorp

http://www.youtube.com/watch?v=8BakGJbXifE



You Tube; The Crusaders ft Bill Withers " Soul Shadows"

http://www.youtube.com/watch?v=uEuRT-y5ftU