暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

暫しの安らぎ午後10時半の空

2007年06月19日 04時22分10秒 | 日常
何か身の回りの廻り具合がおかしい時もあるものだなあ。

その壱

どら息子が高校卒業試験、それは即ち希望大学入学試験でもあるのだが、それも済んで結果が未だでないものの通ったとしての前祝、クレタ島でのバカンスを終えて戻り、そのガラクタのつまった旅行ケースも整理が付かないまま放置されている中で合格通知が届き、即、浮かれた息子が友人たちと遊びまわった後、先週金曜日に突然左足のくるぶしの痛みと脚に見られぬ斑紋、それに胃腸に痛みが走り、おかしいとうったえたので翌朝車に乗せて家庭医の元に走ればその医者も病気で閉院しており、代理のインターンまがいの若い医者がそこから遠くないところの医院にいると張り紙で知らされそこに連れて行けばその若いのが症状を聴いてなにか煮え切らない、訴える胃腸の痛みにも対処できない見立てでとりあえず月曜日まで様子を見ることにしてうちに戻った。

クレタ島での様子、食事に生活状況を聞いてギリシャ的風土と中欧の違いもあり何かバクテリアかヴィールスで炎症が消化器官に起こっていることは違いないとみていたら痛む息子の加え家人もまた胃腸の様子がおかしいと日曜の午後にこれも近くの総合病院の準救急部に二人を車に積んで出かけ、とりあえずまともな医者の見立てで薬の処方をもらい家の前を通り越して町の反対側にある夜間休日薬局に医者の言う処方どおりのものをもらいに行きそれを二人は飲み下し、家人の方は事なきを得た。

しかし息子の方は月曜日、町の血液センターで検査用の採血をして戻れば痛みは和らぐどころか一層つのり処方の痛み止めも利かないので結局今度は夜の11時に大学病院の救急セクションに連れて行き夜中の3時まで3人ほどの医者が入れ替わり立ち代り血液検査、触診、問診、エコーのスキャニングと検査するものの、結果は盲腸炎ではない、胃の粘膜の炎症ではないと消去法で問題の所在を判定しようとするのだが妊婦が腹の中の子供を見るときに使うエコースキャナーで探って脾臓、肝臓、腎臓、盲腸と若い女医の言うままに見ていると何れも異常がなく本人が訴える部位は大腸でその部分には少々の炎症があるのだけれど特定できないとのこと、血液検査でも白血球の数が増えているけれど結局は今のところ胃でも盲腸でもない、ということだけで私が通風の緊急時に使った鎮痛剤の座薬を尻に詰めて夜中に戻ってきた。

それでは初めの見立ての紫斑病,アレルギー性紫斑病(Henoch Schonlein)、血管炎(Vasculitis)はどこへいったというのだろうか。 何れにせよ再度火曜の午前に大学病院に戻って再度検査ということになるのだが、医者たちの方も今のところとりあえず胃腸の緊急手術の要なしとして皆ぞろぞろと詰め所にもどったようだ。

ま、その中でも本人は痛みに苦しんでいるものの、付き添いの我々夫婦は致し方なく検査室で待つ時間の間、その前に最初の女医に見せた息子の吐瀉物の中から家からすわ胃壁の剥離物だと言って持ってきたのがそうではない果物のかけらではと冷たく女医に言われ、そこで家内がキッチンの流しに引っかかっていた苺のカケラなのではと言い一件落着になったのだが私はその余りのばかばかしさに呆れて声も出なかったことを思い出してここで笑ったのだった。 しかし、その水の中に漂うべらべらのカケラは茶色の一部分があるものの殆どが半透明の白で苺の赤ではなかったのだが、、、、。

その弐

月曜の昼食後、80を前にした義母から電話があり早朝に棚の上の何かをとろうと椅子の上に上がったらバランスを崩して床に落ち腰を痛打して動きがとれず医者を呼び少しは嘔吐して腰痛止めの注射をうけ2,3日は養生すること、それでも痛みが取れない場合は検査というような知らせを受けた。 それで2週間ほどあとに楽しみにしている老夫婦のバカンスを気にしているものだからその娘である家内にそれでは車椅子でも担架ででも行けばいいではないかと冷やかされていた


その参

そしてその義母の口からシシリアに住むイタリア人の甥が昨日電設工事の現場で電気ショックを受け病院に担ぎ込まれたということも聴かされたのだった。 その甥夫婦は先月子供たちを連れてオランダに来、2週間ほどの休暇滞在中に会ったばかりだと言うに。


このように身内で同時に4人も医者にかかることになるなんてカジノのスロットマシンで三つも四つも同じものが並んで大金をは当てたようなものではないだろうか。 ちんジャラジャラは出ず疲れだけが出る。