暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

バミ スープ

2007年06月17日 15時10分31秒 | 喰う
おとといだったか仕事に出かける前に何か腹ごしらえをしようと自転車をこぎながらあれこれと思案していたのだがどうも思いつかず一年に何回か来る、古くて小さな昼食時には殆ど流行っていない中華料理店に入った。 そこから50mも離れていないところにはこの町で一番の中華料理屋があり、そこでは怪しい日本料理もあるものの中華料理は人に勧められる具合でもありその店ではもう先年なくなったベアトリクス女王の父君も来店したという写真も飾ってあるくらいであるのだが、そこは同伴があれば入ろうかと思うところだけれど気軽に新聞を読みながら一人で食事するには気が引けるからここに来るのだろうと思う。

それで入るなり新聞を広げてもう老年に入ろうかという、オランダで30年ぐらい前に私も若いときに聴いた「悲しき雨音」だったかアメリカの流行歌のオランダ版で人気があった男性歌手のゴシップ記事に斜めに目を通しながら「バミ スープ」を注文した。

この日の一週間ほど前にも何年か会わなかった日本から用事と仕事の二股で来ていた知り合いに街角でたまたま出会ったのでここに入り同じく「バミ スープ」を注文したのだった。 上で同伴が居れば町一番の中華料理屋に行くと書いたのだけれどそれはここでは気の置けない知り合いだったからでもあり味はそこそこだけれど、そこそこだから空いていると言えるのだろうけれど、その空いているというところで選ぶのかもしれない。

この店は寂れた雰囲気をもっているのにどういうわけかなくならない。 オーナーは代わっているのだろうが中国人のネットワークというものを承知していないのでどんなものか分からなく店員が来るたびに代わっていることが目に付く。 接客女性はオランダ語が何とかできるというのが殆どで時々外国人が入ってきて英語で注文しようとするのだけれど出来ないものまでがいてそれを見かねて助けたこともあったぐらいだから行くたびに、今度はどんな女性が店員なのか興味のあることろでもある。

店員が変わるのだから価格は何年かに一度は変わるものの名前は変わらないメニューで内容が変わるのは当然かもしれないが一週間ほど前とこの日の違いに驚いて日記にするつもりになったのだ。

目の前に出されたものを見て先ず、なんか見た目が違うと気づいた。 この前はひやむぎのようなうどんに近いようなつるつる麺がこの日はインスタントラーメンの乾麺を戻したしわしわ麺になっている。それに何か具が増えているような気がする。 とうもろこしの若芽、メンマ、野菜を油でいためてからとろみをつけたもの、などだ。

それに肉が増えているようにも感じた。 鶏肉に豚肉のローストなのだが量が増えたのはどうしたことか。 味に関しては昼食にするにはいいのだろうがこれを特別というのには異論がある。

「バミ スープ」というのはバミ(麺類}の入ったスープのことである。 ビール一杯とこれに10.5ユーロほどを払ったのだが、今1ユーロが145円ほどとすればずいぶん高いものになるのだがこれも円がユーロに対して弱いからで自分の生活実感からは1000円ほどではないかと想像する。



午後八時半の入道雲

2007年06月17日 06時44分25秒 | 日常

木曜日にマーケットに出かけたときに新鮮なバジリゴの鉢植えを買った。 ちょっと蒸し暑い日だったから夕食にスープとサラダで軽く仕上げるつもりでトマトスープに浮かせるバジリコの葉っぱと新しく入れた庭土にハーブを少しづつ植えていこうという意図からでもあったのだが、それはいいとして、土に穴を開け水をふりかけプラスチックのポットから取り出したバジリコを植えて廻りに水を足してこれでよし、と家に入った。

それから10分ほどして急に一天空がかき曇り大粒の雨が叩きつけるように降り始めそれが1時間ほど続き食事のときにいざスープに入れる葉を、と思っても雨脚が強すぎて外に出られなくて結局、冷凍庫にいれてあったもので間に合わせた。

この3,4日ほどこのような天気でヨーロッパ各地で局地的な一時的な豪雨が降り続き軽い災害になっているところもある。

うちでの災害は植えたばかりのバジリゴが雨に打たれて完全にぺっちゃんこになってしまったことだ。 それまではまともな格好で植わっていたものが今は見る影もなく押しつぶされている。 1週間もすればそろそろそのままの茎からまた垂直に伸びるものも出てくるのだろうが使えるようになるのにはまだ2週間ぐらいかかるかもしれない。

今日の天気も土砂降りまじりの同じような展開になり、午後から土曜のマーケットに出かけようとしたころから雷の混じる、バケツをぶちまけたような豪雨になり、とても出かける気も起こらず、結局、うちにいてありあわせのもので夕食を済ませたのだが、夕食後にはからりと晴れ上がり青空も見えたのだが入道雲が大きくなりかけているのが窓から見えた。

振ったり止んだりするのはいつものことなのだが、振るときには土砂降りになるのはたまらない。