このごろ、ああ、これが加齢か、ということが多い。
まずは、自分を疑ってしまうということ。これは、自分に自信がない、記憶が定かではないということにつながるかもしれない。
先日、愛用しているブラシが見当たらず、最後に使ったのはいつだろうと考えて、ああ、東京だ、東京のホテルで髪を乾かすときにテレビの横にあった大きな鏡の前でブラシを使ったな、ということを思い出した。
そうよ、きっと。
それで、自室にいた夫に、「ブラシ、このあいだのホテルに忘れてきたみたい。何号室やった?」ときいいたら、「332やった」という。そうそう。332号室だったわ。
スマホが二階の私の部屋(まえの息子の部屋)にある。充電していたのだ。階段をのぼりながら、着払いでブラシを送ってもらったらいくらだろうか、と考え、これは新しいのを買ったほうがいいのかなどと計算する。数日前の忘れものなんて保管してくれているだろうか。
そして、携帯を充電器からはずそうとしたとき。
充電器の横に探していたブラシがあったのだ!
ブラシとスマホを持って階下へ行って「あったわ」と言ったら、「もう???」と呆れられた。
大切なブラシを私が忘れてくるはずはない、とか、帰りに全部ちゃんとチェックしたから残っているはずはない、と以前なら思って家のなかをじっくり探しただろう。
だけど、きっと忘れたんだ。 というところに思考がいく。
また、忘れてきたんだ、と思い込む。
いや、でも本当に忘れていたり思い違いしていることもあるから。頻繁に。
この、マーブル状の記憶の曖昧さがやっかいなんだと思う。
それこそが加齢なのだな。
あ、きょう、ひさしぶりにガレージのようすを見に行ったら、ピンクのチューリップが4つ咲いていた。花はいつも間違えることなく時期がきたら咲く。いいなぁ。これからも花に励まされながら生きていくのだ。
まずは、自分を疑ってしまうということ。これは、自分に自信がない、記憶が定かではないということにつながるかもしれない。
先日、愛用しているブラシが見当たらず、最後に使ったのはいつだろうと考えて、ああ、東京だ、東京のホテルで髪を乾かすときにテレビの横にあった大きな鏡の前でブラシを使ったな、ということを思い出した。
そうよ、きっと。
それで、自室にいた夫に、「ブラシ、このあいだのホテルに忘れてきたみたい。何号室やった?」ときいいたら、「332やった」という。そうそう。332号室だったわ。
スマホが二階の私の部屋(まえの息子の部屋)にある。充電していたのだ。階段をのぼりながら、着払いでブラシを送ってもらったらいくらだろうか、と考え、これは新しいのを買ったほうがいいのかなどと計算する。数日前の忘れものなんて保管してくれているだろうか。
そして、携帯を充電器からはずそうとしたとき。
充電器の横に探していたブラシがあったのだ!
ブラシとスマホを持って階下へ行って「あったわ」と言ったら、「もう???」と呆れられた。
大切なブラシを私が忘れてくるはずはない、とか、帰りに全部ちゃんとチェックしたから残っているはずはない、と以前なら思って家のなかをじっくり探しただろう。
だけど、きっと忘れたんだ。 というところに思考がいく。
また、忘れてきたんだ、と思い込む。
いや、でも本当に忘れていたり思い違いしていることもあるから。頻繁に。
この、マーブル状の記憶の曖昧さがやっかいなんだと思う。
それこそが加齢なのだな。
あ、きょう、ひさしぶりにガレージのようすを見に行ったら、ピンクのチューリップが4つ咲いていた。花はいつも間違えることなく時期がきたら咲く。いいなぁ。これからも花に励まされながら生きていくのだ。
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