ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

アカメ

2024-03-29 19:23:24 | 日記
 きょうは母に会いに行ってきた。月に一度(妹とあわせて2度)、面会に行くことにしている。

 それと、これから半年の介護計画の見直しの面談。

 あとは、今月初めに救急搬送された際の会計を搬送先の病院にしにいくというミッションもあった。

 10時に家を出て、まずは実家へ寄って雨戸を開ける。だんだん生活感が薄くなってきたなぁと思う。それと、2軒隣の家が更地にするべく重機で取り壊されていた。ああ、うちの実家もこうなるんだなぁとちょっと悲しくなる。

 持ち物の確認。母の春用の服、ズボン、肌着を2~3着ずつ持ってくるように施設から言われていたので、準備する。ズボンはこのあいだも2着買って持って行ったんだけどな。

 ズボンがなかったので買いに行く。ついでにお弁当も買ってきて食べる。

 13時半から母と面会。そのあいだに夫に病院への清算に行ってもらう。

 母は元気そうだった。皮膚の炎症も収まり、もう皆さんと一緒に食事をとったり雑談したりしてもいいことになったらしい。よかったな。

 切っていったせとか(なかなかせとかは販売期間が短いから、見かけたらかならず買う)を2切れ。母はおいしそうに食べていた。あとひとくちパウンドケーキやチョコレートをお茶をのみながらふたりで食べる。

 春の光がフロアに射していて、「あったかいね」「きょうはいい天気だね」という会話を10回くらいする。母が実家にいたときは同じことを言ったりされるとだんだん返事がいい加減になっていったものだったけど、いまは離れているからおだやかに返事ができる。

 14時から面談。基本はいまのまま。でも母は要介護4から要介護3に戻ったらしい。すごい。やっぱり施設で暮らしているとサポートがあるし、転びにくいせいもあるのかもしれない。

 このまま元気でいてほしい。

 写真は「アカメ」。新芽が赤いから母は「アカメ」と呼んでいたけれど、いましらべたら、「ベニカナメ」という植物みたい。でもいいのだ。わたしたちの間では「アカメ」だから。

 一昨年の春は自宅のキッチンの窓から隣の公園に植えられたアカメの生垣を母は毎日眺めていた。そして、「またうちのアカメが盗られた」「アカメがきれいだから盗っていくひとがいる」とか妄想のようなひとりごとを言っていた。もともとうちの植木ではないし、そんなものを盗っていく人がいるのかと疑っていたけれど。

 アカメを町で見かけると「アカメが盗られる」と心配していた母の声を思い出す。

 きょうも実家の横の公園にはアカメが元気に伸びていた。

コメント
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