ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

仕事と短歌と

2021-05-12 21:06:37 | 日記

 きのう、新人研修があって、なんとか終わった。 いろいろばたばたしたけれど、研修の会場が、塔の全国大会の分歌会、忘年歌会、拡大編集会議で使ったことのあった部屋だったので、(そういえば、私の第一歌集『貿易風』の歌集批評会も階は違うけど同じビルだった)なんとなく緊張せずに済んだ。

 

 研修は10時から。9時40分くらいに会場へ行くと、1時間前に準備のために隣の課のスタッフがいたのに、段取りがうまくいっていなかった。準備していた資料もコピーされていないものがあったし、プロジェクターもパソコンもなく、Wifiさえ繋がらない状態だった。

 

 3人が順番に講師として話す予定で、一人めのY氏の顔面が蒼白になっていた。私はとりあえずコピーされていなかったY氏の資料の原本を借りて、階下へ降りて受付でコピーを頼んだ。歌会の詠草のコピーとか会議資料のコピーを頼んだことがあったので、すんなりいく。やはりいろんなスタッフは経験しておくものだなぁ。思わぬところで役に立つ。

 

 課長が「順番を変えて先にふじたさんからってわけにはいかないですか」とか聞いてくる。む、無理ですよ。私はY氏の補足として話す段取りにしているのに・・・3人目のHさんは持参してきたパソコンにデータを送ってもらう作業をしてくれていた。なんでこんなことに・・・(半泣き)Y氏はプロジェクターがないと話せないというし。

 

 でも、Hさんのおかげでなんとか10時3分には始められて、Y氏も何事もなかったかのようにスムーズに講義されていた。3人目のHさんはプロなので、さすがに話がうまい。時間もきっちり。まぁ、私はそのあいだの箸休め程度の説明だったけれど、終わったあとに課長が「いやぁ、きょうの講習会は実によかった!」とほめてくれたのでほっとした。

 

 前日まで予習というか資料を作ったり読み直したり、家でもやろうと思っていたのだけど、ちょうどいま、冬道さんの歌集販売の担当になっていて、毎日電話やメールや葉書がくる。でも押し寄せるというほどでもないので、ちょっと話したり、ちょっとお返事書いたりするのが結構楽しい。顔見知りのひともたくさんおられて、短い挨拶とか近況とかのやりとりをしているうちに懐かしくなる。ときにはほんとうにつぎに全国大会が開催されて会えたら、ハグして泣くわ、と思えるひともいる。

 

 みなさん、はやく心配のない暮らしに戻りたいという気持ちは同じで、それぞれがんばっておられるなと思うと励まされる。仕事の資料を読み直すより、がんばる気持ちが強くなってくるのがありがたかった。

 

 そうだ、私はひとりでこつこつっていうより、人との関わりのなかで短歌も仕事も続けてきたんだなと思う。 この春に受けたコーディネーターなんて仕事、荷が重いんじゃないか、こんなに知らないことだらけでやれるんだろうか、と思っていたけれど、知らないことは調べたりよく知っている人に訊いたりすればいいし、人の前で話すのも慣れてきたし、案外むいてるのかもと思えてきた。

 

 緊急事態宣言の延長で、予定されていた出張はすべて延期になってしまったけれど、やれることをやろう、と思う。

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