ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

あの鐘を鳴らすのはあなた、Wishノート

2019-08-30 23:41:55 | 日記

 ようやく金曜日。

 

 めくるめく短歌イベントの帰りに「あしたから仕事やだな」といったら、「でも、3日行ったらやすみじゃないですか」と言われ、そっか!と思い直したのですが、水曜日の仕事が月末でもあるしかなりの量になって、1.5倍速でわきめもふらず処理。

 

 きのうも淡々とこなし、きょうは午後から出張だったので午前の後半は3倍速で仕事をした。きょうのセミナー、講師がとてもよかったな。16時半に事務所に戻ってきて残りの仕事と報告をして、定時に帰る。

 

 帰宅して、ぼうっとひさしぶりにテレビを見る。

 

 和田アキ子の特集みたいな番組をやっていて、「あの鐘を鳴らすのはあなた」について、作詞をした阿久悠に「あなたって誰に向かって歌えばいいんですか」ときいたら、「いままであっこが出会ったすべてのひとに向かって歌えばいい」と言われた、と言う話、とてもよかった。最後に和田アキ子がその歌を歌って番組は終わりだったんだけど、しみじみ歌詞をきいたら、なんか泣けて来た。(最近なみだもろい)

 

   「あの鐘を鳴らすのはあなた」

 あなたに逢えてよかった あなたには希望の匂いがする

 つまずいて傷ついて泣き叫んでも さわやかな希望の匂いがする

 町は今 眠りの中 あの鐘を鳴らすのはあなた

 人はみな 悩みの中 あの鐘を鳴らすのはあなた

 

 そしてそのままテレビをみていたら、ドラマが始まって、いままで一度も見たことはなかったけれど、そのなかで「Wishノート」という自分の夢を画用紙に書いてみるシーンがあって。眠っていた記憶が戻って来た。

 

 私がはじめて就職した会社の先輩に勧められて、Wishノートを書いたこと。大きな画用紙に。できるだけ具体的に書いたほうが夢が本当になる、と言われて、かなり細かな絵もそえて書いたのだった。 「好きな絵本を並べて自由に読めるお店。すてきなカードを自分で描いて売ったり、壁には画家が描いた絵を展示したりできるお店で、喫茶スペースもあってのんびりできるお店をする」 というコンセプトのもと、自分でお店の外観とか内装とか、テーブルの配置とかも書いていた。あの画用紙、どこへいったんだろう。私が22歳くらいのこと。

 

 そして、ふと、このあいだのめくるめく短歌☆イベントはまさしく夢の実現ではないか、と気が付いた。 絵本のかわりに歌集だったけど。私の描いたカードのかわりに友達が作ってくれたきれいなチケットをきてくれたひとに渡したり、私と友達が作った飲み物をだしたりした。壁には錦見さんの著書の装幀に使われた絵を展示していたし、外観とか内装はまったく違うけれど、私が描いたのよりずっとすてきな空間だった。

 

 ああ、こんな形で夢は叶ったんだ、とちょっと放心状態になった。

 

 そうだなぁ、本を出すなんてあのころは想像もしていなかったし。自分の人生はある程度、自分で行きたい方向を潜在意識のなかに埋め込んでおけば、知らず知らずのうちに本当になる、ものなのかもしれないなぁと思った。すてきなことを教えてくれた当時の先輩にいまごろだけど深く感謝。

 

 

 

 

コメント
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