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映画「日本と原発」

2015-02-15 | cinema

ドキュメンタリー映画「日本と原発」の有料試写会に行ってきました。
渋谷まで見に行くかどうしようか、と思っていた矢先、幸運にも、わが街の市民プラザで一日間だけ上映されることになったのです。

東日本大震災にともなう原発事故発生から、もうすぐで4年が経ちます。あの時のショックが薄らいでいき、笑顔がもどるのは良いとしても、解決できていないことが山積みなのに再稼働を推進するとは、どういう考えに基づくのか訳がわかりません。なければ起こらなかった事故です。もっと真剣に考え、国民の総意をくみ取るべきだと思うのですが、それを阻止している大きな壁って、一体なんでしょう。

日頃の疑問が少しは解消できるかも、と、都内まで行ってでも見てきたいと思っていたので、その日を待っていました。当日、昼の部に行ったら60名の定員がすぐにオーバーし、更に10名ほどに入ってもらって締め切ったとのこと。残念でしたが、近所なのでそれでは夜の部にと、少し早めに出かけました。

「安心で安全な地球を次世代に残すには原発はいらない」と、各地の原発運転差し止め訴訟などを主導する弁護士の河合弘之氏。東京電力福島第一原発事故後も、脱原発が世間になかなか浸透しないもどかしさを感じていたところ、友人から「映画を作ったら」と言われたことがきっかけで初監督した映画です。最初は知合いの著名な映画監督に依頼したが、作れば干される、と、断られたそうです。

 

有名企業を取り巻く多くの裁判で勝ち続けてきた辣腕弁護士・河合弘之。
しかし、河合の人生後半戦の一大事業と位置付けた原発訴訟は、負け続けだった。
何年続けても、どんなに方法論を工夫しても、勝てなかった。
逆襲弁護士と呼ばれるタフな河合だが、負け続ける原発訴訟にその闘志は弱まっていた。
そして、2011年3月11日。
東京電力福島第一原子力発電所で原子力発電史上最悪の事故が起きた。
河合は決心した。「絶対にあきらめない」。

これは、弁護士河合弘之と盟友弁護士海渡雄一、訴訟を共に闘う木村結の3人が多くの関係者、有識者にインタビュー取材を行い、現地での情報収集や報道資料等を基に事故に巻き込まれた人々の苦しみ、原発事故を引き起こした背景、改善されない規制基準、エネルギー政策のウソと真実を追求したドキュメンタリーである。

「裁判はたったひとりでも正義をかけて闘える民主主義の安全弁みたいなものだ。だから、僕はひとりでも闘う。でもそれだけじゃ、みんなに伝わらない。ひとりでも多くの人に真実を伝えるには、やはり、映画しかない」(河合弘之) 
~パンフレットより~

自然の前でも、作り物の前でも、成すすべもなく無力で混乱に陥っていた日本・・・。地震国だから、ではなく、人間が制御できないものには、どんなに便利なものでも手をだしてはいけないんじゃないですか?
あの時感じた気持ちを再び強く思いかえすことが出来ただけでも良かったです。国民投票という手もあったのですね。

「私たちは原発で幸せですか?」という問いに、真剣に向き合いたいと思いました。

次回は、下のパンフレットにある、同県でもとても遠く感じられる千葉市での開催です。オフィシャルサイトでも開催地などが見られます。

 

オフィシャルサイト

みんなで決めよう「原発」」国民投票


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