ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

ソーシャル・ネットワーク

2011-01-30 | cinema

 ずっと気になっていた映画を見て来ました。去年、初めてfacebookのアカウントをゲットしたときは、創始者が誰か、など全く知らなかったし興味もありませんでした。
単にアカウントを持っているだけの私にとって、原則実名登録のfacebookにはとても抵抗がありましたし、平気で誕生日や出身校などを書き込んだ上、本人の写真を含め沢山の写真を投稿している子供たちのサイトに不安を感じていました。「自分が許可して友達にならないと見れないんだから安全よ。決まった人しか見れないようにも出来るし。」と言われたってねえ。友達の数が数百人というけど、許可するしない、をどのような基準で決めているんだろう、と、昔の若者はつい警戒心でいっぱいになります。

そんなこともあってフェイスブック創始者、マーク・ザッカーバーグが主役として描かれたデヴィッド・フィンチャー監督の映画「ソーシャル・ネットワーク」は絶対見に行こう、と思っていたのです。

それはハーバード大学寮の一室でした。この実名交流サイトの最初の計画が生み出されたのは。それも弱冠19才の学生が、ガールフレンドに振られたようなたわいない動機が発端だったなんて。動機が何にせよ、“おたく”というか、ナード的なマークの性格が、振られた理由の一つだったようだし、5億以上もの人間が利用するサイトを創り出せたのもその性格があってこそ、だと感じました。
              
          
        

映画はとてもよく出来ていて、最後までスクリーンに引き付けられっぱなしでした。喋って喋って喋り捲る映画で、字幕を追うのも大変でしたが、その中にもアメリカ的ユーモアが随所に感じられたし、終りかたもよかった。ああ言えばこう、と、呆れるほど人の怒りを誘うような答弁を鉄砲のごとくに発言する
人間が、無言になるときに見せる表情のほうにより雄弁さを感じたのは私だけでしょうか。

             

自分たちのアイディアを盗んだ、と訴えるウィンクルボス兄弟に対しての、ハーバード大の学長の言った言葉が小気味よかったです。盗られたら新たに創り出せばいいだけの話じゃないか、的な台詞でしたが、さすがハーバード。優秀な頭脳は護りより創り出すことに使用せよ、ってことでしょう。その双子兄弟を初めて見たときに言った台詞には笑っちゃいました。また、ナップスターの創設者、ショーン・パーカーがマークに与える強力な影響力が原因で、それまで共に計画を練り資金を提供してくれた親友エドゥアルド・サべりンとの仲にひびが入り、最終的には裁判沙汰になってしまいます。ウィンクルボス兄弟との訴訟と併せて二つの訴訟が、過去(と言っても2~3年)を振り返りながらストーリーは進んで行くのです。
ショーン・パーカーの言った台詞の中で、「VICTORIA'S SECRETというレディースウェアの会社設立にまつわる話しが出てきましたが、娘のところにカタログが届いていたり、注文もしているようなので興味津々に聞いていました。通信販売が主な会社ですが、カタログにスーパーモデルを起用して有名になったとか。そのモデルだよ、と言って映画の中でショーンが紹介していましが、セクシー路線の通販カタログの中身にはドキッとするようなランジェリーが多々あり、親としては悩ましい限りでした。(余計なことでした!)
  

       

エンドロールには、“この作品は事実に基づき、随所に創作を加えたドラマです”、と記されていましたが、どの部分が創作なのかはわかりません。facebook側がこの映画にいっさい協力しなかったとは言え、アーロン・ソーキンの脚本は実に素晴らしい。マーク役のジェシー・アイゼンバーグ、エドゥアルド役のアンドリュー・ガーフィールド、ショーン・パーカー役のジャスティン・ティンバーレイクなど、ピッタリの味を出していました。マークの元ガールフレンド、エリカ役で出ていたルーニー・マーラはフィンチャー監督の次回作「ミレニアムドラゴン・タトゥーの女」の主演女優に選ばれたとのこと。

私にとって「ソーシャル・ネットワーク」は、これまでに数々の賞を受賞し、次回のアカデミー賞に幾つもノミネートされていることに全く異議なし、の映画と見ました。そして、まだ若い実在の人物たちの今後の活躍が益々気になりそうです。
特に「インターネット時代のビル・ゲイツ」と呼ばれ、米フォーブス誌の2010年版世界長者番付で「世界で最も若い億万長者」となった26才のマーク・ザッカーバーグ氏。若くしてトップに踊り出たら、あとは落ちるしかないじゃないですか。親ほどの年齢の私の視線から見ると、なんとなく気掛かりなのですが・・。しかし、健康なら平凡でいい、の世界の住人ではないですから、余計なことでしたね。

       

        SOCIAL NETWORK ←オフィシャルサイト

シネ・イクスピアリでは「最後の忠臣蔵」や「アンストッパブル」も上映中だったのでチケット売場で一瞬迷いました。「デザート・フラワー」は、見たかったのにもう終わっていました。早すぎ!

右も左も若いカップルで焦ったけど、そんなことを忘れて映画に没頭し、帰宅後すぐにブログ投稿したくなったのも、映画の勢いがわが身に乗り移ったから?ぐずぐずしていたら即、先を越される厳しい業界には付いていけないけど、ブログ投稿ぐらいなら、私にもできるもんね。

 

この記事の前に投稿予定のブログがまだ終わらないのですが、後日、投稿することにします。
投稿記事を書きながら観戦していたサッカーアジア杯決勝 対豪州戦。ヒヤヒヤで見たくなかったけど延長後半でやっと決めてくれましたね。PK戦にならなくてホッとしました。
           アジアカップ優勝おめでとう!!
 

 


最新の画像もっと見る