ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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悲しみの日

2009-11-08 | weblog

ハロウィンは、カトリックの諸聖人の日(万聖節)の前晩に行われる伝統行事。諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった。ケルト人の収穫感謝祭がカトリックに取り入れられたものとされている。(wikiより)

そして、11月1日の「諸聖人の日」の翌日が「Day of The Dead (死者の日)」という日だと、これまた娘からのメールで知った。本来は亡くなった人を忍ぶ悲しい日だが、今ではお祭り化しているところが多いそうだ。
そうなんだ・・11月2日はブラジルでもフィナードスと言って日本で言うお盆にあたる日なので、必ずお墓参りに行っていたなぁ、と、懐かしく思い出した。今は義父がただ一人、墓地で眠っている。

いまさらハロウィン画像とは、、自分でもゲンナリで、パスパス、と思ったけど、このあたりからブログが前に進まなくなったのには、色々な心の揺れがあったから。
(左の画像はイクスピアリ内でのもの)

夫の誕生日の夕方、バースデーケーキとしてアトレで「タルトポワール」ホールを買って自宅マンションのエレベーターに乗ろうとしたとき、左側に貼り出された訃報のお知らせが目に入った。その一枚の張り紙の中に馴染みの名前を見つけて愕然とした。闘病中だということはうすうす知っていたけど・・・こんなに早く逝ってしまわれるだなんて絶対信じられなかった。以前生協でご一緒だったし、お互いの娘が同年だったし、いつどこですれ違っても素敵な笑顔を返してくれる、いつまでもお姉さんのような雰囲気の若々しい方。あの笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。もう彼女に会えないと思うと寂しくてたまらなくなった。ウチがリフォームして綺麗になったら是非遊びに来てね、と言ったはいいが、その機会が来ないうちに私の手の届かない遠くの国へ旅立ってしまうだなんて
翌日の葬儀では、昨年生まれたお孫さんの無邪気な笑顔を見て少しは心が安らいだが、会場の入口に飾られた2種類の華麗なダンス衣装やトロフィーの数々、そしてパートナーであるご主人と踊っている写真を見ていたら又悲しくなってしまった。
ご主人のご挨拶のお言葉の中ではじめて知ったのだが、パートナーとして共にダンスを始めてから12年経ったそうだ。はじめは、ダンスなんかとんでもない、と、頭から跳ね除けていたご主人を一年がかりで説得したこと。そのうちにご主人の方も熱が入ってきて昨年はイギリスまで大きなダンス大会を見にいったことなど・・・。「彼女には本当に沢山のことを教えて貰った。」と、涙ながら話されたときは胸が締め付けられる思いだった。なんてすてきなんだろう、妻でも家内でもない、「彼女」という言葉を使いながら感謝の言葉を述べるだなんて!昔、生協の集まりでお宅に伺ったとき、リフォームされた寝室も見せてくれた事を思い出した。そこにはwベットが一つあり、それを見て皆がひやかしたものだ。実生活とダンスの両方でのパートナーを失ったご主人には何を言ってよいか、言葉は見つからない。噛み締めるほどの良き絆を築いていかれたお二人のことを思いながら、私の今まで築いてきたものってあったっけ、と考えこんだ一日だった。

上の画像は、いつだったか彼女と最後に笑みを交わしたマンション内の道。向こうの方から家に向かって歩いて来る彼女と、駅の方へ向かう私が、この画像の中ですれ違った。(落葉の季節では、勿論なかったけど)  合掌

 


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