ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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   人生は ・・・ダバダバダ・・・

続 2010年ブックフェアにて 

2010-07-27 | visit/drive

東京国際ブックフェアの追記をしていたら、本文が多すぎて投稿できませんでした。それで 内容を二つに分けることにしました。年中、「今更!ブログ」で恥かしいけど、開き直っての投稿で~す。

児童書フェアの会場では、奥野かるた店のとなりに佼成出版社ブースがあり、葉 祥明氏のサイン会が行われていました。サイン会といえば、翌日の日曜日に来ていたなら「名も知らぬ遠き島より」を出版された山口智子さんや、谷川俊太郎さんの詩を英訳した「A FRIEND」のアーサー・ビナード氏に会えたかもしれません。私のミーハーぶりには呆れましたかぁ?でもでも、知っている人?に会えるのって楽しいですよね。

児童書フェアの中には、小スペースですがブラジルの出版社ブースもあったので、懐かしく見回してしまいました。私がブラジルで子育てした期間は上の子が約8才、下が5才8ヶ月まででしたが、その間に読み聞かせた絵本は皆、日本から送られてきた、または友人から譲り受けた日本の絵本でしたね。だって現地校に通っていたから、家庭内で日本語を使わせるのは親の役目、というか、ねばならぬ、のです。そうしていても、日常会話にドンドン現地語が入ってきますからね。(えっ、親が現地語が下手だからですって?へへ・・)

西一ホールの入口を入ると、外国のパビリオンが幾つか並んでいました。今年のブックフェアのテーマ国はサウジアラビアとのこと。そのブースたるや、広い会場内でも目を見張るほどの巨大なスペースを陣取っていて、周辺はアラビア人だらけ。民族衣装を撮りたい、と、この方にカメラを向けました。

資源のない東南アジアの小さな島国 日本の対極にあたる、リッチな石油王国、というイメージしか持ち合わせていませんでしたが、サウジアラビア駐日大使のこのインタビューを読むと、急に親しみがわいてくるんですよね。その中で、これから出版したい本について次のようなことを言っていたのが印象的でした。

    今度、私は日本とアラブのことわざの比較をするという本を出したい
    と思っています。面白いでしょ?ことわざを勉強すると、日本の文化
    も分かってくるし、考え方が分かりますよね。アラブにもいいことわざ
    がたくさんあります。 
    「人は亡くなると土に返り消えてしまうが、本は永遠に生き続ける」
    いい言葉でしょう?

洋書バーゲンコーナーや造本装幀コンクールのコーナーもありますが、すべてざっと見でした。やはり、ゲストなどがトークしているブースが面白い。
農山漁村文化協会(農文協)って所でも面白そうな本を沢山出版しているんですね。
 

ここで「男前ぼうろとシンデレラビスコッティ」の按田優子さんがお話しているところに出くわしました。ラッキーなことに間もなく試食用のぼうろが配られたのです!そこでちゃっかり手をのばし、お口に入れたbiancaでした。按田(あんだ)さんはタカコ・ナカムラに師事し工房長として商品開発に務め、現在は代々木上原の人気マクロビオティックカフェ・デリ「Kanbutsu Café」のマネージャーとして活躍中とのこと。

こちらは京都の禅文化研究所のブースです。お坊さんのお話があり、椅子に座りながらのミニ座禅も行われていました。ブログ禅の中で、東京に「Zen Cafe」があることを知り、興味が湧いてきました。ここで本を一冊ご購入です。

版元ドットコムでは、「本が好き!」スペシャルイベントとして、人気書評ブログわたしが知ら ないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」のDainさんと、スゴ本オフ会メンバーが“本好き”と“本”との出会いについてのトークショー開催中でした。
って、あとで調べてわかったわけですが、本に関わる色々なコミュニティーやブログがあるってことがよくわかりました。検索しながらいちいち立ち止まって読んでいたりしたら、自分のブログ更新がどんどん遅れました。

集英社ブースは屋根?のカーブがきれいでしたね。姜氏の本はここでご購入。

同題の姜氏の著書とは当然別物ですが、みすず書房でも「悩む力」を発見。斉藤道雄氏のノンフィクションで副題が「べてるの家の人々」。

未來社のブースでは、姜氏が影響を受けたという丸山眞男やマックス・ヴェーバーの本が置かれていました。哲学、思想などの専門書が多い未來社。木に人が二人ぶら下がっている「來」という字を使うところが憎い~。  

借りぐらしのアリエッティのポスターが目立つ「書物復権8社の会」。
リクエストによって書物の復権が可能になるんですね。

    出会いそこねたモノとしての本、出会いは難しくなる一方、
    (たとえば復刊でも)会うことができると、かつて読んだ人の時間と、
    今の自分の時間が呼応するかのように、思いを巡らしうる。
    自分の体も時間も有限なのに、本が、その限界を揺さぶってくれる。

リンク先に書かれた上の文章から、サウジアラビアのことわざを思い出しました。
    「人は亡くなると土に返り消えてしまうが、本は永遠に生き続ける」

雑誌で作られたタワーがひと際目立つのは、文芸春秋社のブースです。

Numberというスポーツグラフィック誌が刊行されてから、今年で30周年を迎えたとのこと。買ったことはないけど、ワールドカップなど、興味あるスポーツの祭典があるときは(特に、お熱な選手のいるときにゃ、)本屋で若者やオジサンに混じって立ち読みをしたりしますが、迫力ある写真が満載の雑誌ですね。
別の雑誌の500円コーナーもありました。
  
     

松下幸之助氏の写真と共に迎えてくれたのは言わずと知れたPHP研究所。探していた文庫本を見つけて購入。家のPCではPHPのHPで「一番じゃなきゃダメですか」をちょっと立ち読みしたりして。

だいたい回ったかな、というところでUターン。
イランパビリオンに座っていた女性たちの美しさについカメラを向けました。


読書グッズゾーンで見つけた栞コーナーには、ロシアの民族衣装を着せたこんなブックマークもありました。壁一面が栞だらけのロシアの「Nevsky Znak」、このサイトで更に沢山の栞を見ることが出来ますよ。

 

イタリア文化会館が受け持つイタリアパビリオン。真っ赤なカーペットに白と緑のアクセントが目を引きます。カラフルな絵本の数々に、つい手が伸びてしまいます。

最後は、デジタル パブリッシング フェア方面へ。 アナログ人間には最もわけのわからぬセクションですが、少なくともパソコン、ブログ、ケータイ、デジカメを利用しているんだから、もっとわかって然るべき部門にしていかなくてはね。っていうか、いままで学習したことを維持するだけで精一杯、が本音で、これ以上は、何かを捨てなきゃ入っていかないかも~。

Google はさすが、覗いて見たくなるようにすっきりしたブースです。各ブースを作るのは専門のデザイン会社でしょうが、内容よりも視覚に左右されるのが、こういったフェアとか見本市。遠くからでもその洗練さが目立つと、集客力も伸びるんでしょうね~。

次はセルシス・ボイジャーブースです。
ボイジャーの代表取締役 萩野 正昭氏が壇上でお話しているところでした。

後日、You tube上で講演映像、見つけましたが、ボイジャーHPトップで幾つもの講演映像が見れるようになっています。 電子出版かぁ。要は“眼”なんだよね。電子出版物を本として見るには年とりすぎちゃったかも。ツイッターもしかり。ブログだけはどうにかしがみ付いて、我が脳トレの一環としなくちゃな。 

お向かいのTOPPANさんです。興味は内容よりもこんな場面。 

台北コンピューター協会のブースでは、閉館間近の気配が。
受付嬢が写真を撮り合っていました。

もう半月も前のことの投稿、ったく呆れてしまいますね。
忘れそうな情景をほんの少しずつ思い出しながら、書くというより、ほぼ画像紹介となりました。やはりすぐに書かないとまずいな、という思いを抱きながら終わらせた、というのが正直なところです。
今年のブックフェアは、今まで行った中でも活気があったように思いましたが、入場者の数が過去最高だった、と聞き、頷けました。

書籍の電子化や「ブックオフ」のような古本屋が全国規模に広まっても、本屋さんが街から姿を消すことのないように願いたいです。それには購買者がいないとまずいんですよね。私、ブックオフで買うから、あなた書店で買ってよ、と言うのは虫が良すぎるかぁ。

 

追記:
今朝の朝刊に、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ)という本に対する記事が載っていました。野球部の女子マネがその本を先輩OBに勧められて読み、実践してみたら、野球部の雰囲気が変わってきた、ということが書かれていましたが、本のちからってすごいですね。こんな親しみの持てる話題から、読書離れの若者が 本に対して興味を持つようになれば何よりですね。


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