春も半ばとなったのに、いったい本当の春らしい春はどうしちゃったのでしょう?ダウンやオーバーコート類を、「半額キャンペーン」に釣られてクリーニングに出した翌日から又、寒さがぶり返し、処分しようか、と思っていた上着を取り出して着たりしています。
上野に行った当日は、ほどよい陽気たったので、満開のピークを過ぎた桜でも、名残惜しんで楽しむお花見客や鳥たちは 見るからにウキウキ気分。
不忍池のほとりは何度も歩いたことがありますが、池の中央を長く伸びる桜並木の遊歩提を歩いたのは初めて。そこにたどり着くまでは神社や露店があったりで、それなりに面白かったです。トルコのケバブ、韓国のトッポッキの売り手がとても個性的!
まず、池に面した食事処でうどんを注文して腹ごしらえ。景色のよいところって、一般的に食事はたいした事ない、と友人が言っていたとおり。こんなに素敵な池のほとりなんだから、もっとシャレた店があっても良さそうなのに、ない!
不忍池の地形;中央に弁才天を祀る弁天島(中之島)を配し、遊歩のための堤で
3つの部分に分かれている。一面が蓮で覆われる蓮池、
ボートを漕いで楽しむことのできるボート池、上野動物園の中に
位置しカワウが繁殖している鵜の池の3つである。(Wikiより)
お線香って、こんなに色とりどりでしたっけ?
ここ数年、ついていないことが多いので、一応弁天堂でお参りしました。
御釈迦さまだろうとイエスさまだろうと構わずに、お参りや祈りの場所があると、つい祈願してしまう私。これって不謹慎なのでしょうか。
池の衝立棒のてっぺんには、入れ替わり
立ち代り様々な種類の鳥が止りに来ては
ポーズを決めてくれますが、なかなかこ
っちを向いてくれない。そばのベンチに
坐っていたオジサングループの一人が、
よ~し、こっち向かしてやるからな、と
言って、持っていた食べ物を放り投げて
くれましたが、向くどころか、エサを目
がけて動き回るので難しかった~。
鳥類:不忍池では渡り鳥、留鳥あわせて数十種類の鳥類が見られ多い時には
1万羽を超えることもある。その中でも特に多いのがキンクロハジロ、
ホシハジロ、オナガガモである。(Wikiより)
美術館に行く前に、池の周辺でゆっくりしすぎました。長い階段を昇って歩いて行くと、散り始めたにもかかわらず、ブルーシートの上にお弁当などをセットし、宴会準備をしているグループもいました。外国人にとっては面白い光景なのでしょう。立ち止まって興味津々に覗き込んだり写真を撮ったりしていましたね。分別ゴミ箱もどんなにお洒落にしても、こんなにドデカイと、ブルーシート同様、景観を損ないます。各々が持ち帰って欲しいところです。が、自分が幹事だったらゴミ箱は有難い。勝手なものだ。
大噴水の先まで進み、芸大方面へ足をのばしました。そこでアートプラザを発見。芸大教職員等の作品を中心に書籍なども展示販売しており、くつろげる椅子もあったので、自販機でコーヒーを買い、ゆっくりといただきました。ショップには「東京芸大クッキー」なるものも販売されていましたよ。
奏楽堂の前にはすでに何人もが列をなしていたので、掲示板を見たら、あと一時間ほどで始まるようでした。そばにいた人も券があれば入りたいと言って、どこかに訊ねに行ったようです。私が歩き出すと、追いかけてきて親切にも当日券が買えるようだから聴いていきませんか、と言われました。聴きたいのは山々でしたが、そうすると絵を見る時間がかなり慌しくなりそうなので断念。
芸大奏楽堂の前の“芸術の散歩道”には、芸大生の卒業制作の作品が一年ごとに入れ替わり展示されています。今年度選ばれた4点の作品のうち二点だけ写真に収めました。
石川直也「アメダマ傘」
熊谷貴明「Sofa]
アデウス奏楽堂!またゆっくり来るからね。
通りの向こう側は、重要文化財である 国立博物館の黒門
菜の花のすぐ手前では、森の住民?が数人で酒盛りをしていました。
国博の「春の庭園開放」が4月18日(日)までなので、本当はそっちにも寄りたかったのですが、着いたのが遅かった上、不忍池でゆっくりしすぎて10時~16時の開園時間に間に合いませんでした。
最後は、国立西洋美術館で開催中の「フランク・ブラングィン展」。すでに6時を回っていましたが、この日の開館時間は夜8時まで。夕食の支度が遅くても良い日って嬉しいな。展覧会については後日、或いはパスするかも、です。
母の記憶力が日々危うくて、一週間のうちの数日、
夕食を共にしてお泊まりしています。
ボケを少しでも食い止められますように。
むこうにパソコンがあったらいいんですけどね。