ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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パリ二人旅 4

2008-12-27 | パリ二人旅

朝、部屋のカーテンを引いた
ら、又、雨がちな曇り空だったのでがっかりする。パリのこの時期は常に傘を持って歩いた方が無難、とのことなので、傘はちゃんと持参して来たが、バックの中では結構なお荷物だ。

今日はまず、近くの観光案内所でミュージアムパスを手に入れることから始めよう、と、ゆっくり朝食をしたあと外に出る。

ホテルを出て右手(ルーブル方面)にちょっと行ったところにパン屋さんがある。

 ~~その名前は“PAUL”~~


オペラ付近ではここを含め、“PAUL”を2店舗発見。いずれの店舗も毎回通る度に混んでいるので人気の程が覗える。
東京でもあちこちに出来ているPaulだけど、毎日のパンにしては(わが家にとって)高級すぎだ。
美味しいんだけどね~・・・↓


オペラ座と反対方向に歩いて行き、MONOPRIXという大きなスーパーを見つけた。それが、娘が知人から教えてもらい、探そうとしていたスーパーだったので大喜び。スーパーと言っても、表通りに面している所はファッションと化粧品で占められ、奥に行くと地下と二階のある事がわかる。入ったら最後、時間が・・・。

もちろんスーパーだから、最初は物珍しく見るんだけど、これといって欲しいものは見当たらない。雑貨もファッションもイマイチだ。食品だけは生鮮ものから菓子類、飲物などずらりと揃っているので、こういう所でお弁当でも買っていれば旅行も安上がりというもの。私たちも水だけは買って持ち歩き、水分補給をマメにしたけど、MONOPRIXはびっくりするほど安かった。

 

 
      MONOPRIX Pyramides
  
      
      
     
     
娘の用事?が終わらないので一人二階へ、地下へとうろうろする。地階‐生鮮野菜売り場では名前のわからない野菜も多いが、豊富な品揃えを見ていると買わなくても心が躍る。ホテル選びがバッチリだったことを再確認。店内撮影ってOKかしら、と躊躇していると日本人らしき男性がデジカメ撮影をしているではないか!それじゃぁ、と、野菜の棚の部分だけをササッと撮ってみる。何だか判らないものも多くあったが、いちいちメモするのも面倒なこと。へぇ~と目を丸くするだけに留める。
パリ観光案内所はモノプリを右に曲ってすぐの所にあった。
いたってシンプルで、パンフレットとカウンターがあるだけ。


ミュージアムパスは12月3日から6日までの「4 days」を購入。(一人45ユーロ)連続した4日間内なら何回でも使えるパスだけど、歩く所見るもの全てを面白がって寄り道ばかりしている私たちが、それをフルに活用する自信は、正直なかった。パリに来たからには美術館巡りだ、と思う気持ちと、パリに来てまで美術館という空間の中ばかりに居たくはない、という気持ちが揺れ動く。

 歩いていける範囲に3ヶ所のパッサージュ(18世紀に登場したガラス屋根のショッピングアーケード)があることを本で知っていたので取り敢えず行く事に。
ホテルから一番近いパッサージュ・ショワズール(Passage Choiseul)は庶民的で、わざわざパリで見なくても・・の感じだった(なので画像なし)のに、中にある文房具・画材店に入った二人はそこにどっぷり浸かってしまう。

下の建物は「Hotel Tubeuf」の跡地だろうか?フランス語の説明文が判らないし、ガイドブックにも載っていなかったが、同じ道沿いに色々あるわあるわ。
あとで地図を見て、この向かい側を行ってすぐの所がパレ・ロワイヤルだと知った。
      

次は、旧国立図書館のアネックス的存在だというギャルリー・コルベール。Institut Nationalなんたらかんたら・・と書かれた垂れ幕があり、静かで知的な空間だ。旧国立図書館リシュリュウ館がすぐ横にあったのだ、と、これもあとで知った。

           

次のパッサージュはギャルリーヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)。パリで最も優雅なパッサージュといわれているそうだ。クリスマス用?の照明もエレガントだし、お洒落なブティックやティールームが並んでいる。

  

一体何時だろう、と腹時計に聞くと、もうとっくにお昼時間は過ぎているよ、とのこと。でももう少し先に行けば郵便局がある。プラハで書いた絵はがきを出し忘れていたので、一日でも早く着くように中央郵便局まで歩こうと、一人で決めていた。重厚なフランス銀行の建物を右に見ながら歩くとヴィクトワール広場に出た。ルイ14世の騎馬像が丸い広場の真ん中に立っている、という古風な場所。が、そこでケンゾーのブティックを見つけた。その先を右(この写真では、右から歩いて来た)に曲りワンブロック行った所に郵便局はある。
そこに着く手前にこんなウィンドウに出くわす。ミシン屋さんでなくて、一応、ブティックだ。

       
 

 広告をまとめて広告塔に貼るとこんなに美しくなるし、広告塔の形もいいし、街並みに邪魔な色がない。
こういうセンスって、何の違いから来るんだろう。
個人の利益よりも、まず自分の住んでいる町や市、そして国を心から愛し、芸術の都の名にふさわしくないものを取り締まるシステムが自ずと出来上がっているのかしら?羨ましいことだなぁ。

郵便局では記念切手を買いたかったのに、コレクター用の窓口に、じいさんが一人粘っていて行列が出来ていたので諦め、一般の窓口に行く。年配男性の窓口をのぞいて英語で話しかけたら、隣の若い女性の窓口へ行け、と指をさす。その彼女は英語ペラペラ。フランスの若い人は想像していた以上に英語が達者だと思った。



さてと、あちこち近辺を歩いていただけで夕方の気配になってしまった。
Uターンして、昨晩一人で歩いてだいたい見当つけていた、何軒もあるチャイニーズレストランの内の一つに入り、昨日に引き続き、空きすぎたお腹を満たす。
おいしかったけど店内に入った時の異様なにおいが気になった。

そこからオランジュリー美術館まで、リヴォリ通り沿いを歩いていたら娘がマックを見つけた。パリでマックは珍しいそうだ。ずんずん歩くと超豪華なホテル、「ル・ムーリス」の前に出た。溜息が出るほど豪華なので、なんてエレガントなホテルなの!と若いボーイさんに叫んだら、頷いてにっこりしてくれた。
普段なら、ちょっと中を見たいのですが、と言ってズケズケと中に入っちゃってトイレなどを借りちゃうのだけど、ここではさすが躊躇した。bianca、だらしね~ぞよ!でも~たとえ泊まる機会があったとしても身分不相応な場所は疲れそう。そういうホテルにお似合いの装いなんて持っていないものね。
 寄り道ばかりしながら、オランジュリーに辿りついた時は閉館30分前を過ぎていたのでガ~~ン!入れなかったぁ!大体この美術館、チュイルリー公園の片隅の暗いところに位置しているし、入口が極めて判り難い。
目の前はパリ初日にも通ったコンコルド広場で、大観覧車の向こうはシャンゼリーゼ大通りと続くので更に歩く。

 

 


暗かったのでわからなかったが、プチパレとグランパレが通りの左側に位置し、右奥にはエリゼ宮がある筈だった。
大通りに出るまで、道の両側は夜店がずらりと並び(左の写真まるで日本の夜店のよう。ただ、夜店においてもセンスの違いが・・・。

      
      
      

      長く続く夜店が途切れ、凱旋門まで続くシャンゼリーゼ
      大通りがやっと姿を現した。すっごく広い!
           Oh,Champs Elysees♪
               Oh,Champs Elysees♪

      
             
      
      

クリスマスの飾り付けがお洒落なビルでしょ。この通りは有名すぎて観光化され、国内のおのぼりさんを含め外人客が多い。凱旋門まで歩きたかったけど、娘が疲れ気味のようで、行きたくない、歩きたくない、と言うので、友人お勧めのモンテーニュ通りを一ブロックだけを付き合ってもらった。高級ブティックがずらっと並び、そんな中を近所の奥様が犬のお散歩をしているような所。時間が遅かったので人の往来がまばらだけど、ウィンドウショッピングには堪らない通りだ!写真を撮ることに飽きてきたからか、ピンボケ写真ばっかりだ。
 
      
 疲れた子がいるのでメトロに乗ってルーブルまで行く事にした。ルーブルはその夜は22時まで開いていたので、まずはサッと下見をすることに。

ガラスのピラミッドから下に降り、ナポレオンホールに出たはいいけど、そこからシュリー、リシュリュー、ドノンの3つのセクションに分かれるので、下調べをしてこなかったから訳がわからず、適当に中に入ったら広いわ広いわ、どこをどう歩いているか皆目わからなくなった。今夜は彫刻のあるあたりだけにしよう、と、早々に切り上げたが、中は素晴らしいのひと言だ。20代になったばかりの頃、ここを一度訪れているのだけど、全然覚えていない。


            

      
           
        ポーズをとっているのかい、それとも眠いのかい?

この日の夕食はルーブルの中のレストランで済ませ、帰り際、地下で郵便局を見つけて記念切手を購入。局の人が日本語が上手なので色々お話をしたが、日本の大ファンとのこと。毎年のように日本への旅行を楽しみにしている、と言っていたので何かとても嬉しくなった。穏やかで感じのいい方だったので、時間が許せばもっと話していたかったな。

ルーブルからホテルまで歩いて帰り、あすのベルサイユ行きに備えて早く寝ようと思ったが、どうも娘の調子がおかしい。食あたり?お昼に、変な臭いがしたレストランで食べたものが原因?私は何でもないので、娘だけが食べたものと言えば、チャーハンだ。何回もトイレに駆け込み、お腹が痛いという。だけどそれより胃の方が痛いかも・・という。薬はいろいろと持参したけど胃薬だけ、何故か持ってこなかったようだ。よほど具合が悪かったのか、自ら夜中に電話で薬を依頼し、ボーイさんに持ってきて貰う。朝までに良くなるといいのだけど。


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