ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

ついでにハイキング

2008-04-21 | visit/drive

 
小田和湾の手前は諸喝采(しょかっさい)?がぎっしり

満開の桜もすでに見ごろを過ぎたある日、用事で逗子の先までいってきました。
湘南の海はわが町から見える海岸線と全然趣きが異なり、空気の感触までもが
日頃とひと味違ったように思えてしまいました。
高山病も癒え、新たなる出発を親元を離れたところで始めた子の用事の為でしたが、
お昼を一緒にしてから別れて、三浦半島の桜の名所に行くか、鎌倉に行くかの決断を
逗子の駅に着く間に決めました。はい。久しぶりの鎌倉へ、と決定!

逗子からはJRで二つ目が北鎌倉駅。
まずは駅からすぐの東慶寺に行きました。
鎌倉を一人で散策するのは初めてなので、好きなように歩ける絶好のチャンスでした。
遅すぎるブログupなので日付は4月の第一週目のこととして置きますね。

鎌倉の4月は、うずうずしていた花の蕾が次から次へと開花し、情緒豊かな歴史ある町がさらに華やいだように感じられました。
左のまーるい形は、三叉の花です。下のように紅白並んで咲いていました。


   

崖ふちに一輪、しっかりと根ざした頼りなげな花は、枯れて無くなるまでどのくらいの数の人々の目に触れるのでしょうか?
時々、そのように運命に何一つ抵抗せず、可憐に咲いては静かに枯れて行く命が無性にいとおしくなります。
年金も保険も税金もな~んにも関係ない 命。

     



桜はもう終りかと思っていましたが鎌倉は都心より少し遅咲きのようです。
東慶寺境内の枝垂れ桜はこのようにちょうど見ごろでした。たまたま境内にある
松ヶ岡宝蔵で仏像特別展開催中とのことで、せっかくなので入場料を払って見てきました。
重要文化財である聖観音菩薩立像や、水月観音菩薩半跏像などは東慶寺HPの文化財
の所で拝見できます。そのほか、常設の「縁切り状」などの展示物があるのは、ここが
1,285年の開山以来、尼寺として、男子禁制、女人救済の駆込寺または縁切寺として
存在していたからなのですね。東慶寺と群馬の満徳寺が、不幸な女性を救済した日本に
二つしかない徳川幕府公認の縁切寺だったと言います。今でこそ離婚は世界的にも日常的に
なってしまいましたが、男女差別が激しかった江戸時代では考えられないほど勇気が必要
だったでしょう。今でいうシェルターの役割以上のこと、つまり離縁を法律上可能にしてくれた
お寺だったということです。

 

境内の墓苑には小林秀雄や前田青頓、大松博文など著名人が眠っています。
ということを、あとで知りました。お昼をとうに過ぎてからの散策でしたから、あっという間に
夕方になってしまいます。このあとはまだ行った事のない源氏山へ、と、茶寮松ヶ岡
の素敵な佇まいを写真(下)にだけ収め、更に足を速めて浄智寺の横を通り、葛原岡
ハイキングコースとやらをひたすら歩き続けました。軽い気持ちでコースに入ってしまいましたが
普通の道ではなく、山道そのものでした。ウォーキングシューズを履いていてよかった!
 
    

ハイキングコースは人もまばら。たまにすれ違うのは外国人ばかり。
私以外だれ一人見当らない時もあり、カラスの鳴き声だけが元気いっぱい
響きわたっていました。
源氏山にある葛原岡神社まではたった30分のハイキングコースでしたが、
ここから更に30分歩けば大仏まで行けるんです。
山は桜が満開。お花見をしに来た訳ではないのに何てラッキーなんでしょう。

       


葛原岡神社のそばで見つけたこの木。
羽子板の羽根に使う木なんですって。
源氏山ではカップルや犬の散歩をして
いる地元の方が思ったより多く歩いて
いた、ってことはハイキングコースでない
普通の道が通じているということでした。
なんだ、車でも来られるんだ。でも久々
に自然の中を、薄っすらと汗をかきかき
登って来たからこそ、より一層、気分
爽快でしたね。犬の散歩をしている方
に道を尋ね、化粧坂(けわいざか)
教えていただき
そこを下って鎌倉駅へ
行くことにしました。

        
                         
が、途中で海蔵寺に寄り道をしたくなって道を聞こうとしたら、さきほど犬の散歩をしていた
おじさんと又ばったり出会ってしまいました。親切に教えていただき、ほどなくお寺に着いた時は
すでに拝観時間が過ぎ、門の中には入れませんでした。烏の鳴き声がうるさい筈です。
雪柳がみごとに山門の奥まで続いている様はやはりカメラに収めなきゃ・・・の一枚がこれ。

      

あぁ・・・ブログがなかなか終りにならないよ~。でももう夕刻なので急がなきゃ、という思いに
反して向かって行ったのは亀ヶ谷坂切通。人影が全くなくなり途中恐くなってきたのですが、
引き返すにも結構距離を来ちゃったし・・・焦りましたよ。ここで襲われたら成すすべもなし。
もう、最高の速度で歩き通し、道路が見えてきた時はホ~ッ。うれしかったなぁ~!
あとで、鎌倉に詳しい姉に話したら、あそこは二人で歩いてもちょっと恐くなる所、と言うでは
ありませんか。
それまで飲まず食わずでしたから、その道沿いを歩いていて、いつかは入りたかった、ちょうど
そのカフェに出くわしたときは、これこそよくぞ歩いた、のご褒美だ!と思いました。

         
 

 

                       次回は高崎です。待っていてね。

 


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7 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ちます待ちます! (カメリア)
2008-04-21 21:22:43
私まで久しぶりに鎌倉を歩いた気分になりました。
人影のない鎌倉なんて贅沢ですよね。
ついでにしてはなんという充実ぶりでしょう。
高崎も楽しみ~
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待ってま~す! (かぐやひめ)
2008-04-21 22:54:42
鎌倉のちょっとひんやりとした空気と、しっとりとした土の感触を感じました。
ちょっと前まで、「ひとりで歩く」など想像もできませんでしたが、友人と一緒も楽しいけど、ひとりだとまた違った楽しみ方があるのがわかりました。
でもカメラとウォーキングシューズはいつどこに行く時も必携ですね。
高崎も楽しみ~
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春風に誘われて (netton)
2008-04-22 08:58:25
逗子から鎌倉へ・・・いいなぁ~~~♪
ウン10年前に住んだことのある鎌倉を懐かしく拝見しました。
すてきなカフェはなんてお店?
今度お友達と行くんですよ~~~ランラン
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お散歩気分で・・ (poppy)
2008-04-22 09:21:04
息子さんの事もほっと一息ついたところで、
いざ鎌倉へ~~(笑)

至る所に花が咲いていてほんとラッキーでしたね!
三つ又の花がこんなに満開に!

たまには一人で自由、気ままになんて最高!!

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Unknown (bianca)
2008-04-23 00:25:48
カメリアさん

私にとっても久しぶりの鎌倉でした。
人影のない恐さも味わいましたが、まだまだ鎌倉を
見尽くしていないので、訪れる度に新たな発見があり
ますね。
土日の朝はリュックを背負った中高年でいっぱいでしょうが
何回でも行きたくなる町です。え~と、鎌倉の次は・・


かぐやひめさん

鎌倉は町の路地を歩くのも好きですが、
土を踏んで歩くのはそれ以上に楽しいものですね。
一人のぶらぶら歩きは友人と歩くのと同じ位好きです。
今回、山頂まで30分のハイキングコースでしたが、合計
2時間は歩いたかしら。ブロガーにとっての必需品は
と歩き易いですね。


nettonさん

良い所にお住まいだったのですね!
こんど行かれるとか・・・nettonさんのお散歩コースは
どんなかなぁ。参考になりますので、実現したらして下さいね。
カフェの名はご存知かと思いますが「歐林洞」です。
県立美術館分館の前あたりですね。
リンク張っておきましたが、お店のHPではないみたい。
複数のデパートにも入店しているようですね。



poppyさん

桜も見れたし椿もとてもきれいに咲いていました。
poppyさんと違ってほんの近場ばかりですが、いつも
写真を撮りすぎてしまい、どれをupするか選ぶのが大変です!
名前のわからないお花も多いのでnetで検索したりしていると
ブログupどころじゃなくなったりするんですよ
ハナミズキが咲き始めましたね。
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利点 (テレーサ)
2008-04-24 11:52:46
ブログUPは、時間もかかるし、画像の整理や、ビアンカさんのように、調べものまでしたら・・・

ほんと~「ふぅーー」となりますね。

でも、利点もいっぱいありますよね。

いつか、この自分が書いたブログの裏に、鎌倉一人旅を決めるまでの、「前奏」を思い出すのでは・・・。
いや、「前奏」は、隠された「主旋律」じゃないかしら~~

息子さんの、新しいお仕事でのご活躍お祈りします。
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テレーサさん (bianca)
2008-04-25 16:11:06
私は皆さんのようにほぼ毎日のupなど、絶対できないです。
なのに、日々upの方のほうが、余程よく調べていらっしゃるんで
感心しているし、とても参考にもなっているんですよ。
真似できるものではないし、自分が楽しめなきゃ続かないです。
で、マイペースでやっていますが、普通なら素通りして
しまうことをちょっくら検索しようか、と思わせるのは
本当にブログをやっているお陰ですね!利点、大いに
利用して楽しみましょう。
息子のことではお言葉を有難うございました。出戻ってこないか、
心配・・・いや、そうならないよう祈って!おりまする。
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