ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

人間万事

2006-03-13 | family

 

                    
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この世の中、何事も、なかなか思い通りに行かぬまま最終地点に向かって驀進しているとしか思えない。
普段、何気なく過してしまっているので、実際にはそこまで悲観的にはならないが、「こうなって欲しくない」と言う事を心の隅に少しでも置いてしまうと、そうなってしまうのだ。

先日、息子のバイクが駐輪場から姿を消した。
仕事先にいた私のケータイに、前日その場所に在ったかどうか、息子からの確認の電話が入った。
(前日、彼は仕事が休みだったが、風邪気味で一日家で寝ていたのだ。)
が、私もぼんやりと日々を過しているのだろう、毎日、駐車場に行く時に、見ようと思えば見えるのに、結局は見ていなかったことに気付く。

彼は管理事務所へ、交番へ、バイク屋へと連絡をとリ、その後、偶然、ピロティー付近で、同じ棟に住むO氏と出逢い、一部始終を話したという。私が夜、出先から帰宅するとすぐに、インターフォンが鳴った。O氏が犬とお散歩中に、堤防の先端の方から、、バイクを大変な思いでU警察署方面に引っ張って来るお巡りさん3人にに出会ったと言う。息子のだ、とわかった彼は、一緒に手伝って運んだが、鍵さえあれば、ラクに運べるかな、とのことでお知らせ方々、うちに来て下さった。息子は生憎、都内にあるバイク屋さんに「盗難保険」のことで聞きに行っている最中。私はスペアーキーも預かっておらず、その場で息子のケータイに電話をした。Oさんも出てくださり、「おじちゃん、君が現場に来るまでバイクの前で見張っているからな」と言って下さる。
私も後を追うようにその現場まで行くと、小雨のぱらつく中を4人が立っていた。
20分ほどして息子が到着し、バイクにキーを差し込むと・・・ブルル~~ン・・かかった!
私たちは天にも昇る気分だった。警察の方々やOさんに心よりお礼を申し上げた。皆さんのご親切がとても嬉しかった。

翌朝、出勤で家を出た息子が程なく引き返してくる。
「ちくしょう~!クラッチのワイヤーが切られてエンジンが全くかからない。」 ガ~~ン 
盗んだ人間が、元に戻されたのに腹を立てて切ったようだ。(腹を立てるのはこっちだーい!)
彼は又、警察に電話で連絡を取り、職場へ、と出かけたが、私は一日落ち着かない。
音がすれば、ドアを開けて下を窺うこと数回。
下に降りてバイクの状態をよく見ると、タイヤも前後、パンクしているではないか。

      

信じられない気分でいる時に浮かんできたこの言葉。
     
人生は吉凶、禍福が全く予測できない事のたとえだ。
もう何年も前のことだが、親の家に遊びに行った時に、たまたま国会中継を見ていた(今は亡き)父が、「面白いこと言っているよ。○○氏が、これこれこういうことで、それは 
角を矯めて牛を殺す ことだ、と言ったら、△△氏が、人間万事塞翁が馬 と、応酬した。」と、さも可笑しげに話していたことを思い出してしまった。へぇ~そういう意味なんだ・・と無知な私は感心し、確か手帳にメモった気がする。大好きだった父とお話をしたくなってしまった。

この事件の成り行きは果してどうなるのだろうか。
修理に出した所で、又、同様な事が起きる可能性大である。
購入時のローンがあと一年近く残っている。
そしてバイクは、彼の通勤手段。
私はバイクはもう止めて欲しいと、思い続けているのだが、あ~ぁ。
出来ることは《祈ること》だけなんだよね。