ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

EGBERTO GISMONTI LIVE

2007-09-01 | music

 

草月ホールは1970年代に行ったきりでした。無声映画「戦艦ポチュムキン」なども
ここで見たし、黒柳徹子さんがすぐ近くに着席していたことで驚いたのもここでした。
青山一丁目の地下鉄を降りるとそこはツインタワービル。時間に少し余裕があったので
ビルの中を一回りしたあと、裏通りを歩いていたら
こんな場所に出くわしました。
コンサート中、お腹が鳴らないようサンドイッチとコーヒーを詰め込み草月会館へ。
着く寸前に超モダンなカナダ大使館の前で、入ろうか、やめよか、と迷いました。
あれ、と思うような、興味をそそる建物の前ではいつもそうなんですけど、
この大使館のB2にある高円宮記念ギャラリーでは写真展開催中でした。
開かれた大使館って印象が嬉しくて心が躍りましたよ~。

草月会館も昔の面影は皆無(当り前かぁ)のモダンな建物でしたがホールは
こじんまりして、後方の席だったにもかかわらず、舞台が身近に感じられました。
こんないい環境で大好きな音楽が聴けるだなんて幸せだなぁ。
ちょっと遅れて始まるのには慣れっこですが、2台の多弦ギターを持って
ジスモンチが現れ、即、演奏が始まると、聴衆は固唾を呑んで聞き入りました。
というかそんな気配が会場中を埋めつくしているかのようで、いい感じでしたね。
初め、ソロではちょっと飽きるかも、とか、思っていたのですが、結果は
固唾を呑んで何の音も聞き漏らすまい、と思ってしまう 昔懐かしい緊張感と、
独特のリズムを私の体全体で受け取りながら楽しめる快感で心は満ち足り過ぎました。
ギターソロでここまで演奏できるのか、と、仰天するほど たった一本の
ギターを使って出来る全ての可能性を芸術的に実践しているんです。
こんな凄い演奏、見た事ない!
一曲が終わる都度、深々とお辞儀をするジスモンチでしたが、声はありませんでした。
それが又、いい感じなんですよね~。
あぁ、、、Te amo!



休憩を挟み、後半はピアノでしたが、YOU TUBEで見た、まるでピアノという恋人を
愛撫するような指使いと、ピアノ全体から彼の魂が湧き出るような気持ちのいれ方に
参ってしまいました。途中でピアノの中を覗き、首を傾げたりしていたので、
どうしたのかしら、と思って
他のブログでこの演奏会のことを書いている人から、
知れるかな、と検索したら、いやぁ、あるわあるわ。大多数がその素晴らしさに
感動しているんですね。ピアノを覗いていたのは弦が切れたようでした。
私のわからないことでも、こうしてほかの方が書いてくれるので嬉しいです。
心打つものは年代に関係ないことがよくわかったのも嬉しい限り。
その日の感動を伝えるには私の場合、日にちが経ちすぎましたが、
エグベルト・ジスモンチを聴くのは絶対に生が最高!と断じて言いたいです。


7月19日のブログでは「FREVO」をご紹介しましたが、
今日は
7 Anéis選んでみました。なんて美しい曲なんでしょう!




もう一つの「Aneis」・・・めっけちゃった!


取り急ぎ、ジスモンチ

2007-08-28 | music

          

8月21日に待望のエグベルト・ジスモンチの追加コンサートに行ってきました。
昨日、こんなメールが届いたので、ご紹介しなくちゃ、と思い、取り急ぎブログアップ致します。
このブログは後日、暇を見て簡単に書き直す予定ですが、下記メールにあるジスモンチの
インタビューと彼のピアノ曲が水曜日まで、オンデマンドで聴くことができる、とのこと。焦りました。
こんな美しいジスモンチのピアノ曲、もし、You Tubeで探せなかったら残念ですもの。
最初に流れる音楽は別のものですが、根気よく、待っていれば、彼のメッセージが流れ、
すぐに終り(笑)、ジスモンチ奏でるピアノ曲を取り敢えずは一曲お聴きになれます。
ただ、この番組は3時間半と、長すぎるので、時間のない私はどうすれば保存出来るか、
苦悩中です。ジスモンチはクラシックからジャズまで 何でも幅広くこなせる一種の天才。
演奏中は、彼がピアノであり、ギターとなってしまうのです。というか、楽器がジスモンチに変身
したのではないかと思うほど、その全てを使いこなし、その音楽は一つどころに立ち止まる
ことを知りません。かたちを作らない、捉えどころの無いジスモンチの音楽に参りました。

パンフレットには、こんな風に書かれていましたよ。

      ブラジルのアマゾンで原住民と共に暮らしたこともあるというジスモンチの
      音楽は、深いスピリチュアリティーと野性性、そして大自然が持つ雄大
      さと繊細さを共に持ち合わせており、魂の深いところに響き渡ります。
      満天の星空に煌く星々から発せられるような音色。大地から湧き上が
      るような躍動感溢れるリズム。一人の人間が、一台の楽器から生み出
      しているとは思えない、音世界を是非体感してください。

ではでは、ご興味おありの方は是非、お楽しみ下さいませ。

  ・・・mail ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  エグベルト・ジスモンチ来日公演ニュースMLご登録の皆様 残暑お見舞い申し上げます! 
  この度は、8月20日、21日のエグベルト・ジスモンチ来日公演にご来場いただきありがとう
  ございました!皆様の熱い期待を感じて、本人も相当テンションをあげて白熱の演奏を
  届けてくれました。本当に有難うございました! さて、ご連絡が遅くなってしまいましたが、
  ただいま、私共実行委員会のパートナーであるインターネット・ラジオの『OTTAVA』では、
  8月23日(木)に来日中のジスモンチ氏のインタヴューの様子をお届けいたしました。
    今週水曜日(8月29日)までは、オンデマンドでお聞きいただけますので、
  是非お聞き下さい。
  http://ottava.jp/timetable/index.html#amoroso 
  (OTTAVA amoroso の Thu. の部分をクリックして下さい。)
  厳しい猛暑の折、御身体ご自愛下さい。

  ジスモンチ来日公演実行委員会

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・mail・・・・・・・・・・・・・・

 

 


VIVA MARISA!

2007-06-02 | music

火曜日は仕事の後、一旦家に帰ってから、とんぼ返りでJRに乗り、オーチャードホールに、マリーザ・モンチを聴きに行った。15年振りの日本公演だそうだ。
彼女のことは、娘が以前から、「マリーザのコンサートに友達と行く」と言っていたので来日するのは知っていたが、ネットで調べたら東京公演はたったの2日間だけ。
頭の中が、聴きに行きたい!という気持で一杯になり、行こうと決心したのは、その日の夕食のおかずが、何とか家にある物で間に合いそうだ、と分った当日だった。 
当日券を窓口で買うのに、家から渋谷の文化村まで走りに走って?7時開演ギリギリセーフ。混んでいたのでS席でも一階の後ろの方。双眼鏡を忘れたので顔が見えなくて残念だった~!
マリーザ・モンチは1990年以降に登場した歌手なので私の在伯期間中にはまだ表に出ていなかったから当然馴染みが薄いが“何でも知っているパパ”がCDを数枚持っていた。

歌唱力があり声が伸びやかでどんなジャンルでも歌いこなせるので「ブラジル音楽界のスーパースター」とか「歌姫」などと言われているようだ。サンバ、ボサノバなど、古くからあるブラジルの音楽に今風の音をミックスさせて、より洗練された独自の曲を作り出しているので、泥臭いサンバに聴きなれた耳には綺麗すぎてしまう。
実際に生で聴いてみると、私の好きなガル・コスタに似ている声の質も持っているし、自然体でずーっと聴いていたくなるような気持ち良い声だし、動作がしなやかだし美人だー。海面にプカプカ浮かんだシートの上にゴロンと寝転んで聴いていられたらどんなに幸せだろう。
ホールの中ではあちこちでポルトガル語が聞こえて来るし、15~20分遅れでショーが始まると、割れんばかりの拍手が長~く続き、ヤンヤヤンヤの賑やかさ。
携帯の電源は切ってください、や、デジカメは禁止です、等、他の公演と同じようにアナウンスされていたのに、時々あちこちでフラッシュが焚かれ、その都度、会場係りがすっ飛んで注意していたが効果なし。なんという無礼講、と思いながらも、しだいに「すご~い、よくやるわ、ブラジル的だぁ!」と懐かしくなってきた。「マリーザ!きれいだ!チャーミング!」などと、ポルトガル語でけたたましく叫ぶし指笛もピューピュー飛び交う。ブラジル系、日系人の数の多さが、通常のショーでは見れないようなホットな情景を作り出しているようだ。
彼女は、日本ではポルトガル語より英語のが皆、理解できるから、とのことで英語で話しながらショーを進めていたけど、ポルトガル語でも結構いけたかも。
休憩時間はなく9時までぶっ通しで20曲プラスアンコール2曲。
最後の方は全員がスタンディングで手拍子したり体を揺すったり踊ったりし、私まで完全に乗り捲ってしまった。マリーザが「みんな、セルラーを持って!」とポルトガル語で言えば会場のほぼ全員がケータイを高く掲げて左右に振り出した。ほの暗い中をロウソクの灯りが緩やかに波打っているような光景は感動的だったなぁ。

娘とは席も別々だったけど、彼女は公演後、文化村の近くにあるブラジル料理の店に友達と入ったそうだ。マリーザたちがそこに流れてこないかなァ、と思っていたようだけど、もし翌日に来るようだったら教えてあげるよ、と、そこのお店の人が言ってくれたそうな。
帰宅後、娘の第一声は、「あぁ~よかった~!」

            
★マリーザの歌 "DANÇA DA SOLIDÃO" と“O Bonde do Dom” よかったら聴いてください。

それにしても今週は何とも女性が輝いた週だったなぁ。
河瀬直美監督の『殯(もがり)の森』が カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したし、ミスユニバースに日本代表の森理世さんが選ばれたし、2位はブラジル代表とか?
「女は物でない」はミスコンに限ったことじゃなくて当ったり前のこと。女優だって男優だって美しいほうがチヤホヤされるのが世の中、それはそれでいいんじゃない。幸か不幸かとか人間性は別のレベルだし・・・と思うけどね。
河瀬監督の映画は賛否両論があった中で選ばれたそうだけど、あの漢字、難しすぎて読めないっす!彼女の受賞スピーチは新聞で読み 心から大きな拍手を送りたくなった。(映画に関しては見ていないのでなんとも言えませんが。)

     「私たちの人生にはたくさんの困難がある。お金とか車とか服とか、
     形あるものに心のよりどころを求めようとするが、そういうものが
     満たしてくれるのは、ほんの一部。
     目に見えないもの―誰かの思いとか、光とか風とか、亡くなった
     人の面影とか―私たちはそういうものに心の支えを見つけたときに
     たった一人でも立っていられる、そんな生き物なのだと思います。」

         

        
         ☆・・・ O BONDE DO DOM ・・・☆  
         
        Novo dia
        Sigo pensando em você
        Fico tão leve que não levo padecer
        Trabalho em samba e não posso reclamar
        Vivo cantando só para te tocar
        Todo dia
        Vivo pensando em casar
        Juntar as rimas como um pobre popular
        Subir na vida com você em meu altar
        Sigo tocando só para te cantar
        É o bonde do dom que me leva
        Os anjos que me carregam
        Os automóveis que me cercam
        Os santos que me projetam
        Nas asas do bem desse mundo
        Carregam um quintal lá no fundo
        A água do mar me bebe
        A sede de ti prossegue
        A sede de ti...



ウィークエンドのすごし方

2006-05-24 | music

 あなたの心に上質のひとときを
        ~ ホッとタイム コンサート

 m。・♪。・u。・♪。・s。・♪。・i。・♪。・c

 

先土曜日は、久しぶりに美術館にでも行こうかなと思っている時、ハッと思い出しました。
そう言えば先日、コンサートのチラシがはいっていたな、と。

ギリギリの時間帯で母と姉に声を掛け3人WAVE101の大ホールへ。

蜷川いづみさんのヴァイオリンと、菅野万利子さんのピアノによるこのコンサートの
プログラムの中身はこんな具合でした。

    【プログラム】
 1)シヤロンの花            C.H.ガブリエル          
 2
G線上のアリア            J.S.バッハ
 3)メヌエット               W.A.モーツアルト
 4)ヴァイオリン・ソナタ          J.M.ルクレール
    
 ニ長調作品9の3
 5)尊き泉あり 聖歌428      L.メイソン
  ~十字架のかげに 聖歌396   W.H.ドーン
 6)Holy,Holy,Holy        J.B.ダイクス

       ―小休憩―

 7)愛の夢               F.リスト 
 8)幻想即興曲OP.66       F.ショパン
 9)タイスの瞑想曲            J.マスネ
10)ツイゴイネルワイゼン          P.サラサーテ 
 

私にとってクラシックはタイトルと曲と作曲家が一致しない方が多い
のですが、
聴いてみると「なんだ、これだったのかぁ」と思うものが多いのも事実です。
この日も
賛美歌以外は聴き慣れた曲が多く、とても楽しめました

やはり、弾いてくれました、ショパンの「幻想即興曲」を!
これを大好きな曲の一つに
しているピアニストがとても多いんですね。
リストの「愛の夢」も、誰もが知っているお馴染みの曲。
ノクターン(夜の祈り)
とも言うそうですが、本当のタイトルは
「愛しうる限り、愛せ!」なんですって!


いつもピアノで聞いている「アリア」も、バイオリンだと又、違った味で心に響きます。
このコンサートの主催は、我が町の4つの教会からなる
「○○クリスチャンミニストリーズ」でしたので、曲の合間に、演奏者自身が
クリスチャンになったきっかけをご
披露。

                        
蜷川さんは桐朋学園大学卒業後、すべてがトントン拍子に進み、大変恵まれた
環境にいました。そんな中、パリへ留学している時に初めて大きな壁にぶち当たり、
自分が何のために音楽をしているのか、何のために上手くなりたいと思っているのかが
解らなくなり、延いては、自分は何のために生きているのだろう・・とまで考えては
その答えが見えて来ず、大変苦しんだそうです。
そんな時にお掃除のお姉さんが渡してくれた一枚のチラシにより、生まれて初めて、
《日本人の、日本語によるクリスチャンの集い》との出会いを持ったのだそうです。

このようなコンサートのもう一つの楽しみは、作曲家物語や演奏者の様々な
エピソードが聞ける事かなぁと思います。

 
トークコンサートには定評があるという、ピアニストの菅野さんは、

 ピアノの音は、人の耳では絶対に捉えられない部分があり、 どんな優れた
 調律師でも そこだけは自分の耳ではなくて、音叉に頼るしかない。
 結局、音叉がないと何もできない、何も始まらないのだ。
 そして、人間が生きていく上での最高の音叉になり得るものは・・・
 
と、宗教に絡ませながらサラリと 上手いたとえでお話をされました。

と言う私は別にクリスチャンでもな~んでもないのですが、自分にとっての音叉は、
いったい何なんだろうなぁ・・と、頭の端っこで少々考えてしまいました。

そうそう、蜷川さんのバイオリンはイタリア製の「ガルネリ」ですって。
モーツアルトが生まれるもっと前の貴重な物だそうで、ピアニストの菅野さんが
とても羨ましがってこう言っていましたね。

 いつもお気に入りの楽器とともに何処にでもいけるなんていいなぁ
 ~と思います。でもピアニストにとっては、今度の会場のピアノは
 どんな音色のものかしら・・とか、そのピアノに私が好かれる
 かしら・・・などと想像する楽しみがありますね。

一時間半の演奏プラス2曲のアンコール曲。
これで入場料無料でいいのかな、と思ってしまうくらい私は充分に
楽しめました。音楽は私の心の音叉! 

日曜日 いいお天気でしたよね
白金台の「都ホテル東京」まで、某デパートからセールの案内が来ていたので
ドライブがてら、母を乗せて行って来ました。
お台場からレインボーブリッジの“ただ”の道を渡り、三田通りを抜けて魚藍坂から
目黒通りに入ってすぐです。
母はSサイズなのでいつも種類も数も少なく、特に年配向けだと
余計、ほしいものが
何も見つけられない時の方が多いのですが、
それでもTシャツを一枚見つけました。
私は母が払った同じ金額で3枚も買ってしまいました。
またやっちゃった、安物買いの銭失い!

帰りはこのホテルの一階にある「カフェ カリフォルニア」の中庭で一休み。
ワンちゃんと一緒のお客さんが2組も・・・ってことは、ここはシロガネーゼの溜まり場?


夜はパパと、封切り2日目にして「ダヴィンチ・コード」を見にイクスピアリへ。
日本では、今までで最も多い863スクリーンで上映されたそうですが、ピアリでも、
16あるうちの4スクリーンを、この映画が占めていました。そして人も多かったですね。
 
ルーブル美術館での館長の変死体の現場から始まるこの映画は、世界中で
ベストセラーとなった原作の映画化ですが、キリスト教とかダヴィンチの絵画など、
大きな題材と、それらに絡む暗号の謎の解明を求めてのミステリー。

映画のおわり近くまで頭に血が上ったままでしたよ。
面白いというか、なんちゅうんでしょうかね、こういう映画って。
大体、話題作っていうのには余り興味が持てないほうなんです。
映画は好きですが、そんなに見に行かない方だから、行く時にはどれが良いか
じっくりと選びます。だって時間の無駄するのはご免ですも~ん。
今回は例外、珍しくも(かな?)単に話題性で見に行ったのです。
感想は、というと、
ここまでひねくらなくても別に、いいのに。[コード=暗号]を勝手に
作る側は楽しいだろうが、一体ダヴィンチが、なんだったのだろう。
どこまでが本当で、どれがフィクションなんだろう?
オールフィクションであると、映画の最後に謳っていたが、果たして作者の意図は?

次の日、すっきり、何にも残らない映画って珍しかったなぁ。
ちょっくら忙しかった先週末でした。

 

 

 


チョコの味はベルリンの味

2006-04-24 | music

 

ナッツやらドライフルーツでびっしりと飾られたチョコレートを頂きました。

― どうしようかな・・・「また行ったのォ?」っていわれるからね・・。
― エッ、また何処かに行ってきたの?
― ちょっとパリまでね。
  今回はピカソ美術館と
ドラクロワ美術館、グランパレ、プティパレなど行ってきたわ。
  サンジェルマン・デ・プレにあるプチホテルに泊まったんだけど正解!
  このチョコレートも有名なジェラール・ミュロのだからおいしいと思うわ。

こんな友だちがいると、羨ましい~!を通り過ぎて言葉が出て来ましぇ~ん。
彼女は一年に何回、海外に行ってることか!パリは3回目だとか。
一つの都市だけを集中して見るのが彼女の旅のしかた。

― 今度一緒に行こうよ。biancaちゃんの行きたい所でいいわよ。
   おばさんが元気なうちにさぁ。
― 行きたいけど仕事が・・パパが・・子供が・・
- そんな事いってちゃぁいつまでも、いや、一生どこにも行けないわよ。
― じゃあ来年の春に行こう!(と、口から出まかせ)
- どこがいい?
- ベルリン!

私がそういうと彼女は目を輝かせ、
《あそこは面白い所よ いい美術館も沢山あるから案内してあげるわ》 ですってさ。
彼女にだってご主人、息子さんはいるのですが、しっかりと自立?しているようです。
というより、旅費はご自身でまかなっているし、問題ない家庭をしっかりと
築き上げたと言う事かな。 

家に帰ってきて、「ママは来年ベルリンに行ってくるからね」「費用は自分持ちでよ。」
と言ってみました。
「フ~~ン」と、パパ 「エェ~ッ、私も行きたい」と、娘。
息子は反応なし。というか、居たのか居なかったのか?
こうやって一年前から宣伝しておけば、もしかして可能性アリかしら・・。

そういえば、一週間前のNHK教育テレビで、
ベルリンフィルの「ピクニック コンサート2005」やっていましたよね。
ご覧になられた方いらっしゃるかしら?
たまたま見ていたテレビ番組欄で見つけてしまい、ほんとうに幸せな
気持ちになりました。また、サイモン・ラトルに会えるんだ~と。
いつもこれは、と思うものを見ようと思っても、うっかり忘れて
見そこなうことばかりでしたが、この日はなぜかパパが、「始まるよ~」と
知らせてくれました。
クラシックは、曲によっては5分も聴いていられない退屈なものが
(通ではない私にとっては、です)多いのですが、このコンサートは最初から最後まで
素晴らしい!という言葉以上のものでした。あ~~ぁ、今でも忘れられない。

イギリス人指揮者の率いるドイツ・ベルリンフィルによるフランス人作曲家の音楽の数々。

「動物たちの謝肉祭」では、初めて、息子が “この曲しってる!”  “ママも!”
ラヴェルの「ボレロ」なんかは、会場が暗闇に包まれ、観客がキャンドルや花火を
曲にあわせて揺らせているなかで、ゆっくりと静かに始まり、しだいに強く、熱く
盛り上がっていき、私の心のなかでも、熱風がじわじわと広がっていくのがわかりました。
クラシックコンサートに、この数の観衆!肩を寄せあう恋人、夫婦に家族連れ。
そして飲食はまったくの自由なのです!
野外コンサートの持つ魅力のすべてを最大限に発揮したコンサートだったと
断言します。

ラトルはアンコールの曲の中で、ドラムをほんのちょっと、叩きましたよ。
ジャズを愛して、打楽器を愛したラトルはホントに輝いていて素敵でした。

最後にピアノのラベック姉妹やラトルが受け取った大きな花束は惜しみなく
観客席へと放り投げられました。

毎年恒例のこのピクニックコンサートの時期(6月後半?)に合わせて行ってこよう!
               いざ、ベルリンへ   
                           
な~んちゃって。


      

   会場 ベルリン郊外、シャルロッテンブルクの森にあるヴァルトビューネにて

   演奏曲目

   ローマの謝肉祭                 ベルリオーズ
   牧神の午後                   ドビュッシー
   魔法使いの弟子                デュカス
   2台のピアノと管弦楽のための協奏曲      プーランク
   動物の謝肉祭                 サン=サーンス
   ボレロ                       ラヴェル
    ~アンコール~
   ダフニスとクロエ 組曲第2番”全員の踊り”  ラヴェル
   ベルリンの風                   パウル・リンケ

         ピアノ: マリエル・ラベック、カティア・ラベック
         指揮 : サイモン・ラトル

                     

 


 

 


マイ バレンタイン

2006-02-15 | music

      わが作品で~す!

HAPPY VALENTINE'S DAY

きょうはあと数分で明日になります
チョコレート狂想曲は鳴り止み
余ったものはどうなるんでしょうか、余計な心配をしてしまいます
娘が昔通っていた南米のある学校では
このバレンタインの日には 友だちとカードの交換をしていました
もちろん 好きな子にも上げますが
大多数は、沢山のお友だちに平等に、男女関係なく
手作りの  I  LOVE YOU  カードを送ります
そういえば先生にも差し上げていましたね


このようなやり方だったら、私もあの人に、この人に・・と、カードを差し上げられるのに

好きな人でも、意識せずに渡せるのに・・・



な~んてね

ところで、私は12日(日)に 堀江にある「Flowery Cafe」での
“St. Valentine's 
Concert '06”に行って参りました
久しぶりのジャズ・トリオの生演奏です
cloozzさんはコントラバス担当・・・彼にとってバレンタインは記念すべき日
ハスキー声が耳に心地よいYumikoさんのヴォーカルと楽しい語り
もと美術の先生だったという、多才なギタリストのNoseさん
3人の個性がミックスして編み出されるジャズやボサノバは聴いていて楽しく
日曜日の昼下がりの3時間が瞬く間に過ぎていきました

豪華なケーキとフルーツの盛り合わせをいただき
それぞれが好みの中国茶を注文しました
私は世界三大紅茶の一つ 
祁門(キーマン)
娘はフルティーな香りの東方美人
nettonご夫妻はなんだったのかな?

心もおなかも満ち足りたステキなプレ・ヴァレンタイン デーでありました




 

 





 

 

 


ダバダ~~♪

2005-12-20 | music

  

12月19日 7時開演 
仕事帰りに文化村のオーチャードホールに向かいました。
今日だけの東京公演。
どうしようどうしよう・・・と思いながらも足は渋谷へ。
《恋するガリア》のテーマで、そのジャズスキャットに首っ丈になって以来のファン。
家には、ちゃんと今日のことをほのめかせておきましたよ。
ご飯だってpm8時にセットしてね。
娘は旅行中。息子は多分私より後に帰宅予定。
問題はパパだけ。なら、なんとかなる。

14年間連続で、クリスマスシーズンに来日し、
その最高のア・カペラを聞かせてくれます。
私はこれで2度目。当日券は6時からの発売。
そして、1階5列17番という最高の席を手に入れることが出来ました。

  biancaにそっくりのミレーユ・ダルク  プッ!)

     the swingle singers hpで是非私のお気に入りを聞いてください。
       とっくにご存知のお方も大勢いらっしゃるでしょうが、この曲が始まりでした。

      ★music → hear it で、2番目のCD (live in Japan) をクリックすると、
      その曲 「LARGO」 がお聞きになれます。   

 スィングル・シンガーズ1963年にパリで結成。
ご存知のようにダバダバダバ・・というジャズスキャットで
バッハを歌ったのが始まりで、その「ジャズ・セバスチャン・バッハ」が
世界中で大ヒット。
「恋するガリア」はその2年後に公開された映画のようです。

オリジナルメンバーはもう一人も残っていませんが、現在は
イギリスを拠点に厳しいオーディションをくぐり抜けた男性4人女性
4人の8人が結集し、そのすばらしい歌声を世界中に届け続けています。
今回は、以前聴きに行った時の来日メンバーのうち、女性2人が
入れ替わっていましたが、内容はその時同様にバッチリ決まり、
彼らの抜群のハーモニーと人間離れした高度なテクニックは、
信じられないくらい輝きを増していました。

バックを流れる静かなドラムの音、トランペット等の管楽器、
これがすべて彼らの“声”のなせる業なのです。
言われなくてはぜ~ったいに信じられません!
「音楽という名の付くものなら何でも歌ってしまえ!」がモットー、
と聞いてやっと頷けるのですが・・・見てよし、聞いてよしの
最高級なア・カペラだと断言できます。

今回のコンサートの演奏曲目は:

第一部
 ハンガリー舞曲第5番(ブラームス)
 クリスマス協奏曲~第一楽章(コレッリ)
 G線上のアリア(バッハ) 
 前奏曲とフーガト短調BWV578~フーガ(〃)
 平均律クラヴィーア曲集Ⅱヘ短調~前奏曲(〃)
 ディドの嘆きの歌(歌劇『ディドとエアネス』より(パーセル)
 ボレロ(ラヴェル)
 ・・・来年の、モーツアルト生誕250年を祝して・・・
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第一楽章(モーツアルト)
 ピアノ・ソナタ ハ短調K.545~第一楽章 (〃)
 トルコ行進曲 (〃)
 キラキラ星変奏曲 (〃)

第二部はクリスマスメドレーの数々でした。
中でも嬉しかったのは、クリスマスになるといつも
知らず知らずのうちに口ずさんでいる「ハッピークリスマス」
と、「スノーマン」よりの“Walking in the Air”。

家族を引き連れて聴きに行きたかったのですが、
今回の東京公演は平日でしたので残念無念でした。


それにしてもあの肘掛は、どっちの人がどっち側を使えるのかなぁ?
シートとシートの間のたった一つの肘掛。早いもの勝ち?
隣のおじさんがはみ出して肘を乗せてきたので、
肘鉄砲を食らわしてやりたかったけど、
相手によってはワクワク ドキドキの肘掛だったりして。
・・・ん? biancaこそ肘鉄食らッちゃうだって? そんなぁ!

なにはともあれ、きょうは大好きな音楽が聴けて
「ビアンカの HAPPY NIGHT♪」となりましただ~。



 

 

 

 

 


銀座にジャズが

2005-11-05 | music

 

今日は用事があって、友人と銀座で落ち合うことになっていた。
午前中なのに人出が多く、普段より浮き立った街の様子。
そして、「秋の銀座にジャズが響く」 のキャッチフレーズがあちこちに。
そういえば、新聞で゛宣伝していたっけ。
人づてに聞き、4丁目交差点の日産ギャラリーで予定表をゲットした。
用事を済ませて、お昼を、と、友人お勧めの「煉瓦亭」へ。
ここは、明治28年創業の洋食屋さんで、“カツレツ”誕生の店として有名だとの事。オムライスもおいしいと言うのでそれに決めた。

                    

14時からスターバックスのマロニエ通り店で、
14時15分からはヤマハ銀座店1階でジャズのステージがあるので、早めに切り上げて外に出ると、煉瓦亭の前はビックリ仰天、長蛇の列!
どうってことない店構えなのに・・・その気楽さと家庭的な温かみがいいのかな。
お味も素朴で知らぬ間に胃袋の中に消えてしまっていた。

ヤマハに行くには少し時間があったので、松坂屋で〈日野皓正 絵画展〉を見る。
有名ジャズトランペッターがアーティストとしての才能もあるなんて、ずるいよ~!

そしてヤマハに着くと、すでに満員の人・人・人。
2階のギャラリーの隙間からやっとこさ見聴き出来た。
そこには22歳の天才トランペッター、市原ひかりが、細い体でトランペットを携えて、1stアルバム「一番の幸せ」から、何曲かを披露。
こんなかわいい女の子が・・・日野皓正もびっくり!ではないかしら。

   
               
ヤマハの並びの「カフェーパウリスタ」 で、しばしコーヒータイム。
これまた創業100年近くになるという老舗のカフェだ。
初代社長は笠戸丸にて初の移民団長として渡伯した方で、サンパウロ州政府より、サントス珈琲豆の継続的供与と、東洋における一手宣伝販売権を受けたという。
その頃の店舗は、交詢社や時事新報社の前ッ側にあったそうで、大正時代は文化活動の一拠点で、菊池寛、芥川龍之介、久保田万太郎、佐藤春夫、獅子文六などなどが常連だったそうだ。近年(?)では、ジョンとヨーコが三日三晩来店したとか。レジ前に置かれている<カフェパウリスタ物語> を手にすると、この店の歴史がよく判る。

さ~て、お次は・・・ティファニー本店でのライブを聴きに、Let's go!
ここでは、Connie Evingson & Clearwater Hot Club (USA)が出演。
私の知らないジャズプレーヤーばかりだが、それも当然だ。
よく聴いていたコルトレーンやバド・パウエル、ビリー・ホリデー、MJQ、ニーナ・シモン、アート・ブレーキーなどはもう懐メロ組? いえいえ。
ジャズ全盛時代のモダンジャズは、クラシックの名曲の数々と同様に、モダンがオールドーモダンになるにしても、きっとず~っと残っていくに違いない。
ちょっと楽しくて若返った土曜日だった。
VIVA!JAZZ!!

   
      ★ ティファニーにて

 

 

 


音楽の秋

2005-09-25 | music

「暑さ寒さも彼岸まで」
今朝は小窓から吹き入る風で、内側の障子がザワザワとうるさく、
もう少し寝ていたかったのに目が覚めてしまいました。
昼と夜の長さが丁度同じになる秋分の日が過ぎ、今日からは少しづつ
夜が長くなっていくのだと思うとちょっぴり寂しい気分。

とは言え、暑苦しさとはおさらば、食欲の秋、芸術の秋の到来です。
今日は近くの公民館で文化祭があり、
3時からのコーラスに合わせて出かけました。
4つのグループ、コロ・アスールクール・ヴァンテアン浦安混声合唱団そして
合唱団洋(うみ)の素敵な歌声。
どれも良かったけどハレルヤコーラスの時は、思わず一緒に歌っちゃいました。
中学時代特訓した曲です。大昔のことなのに忘れないものですね。
童謡メドレーでは、「月の砂漠」があんなに美しいとは・・
     ♪つきの~ さばくを~ は~ぁる~ばると~♪
普段なら何気なく聴き過ごしてしまうのに、コーラスが圧巻!
目はウルウル、胸に迫ってきました。
「証城寺の狸囃子」は実にユーモラス。和尚さんも狸もでてきます。
これは、木更津市にある證誠寺と言うお寺で生まれた伝説だそうです。
このお寺では毎年10月にたぬきまつりを行っているとのことで、
今年は10月8日になるそうです。なんだか楽しそう♪
コーラス最後の締めくくりにはビゼー作曲の「小さな木の実」を観客も一緒に
全員で合唱。私にとっては初めての曲でしたがすぐにメロディーを掴めました。
こんなに美しい曲があったのですね。
世の中、知らない事でいっぱいです。
以前、マヘリア・ジャクソンのように歌いたくて(バカ言っちゃいけないね!)
ゴスペルグループに短期で参加していましたが、曜日の都合がつかず、
サークル入会は断念&残念でした。
コーラス、やってみよ~かなぁ・・・