うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート151

2012-12-26 08:07:46 | 日記

             

 「重役の親友に弱かった」「10年社員次々カモ」「寸借詐欺 出世欲につけ込む」見出しのように決めつけては身も蓋もありません。
 東京の銀座や新宿など都心の盛り場で、サラリーマンばかりから2年間にわかっているだけで38件、52万円相当の寸借詐欺を働き、警視庁から指名手配されていた茨城県生まれ、住所不定無職、詐欺前科4犯、A(52)が25日、中央署員に逮捕されました。昭和49年5月のことであります。なにしろ男は詐欺の前科4犯ですから、善良なサラリーマンをカモにすることなど、赤子の手をひねるより簡単だったのではないでしょうか。
 その手口は都心の路上で会社員をつかまえ、「〇〇社の方ですね。お宅の会社の常務とは親友です。しばらく会っていないので電話してみてください」と近くの電話で常務を呼び出させ、「親友の佐藤だよ。君は元気かい。買い物の途中、君の会社の人に会ったのでなつかしくなって急に電話した。近く一杯やろう」など早口で一方的にまくしたてこのあと「これを機会にあなたのことを常務に話してあげよう。贈り物したいんだが、金は駐車場に置いてきてしまった。手持ちの金があったら出しといてくれないかね」と9千円だまし取ります。
 同様の手口で相手のサラリーマンに会社の幹部を電話口に出させ、デタラメの応対をして、相手を信用させ、3千円から3万円をだまし取っていました。
 被害にあったのは都内の銀行、商社など一流会社の20代後半から30代の人たち、一流大手会社が目白押しの中央署管内だけで27件、33万2千5百円相当の被害が出ています。