うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その５３９

　　　　　　　　　　　　　　　　いささか寒いが天気がよろしいので

　これが冬型のお天気と言うのでしょうか。けっこう空気が頬に冷たく道路も畑も霜で真っ白です。このこともちろんかみさんの受け売りであります。ここんところ散歩はすっかりご無沙汰で、少しは歩かねばとはおもっているのですが、どうも冬は苦手でその気になりません。もっとも夏ともなれば、またどうも暑さに弱くなんて泣き言をならべる辛抱のない男であります。
　そんなわけで昨日は一念発起、かみさんと自転車で投票所の確認とあいなりました。前回の投票は３年前民主党の大勝したときでして、すっかり道順を忘れています。というのもわが家からかなりの距離にありまして、そのうえけっこう地図上はかなり混みいったところにあるのです。
　当地に来た当初の選挙には、お隣のご夫婦に車でご一緒させていただいたので、方角は全然頭に入っておりません。そして３年前は娘と一緒でして、娘も方角が見当つかずぐるぐる回ってやっと人に尋ねたりしての投票でした。
　そして今回、娘も孫も当日はどうなるか分からないということで、２人で下調べということになった次第であります。東京にいた時は投票所は近間の小学校、松戸ではそれこそ歩いて直ぐのお役所でしたのでなんのことはありませんでした。ところが現在は水戸市内といっても、田んぼあり畑ありでして、農道を突っ走ったり、墓地の脇道を行ったりラブホテルのそばをにやにやしながら行くわけです。
　しかし案の定うろ覚えの道はまさに迷宮でした。にっちもさっちもいかなくなり、犬の散歩をしている方に尋ねる結果となってしまいました。その方しばし黙考、「なかなか口では道順を説明できないので、ご一緒します」と先になって歩かれます。２人で自転車を転がし、犬の小便につきあいながらやっと投票所にたどり着きました。感激であります。２人して深々と頭を下げて礼を述べ１件落着でありました。