うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その182

2011-02-12 08:01:44 | 日記

           雪やこんこんもいいのですが

 天気予報見事的中、おそらく夜半から降りだしたのでしょう。庭の芝生が隠れるほどに雪が積もっています。二三センチといったところですが、当地では珍しく積雪はこの冬二度目です。よく雪がふると暖かいと聞いたものですが、とんでもありません。かなり寒さは厳しくなっています。
 雪の中、若い者は次々と出勤です。残された老夫婦は皆の無事を願うしかすることはありません。いや、留守を守るのも大事な仕事と心得ねばなりません。先ずは火の用心。留守に火をだして、おまけに命でも落としたりしたら、洒落にもなりません。
 そんな心配をするほど、空気はからから、うっかり火を出してしまって、二つの遺体は留守番をしていたうたのすけさん夫婦とみられ、警察では身元確認を急いでおります。なんてテレビで流されたら大変です。くれぐれも火の用心であります。
 それほど最近は火事といえば必ずと言っていいほど、犠牲者が出ます。そして犠牲者はこれまた悲しいことに老夫婦となります。

 犠牲者といえば、目黒の老夫婦殺傷の犯人が捕まりました。最初怨恨によるものと推察されていたのですが、どうやらそうではなく、強盗目的の犯行らしいのです。
 福島から高速バス、電車と乗り継ぎ現場にきて襲う家を物色、たまたま被害者宅に狙いをつけたというのですから、防ぎようがありません。犯人の年齢も六十ぐらいですか、分別あっていい年なのにと、唖然とします。金目的といいますが被害者としてはこんな理不尽なことはありません。
 ご夫婦お二人で老後の楽しみは、多々あったと思いますがそれも無惨に断ち切られてしまいました。さぞかし無念であったろうと、少なからぬ怒りをおぼえます。こうした事件で犠牲者は何かといえば老人に集約されます。オレオレ詐欺で大事なお金を奪われ、巧言をもって老人の生活資金を掠奪する詐欺師の跳梁。そして車にはねられ、強盗に狙われるといった悲劇。今回のことも含めて世の中、女子供老人と、犠牲を強いられるのはいつも弱者なのです。

 こうなったら自分の身は自分で守るしかないようです。といっても足腰の弱りつつある老人にそれは酷というものです。なんかこう、いい手だてはないものでしょうか。しかしくり返しになりますが、根底に自衛といった気構えも、老人には必要不可欠なことと考えたりもするのです。