小沢さんに被告の肩書きが
小沢さんにこれほど似合うと言いますか、ぴったりな肩書きはあの御面相をふくめてありませんね。まあお気の毒と言うほかありませんが、昨日の記者会見でも強気の姿勢は崩してはおりません。しかし冒頭の一言には毎度のことながら気に入りません。
「国民の皆様にはご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫び申しあげます」。冗談じゃありませんよ、迷惑はともかく心配などしたことは一切ありませんよ。誰が心配などするもんですか。とにもかくにも起訴された身であっても、国民の前にすなわち国会の場で、裁判は裁判で別にしてはっきりとことの詳細を明らかにすべきです。常日頃仰っているように堂々と一切の顛末をお語り下さい。
このことがあなたが仰る、心配している国民にたいする義務だと思いますよ。それに党籍を離れる意志もなし、議員も辞めないと強気ですが、ちょっと待ってください。前例はいざ知らず、被告の身で国会議員はないでしょう。裁判で有罪とならなければ、あくまで無垢の身とでも仰るのでしょうね。困ったお人です。あなたの師匠である角栄さんや、金丸さんはどうだったのでしょうか。
被告人のあなたに歳費を払うほど、国民は鷹揚ではありませんよ。まして財源不足のおり、とんでもないことであります。もうこんな騒ぎは御免こうむります。そうでした、迷惑をおかけしてと詫びていらっしゃいますが、これに勝る迷惑はありませんよ。
迷惑を詫びる前にその根を断ち切って下さいな。いつ議員の特権を利用することがあるかもしれないと、踏んでおられるなら、そんな姑息な真似はお止め下さい。
国民の注目は民主党の執行部にも向いています。まさか小沢さんの議席も、ねじれ国会には必要なんて考えちゃいませんよね。
裁判は秋ごろからといいますから、まだまだ国民泣かせの事態がつづくのでしょうね。