うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 映画「太平洋の奇跡」

2011-02-14 06:46:08 | 映画

      梅雨の晴れ間のような晴天に誘われて

 昨日までのみぞれ交じりの雨や、小雪降る天気が嘘のようです。朝から青空が覗かれ、気持が高揚してまいります。人間なんて何て勝手なそして他愛のないものです。お天気次第でこうも気分が変るのですから単純ともいえます。
 そんな天気を見て、寝起き早々にかみさんに言いました。「映画見に行こうよ」「前から言ってたあの戦争映画?」「そうですよ」。小生早速メモしておいた上映時間の紙片を点検します。なにしろ日曜日ですので、一時間に一本のバスがさらに少ないので、上映時間との調整が難しいのですが、勿論ぴったりなんて望んでなどいませんが、なるたけ待たない時間のを選びます。
 そして選びぬいた時間が上映開始が十時五分、バスは八時五十分となりました。水戸駅まで約二十五分、到着は大体九時十五分。まあまあの待ち時間です。天気予報で洗濯日和と報じています。「洗濯している時間あるかしら」とかみさん言い出します。「成り行き成り行き」「そうね、あの子が早く終れば干していけるわね」

 そんなわけでして、朝食もそこそこに身支度にかかります。娘の洗濯が早くに終りましたのでかみさん、大童に洗濯に取り掛かりながらあれこれ洋服、コートとこれまた大忙しに身支度にかかります。とにかく無事ベランダに干し終え、バスに悠々の時間で家を出ることが叶いました。
 「ちょっと映画見に行ってくるよ」まだ出勤前の娘に声をかけます。「ええっ、こんなに早く」娘の呆れた声を背中に受けて、ゆっくりとバス停に向いました。

 映画の内容は太平洋戦争末期、米軍の圧倒的な軍事力に玉砕したサイパン島守備隊の、辛うじて生き残った四十数名の部下を統率し、米軍にフォックスと恐れられた一大尉の毅然とした態度を描いております。最後には民間人を投降させ、そして自ら「みんな一緒に日本に帰ろう」と部下を納得させて投降するといった、実話にもとづいた戦記です。
 スタッフ、キャストと、戦争を知らない世代が作った映画と話題性を含んだものですが、こまかいことを言えばかなりの不満はありましたが、少なくとも戦争の無意味さは十分に果たしていると、至って満足させられたいっ時でありました。

 映画が終った時間は測ったように十二時二十五分。駅ビルの鮨屋で昼食であります。「今日は飲みすぎないよう、二杯で止めますよ」と宣言して久保田のコップ酒を傾けます。つまみは中トロの刺身とイカげそのから揚げです。
 程よい酔い加減でバスにゆられて帰るのも、なかなか結構なことであります。