じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

7/5 5:20~ TBS「THETIME,」
   10:25~ TBS「ひるおび」
   13:55~ TBS「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」
   15:50~ TBS「Nスタ」
   18:30~ TBS「『二宮孝太郎』✕『それSnow Manにやらせて下さい』合体SP」
7/6 9:30~ TBS「王様のブランチ」午前の部
7/7 13:30 TBS「今夜初回!日劇「ブラックペアン2」&明後日初回火ドラ「西園寺さん」開幕超直前SP」
   19:00 TBS 「バナナマンのせっかくグルメ」
   21:00 TBS「ブラックペアン」放送開始
10月 芭蕉通夜舟 東京公演
    映画「八犬伝」公開
    芭蕉通夜舟 地方公演(群馬)
11月 芭蕉通夜舟 地方公演(宮城・岩手・兵庫・愛知・大阪)
    映画「アングリースクワッド」公開

冬のライオン

2010-01-22 20:10:21 | 観劇記
今日は嬉しい配達物が3つ 1つは流からのラブレター やっぱり郵便だと早いわ~~年末の会報がメール便だったので 愛しい待ち人だと1日違うだけでも1週間待ってる気分になるので……って、かなりヘタレておりますが、中身については微妙だな~~定価で買うには今の財力では 社会復帰が決まったらドド~ンと就職祝いに……いや、それはデートに向けて蓄えたい……か…も あとは、先日ネットでお買い上げしたピンクの手帳 3つ目は観劇絡みの封書ですぅ~~特に催促した気持ちで待っていたわけではないのですが、やっと届いて気分も 楽しみがいっぱいでハッピ~な気分ですわ~ でも、やっぱり心底幸せな気分が湧き出てくるのは、やっぱり一番知りたい内野情報!まだかな、まだかな~~

さてさて、今日は東京グローブ座で「冬のライオン」を観てきました。急きょ決まった観劇だったのですが、なかなか良いものを観たな~~と充実した時間を過ごせて大満足 出演者の関係もあり~の、平日マチネという環境もあり~の、年齢層はかなり高めで、正直バスツアーのオバチャン集団に遭遇したような勘弁願いたい状況もありましたが……まぁ仕方ないというか でもさ~~後ろで冒頭から寝息を立てて爆睡は止めてほしかったな~~嫌々で来てるなら来るなよっ みたいな

グローブ座は2年ぶりぐらい 今日は1階後方のお席だったのですが、センター近くだったので観やすかったですぅ~~今までは2階しか座ったことがなくて 最近は後ろでもオペラを使うことが少なくなったのですが(がん見したい人がいない場合は特に)今回もそうですが特に観えにくいということもなくて……っていうか、実は年末から行方不明なんです、、、マイオペラ どこかのカバンに入れっぱになってるんだと思うんだけど……どこに隠れてるのだ???

公演は全2幕で休憩15分を挟んで2時間45分。1幕の方が30分長めですね~~セットは中央が盆状態で表裏に別セットを組んで回転させることで場面転換をしていましたが、室内の時には大抵後ろにライオンを髣髴させる模様だったり、あるいはライオンそのものだったりが描かれていて、何だか本当にライオンの群れの中にいるような雰囲気が漂ってましたね~~ま、物語自体もそんな感じではあったのですが

あらすじはこちら。

西ヨーロッパに強大な国を築いたイングランド国王ヘンリー二世。地方領主にすぎなかったヘンリーは、フランス王妃だったエレノアを妻に迎えることで広大な領地を手に入れ、その地位と権力を手に入れていた。そして1183年のクリスマス・イヴ。ヘンリー二世は後継者問題に決着をつけようと一族を招集した。王の寵愛を失い、幽閉の身となっている王妃エレノアと王位を狙う三人の息子たち。母は長子リチャードを、父は末子ジョンを偏愛し、次男ジェフリーは父母どちらの愛情も得られていない……。一族の愛憎をめぐる駆け引きに、奪われた領土を取り戻そうと機会を窺うフランス国王フィリップ二世と、その異母姉でヘンリー二世の愛情を一身に受ける皇女アレーの思惑が錯綜する。誰を愛し、誰を信じ、誰が裏切るのか?宮廷のクリスマス。孤独を噛みしめたヘンリー二世は息子たちを地下牢に閉じ込め、その手に剣を握るのだが――。(公式サイトより)

あらすじにもありますが、ホントいろんな思惑が絡み合っていて「誰を愛し、誰を信じ、誰が裏切るのか」本音と建前が交錯していて分からないんですよ~~しかもここら辺の歴史はうろ覚えなので、史実をもう少し勉強していったら更に楽しめたんじゃないかな~~って 確か、、、まだ有名な絶対王政だの何のっていう時代よりも前の話で、そういうヨーロッパ世界の基が形成されつつあった時代で、イングランドもフランスもまだまだ国としては青年期……くらい でも、その分国の運命がかかっているから策略があちこち張り巡らされているんですよね~~で、今回はそういう外交戦略や後継者争いの言葉を借りてヘンリー二世のファミリーを描いている部分もあって。。。登場人物それぞれが誰が後を継ぐとか、政略結婚がどうとか言っているんだけど、発言そのものもさることながら、そっくりそのまま家族の本音と建前を表している絶妙さがあって面白かったんですわ。家族ゆえの本音と憎しみ、、、嫡男にしてほしいことを望んでいる裏には愛情を求める息子の本音が込められていたり、妻を幽閉して離婚を考えていても実は長年連れ添ったからこその情愛みたいなものがあって素直になれなかったり、夫に悪態をついていても実は愛が残っていたり、、、家族だからこそ抱く憎しみと愛情、両方の真実を紡ぎ出しているところが凄いな~~と思いました ま、外からは分からない、実際にその中に入ってみなければ分からない性質のものだから、観ている方もちょいと疲れました どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、アレコレ考えながら、自分の中にあるものと対話しながら観てしまったので(笑)

出演者の皆さん、さすが実力のある方ばかりで見応え十二分という感じでしたね~~ っていうか、文学座の方多し!というか いや、でもね~~ヘンリー息子三兄弟!三人兄弟それぞれの性格や立場、行動パターンがよく出てて何だか笑えたというか……じい自身は兄弟はいないので実感はないけど、親の兄弟のアレコレを見ていると妙に納得してしまう部分もあったり 末っ子なんて腹の立つほどの要領の良さ じいなら実際に関わってたら一番に抹殺するタイプだわね(苦笑) 間に挟まれた子の寂しさと強さ、、、これはちょっと切なかったですね~~裏でいろいろ画策しつつ表ではそつのない立ち居振る舞い……時としてその中に愛情を求める本音が垣間見られるようで

そして、、、じいはこのお二方目当てに行ったの~~平幹二朗さん&麻実れいさん 麻実さんは箱根強羅や夏夢でお会いしてますがナマ平さんはお初!ずっとずっと舞台でお会いしたかったのよぉ~~テレビでは何度もお会いしてますが……って、蝉しぐれの家老サマなのよね じい的にはダメダメだった「篤姫」の時も平さんの出演回は唸らされましたが、今回も本当に素晴らしくて イングランド王にありがちというか、まぁ小説や映画等々での勝手なイメージですが、強さ、横暴さ、可愛さ、情けなさが余すところなく表現されているんですよね~~しかもそれがセリフの1つ1つに込められていて伝わってくるのが凄いな~と思いました。幽閉した息子たちへの殺意と愛情、その相反する、でも両方とも真実なのでは?と思う心模様には圧倒されたし、エレノアと離婚すべくローマ教皇のところに行こうとするラストシーンでエレノアをエスコートするところは妙にかっこよく見えて思わず惚れそうになっちゃったし 久しぶりに言葉にエネルギーのこもったセリフを聞きましたわ~~ 麻実さんも相変わらずのハンサムっぷりで 長年連れ添った夫婦だからこそ為せる丁々発止なやり取りが素晴らしかったです。パッと見罵り合いの会話なのに、妙な愛情?情愛??そこが可笑しくてね~~でも、お腹の底からゲラゲラ笑うというんじゃなくて、どことなく切なくなってくるというか……そこがこれまた夫婦の面白さなのかもしれないですね~~傍から見るとくだらなかったり笑える喧嘩に見えても、そこには本気や真実があったりするものと思うので。
コメント
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