東京公演の前楽(6/17ソワレ)の観劇記です。前楽公演、実はベガーズの時のハチャメチャ舞台の悪夢(詳細は2006年1月30日の日記へ
)があったので、正直なところ不安だったのですが、その不安を吹き消すような熱い舞台
客席も熱気に包まれてて気温が2・3度上がってたような感じでした。
「きれいは汚い~」の内野ランディ、ますます絶好調
暫く見納めかと思うとシンミリしてしまいそうだったけど、今回の舞台の中でこの場面が唯一、心から萌え~
できるところなので、しっかり堪能させていただきました。で、そんなじいの横に座ってた女性、初メタマクらしくて入口で配られる歌詞カードをしきりに目で追いながら聞いてたんですけど、内野ランディが歌い始めた瞬間、笑い始めちゃって……なぜだ~~~こんなにカッコイイのに
ヤマハさん登場、今日もトイレネタでした。「目が覚めたらトイレでお尻を出したまま座ってた」みたいな内容でした。東京は城ネタ、子供ネタ、トイレネタが主だったかな……松本ではご当地ネタがあったので、大阪では是非地域ネタを復活させてもらいたいな
「炎の報告」……上條さん、とうとうやっちゃいましたね~~歌詞を思いっきり間違えてました。ランダムスターは褒めたのに、エクスプローラーを褒める部分もランダムスターを褒めちゃいましたね~~そろそろ罰ゲームが近い
な~んて
でも、ここでのレスポール、本当に楽しそう。特に公演後半では、門が開く時の音楽で後ろのバンドを煽ったり、「しか~し、そこはランダムスター~」って部分で皆がヘドバンしているところで女性兵士役の人と向かい合ってノリノリなダンスをしてるし。
エクスプローラーとマーシャルの再会シーン、相変わらず怪しい
内野ランディのツッコミ、今日は「気持ちの悪い親子関係だな」だったんですけど、確か昨日は「おかしな親子関係だな」だった気が……どっちがホント??で、その後の「マーシャル、お前、王様になりたくないか?」の質問。今日のマーシャルは「おいら、ユリカモメになりたい
」って……しかも、その後にランディ&エクスプローラーが予言について話している時に、マーシャルは手を翼みたいにヒラヒラさせてカモメの真似をしてて
こういう無邪気さ、好きですけどね~~
「自問・シャウト・自答」での内野ランディ、自分の中にある迷い、弱さ、欲望、可愛らしさ等など、ランディの魅力をぜ~~んぶ表現した歌い方なんですよね~~しかも歌詞の言葉によって空気を一瞬にして変えてしまう緩急の差
じいは毎回釘付け
でも、ジレンマが一つ。内野ランディが歌っているバックで裏切り者のマホガニー領主を処刑するシーンが展開されるんですよ。レスポールJrとか、パパラッチしたいところでもあるんですけど、でもぉ~~ランディは絶対に絶対に外せないし。多分、大阪でも見ることはない
っていうか、見れないと思いますわ
DVDになるのを待つしかないのかしら。。。
レスポール暗殺の場面、ランディのいろ~~んな心模様が伝わってくるんですよね。夫人に暗殺を促されるシーン、暗殺を決意したことに対する自信をつけるために夫人にすがりつくように見えるけど、でも、それだけじゃないんですよ
ランディ自身の悪どい、というか、邪気な部分、残忍な部分も見え隠れする。内野ランディの目の奥に鋭さを感じる瞬間ってのがあって、背筋が凍るような冷たさを感じるんですよね
でもすっごく怖いわけでもなくて、夫人が寝室に戻って一人きりになると、よわ~~い感じになって、まるで空き地に置き去りにされた子犬のよう……こんなに層の厚い表現ができるなんて
すっごい役を掘り下げて演じてないと、っていうか、役自身の人生を生きていないと出来ないこと。さすが内野さん。。。罪だわ
冠クンのヒットメドレー、「今日も行くぞ、東京~~」って煽っても客席はシ~~ン
冠クン、寂しそうでしたけど、観る側は劇場だからどう反応していいか分からないですよね~~じいは調子に乗ってイエ~~イ
なんてしちゃうかもしれないけど
で、冷たい空気の中、昔の彼女のシンミリ話→「燃えるいい女」を熱唱。今日も一曲で終わりかなぁ~と思ったところで客席から拍手
前楽、やっぱりこうじゃないと
内野ランディからも「もう一曲いいぞ」って許可がでたのでサーファーの友人の話→「おさかなソング」をシャウト~~
今日の2幕、実はハッ
とした内野さんの表情がありました。「きれいは汚い~」の冒頭シーンに次いでじいのお気に入りシーン、「エクスプローラー殺しへの決意→スコーピオンハート」の後、パンクバンド「バトルハムレット(って名乗ってますよね?)」の二人にバンクォー橋本殺害を暗示するシーンがあるんですけど、パンクの悪口を言ってるのは「バンクォーだ」と言った時のマクベス内野の顔。今まではちょいとおちゃらけた雰囲気だったのが、一瞬にしてこわ~い表情に変わったんです
しかもちゃんと陰のあるオーラが出てて、マクベス内野の周りの空気が黒く見えたような
じい、固まっちゃいました。。。こんな風にツボに入っちゃう瞬間っていうのが内野さんが演じられる役には必ずあるんですよね~~その度にじいの“病気”はますます悪化
エクスプローラー殺害のシーンを眺めながら歌う「スコーピオンハート」、エクスプローラーが強くてカッコイイ分だけ哀しくなるんですよね。今日はこのシーンを見ながら「やめて~~~
」って叫びたくなりましたわ。マクベス内野/ランディに待っているのは孤独や虚しさ。自業自得なのは分かるけど可哀想で可哀想で
でも、同時に自分が望むものを手に入れたいっていう野心も理解できなくはない。。。生きるって難しいなぁ~なんてことも考えちゃいましたけど……はぁ、やっぱり2幕からは重い
「小さい箱」発言~私の失意、今日の松さん、喋り方は前回よりも冷静な感じ。といっても、壊れっぷりは相変わらずでしたけどね~~「私たちは小さいの。なのに大きい箱に手を伸ばそうとするから~~」って言いながら両手を突き出して何かを取ろうとする仕草をするところ、普通にあぁ~って感じで手を伸ばす時もあれば、う~~う~~って唸りながら手を伸ばしてて、内野ランディに抱きとめられるまで暴れた感じの時もあるんですけど、今日は後者の方でした。このパターンの時は、夫人を受け止める内野ランディの気持ちがすっごく強く伝わってくるんですよ。そりゃ、もう、切なくて切なくて
しかも、公演後半に入ってから内野ランディもある意味「いっちゃってる」感があって狂気っぷりが凄いので、夫人を受け止めながらも、自分もまともな状態ではいられない姿が見ていられないんですよ。いつぞや、内野さんが「目に見える感動ではなく、人間の奥にある真実を掘り起こすような大人の芝居にしたい」みたいなことをおっしゃってましたけど、ホント、そんな舞台になってますわ。時としてこの場面、涙涙って時もあるんですけど、涙なんてこれっぽっちも出てこないのに心がすんごい痛くなってるのを実感する時の方が多くて。。。ま、じいは頑張ったと思うんですよぉぉ~~
マクベスの重さに1ヵ月耐えたんですから。ほ~め~て~~~なんて
カテコ、昨日より更に1回多かったです
ここ何回かのカテコ、ラストから2回目の時、松さん&未來クンが何かしら絡んでふざけあってる様子。で、退場する時は北村さんが内野さんの肩を掴んでおんぶ?みたいに遊んでて……で、最後のカテコで上條さんが一人、勝手に帰ろうとしてて連れ戻されてたのが可愛かった