ミスウインターがいったん今夜実家に戻ると云うことで、お別れにお昼をごちそうすることになった。何が食べたいかをいろいろ紹介のメニューから選んでもらった。それが黒石市の「つゆ焼きそば」である。これまでの常識を覆すような焼きそばに汁が入るというこの食べ物。いったいどんな味なんだろうかと、世間様が騒いでもなかなか試食に至らなかった。今回ミスウインターがリクエストしてくれたことを幸いとして、きょうついにその日がやってきた。
場所は黒石の道の駅「こみせん」という「こみせ」という津軽の古来からあるアーケードの中の一軒。お土産屋を店舗に奥が食堂となっており、日曜日などには津軽三味線のライブも行われるところ。きょうは平日でもあり、お客は3~4組で、落ち着いて試食ができた。汁焼きそばには普通の物から、トッピングの内容で3種類の値段で400円、500円、600円と分かれていた。我々は写真の600円の汁焼きそばと普通の焼きそばを頼んだ。トッピングは肉と、天ぷら、温泉卵で、ネギがたっぷりと乗っていた。麺は平麺で白い。唐辛子を一さじかけてさて、お味はといえばこれがな、なんと美味いではないか。ソースの味はするものの、汁は通常の生そばのだし汁のようにこくがあり、麺もつるつるしていた。こういう予想外のうまさの時には、何か儲かったような気分になる。
また行ってみたいという気持ちと、店により皆味わいが違うらしいので、食べ比べも面白いのかも知れないと思いつつ満足した気分で車の人となったのである。