夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

一行詩/春の雨

2008-03-11 22:55:32 | 創作(etude)

 ・めぐる世のあると思うか空蝉の春雨の中に雪は消えゆく

 ・泣き濡れて雨降る空を見上げつつ涙隠せる乙女の哀し

 ・赤煉瓦美しき館今はただ朽ち果てつつも春の雨降る

 ・形あるすべてはいずれ朽ち果てん若き乙女よ春雨に咲け

 ・彷徨の旅も間もなく根付くかな春雨の降るこの弘前に

黒石市のつゆ焼きそば

2008-03-11 18:42:51 | 旅たび食べある記
 ミスウインターがいったん今夜実家に戻ると云うことで、お別れにお昼をごちそうすることになった。何が食べたいかをいろいろ紹介のメニューから選んでもらった。それが黒石市の「つゆ焼きそば」である。これまでの常識を覆すような焼きそばに汁が入るというこの食べ物。いったいどんな味なんだろうかと、世間様が騒いでもなかなか試食に至らなかった。今回ミスウインターがリクエストしてくれたことを幸いとして、きょうついにその日がやってきた。
 場所は黒石の道の駅「こみせん」という「こみせ」という津軽の古来からあるアーケードの中の一軒。お土産屋を店舗に奥が食堂となっており、日曜日などには津軽三味線のライブも行われるところ。きょうは平日でもあり、お客は3~4組で、落ち着いて試食ができた。汁焼きそばには普通の物から、トッピングの内容で3種類の値段で400円、500円、600円と分かれていた。我々は写真の600円の汁焼きそばと普通の焼きそばを頼んだ。トッピングは肉と、天ぷら、温泉卵で、ネギがたっぷりと乗っていた。麺は平麺で白い。唐辛子を一さじかけてさて、お味はといえばこれがな、なんと美味いではないか。ソースの味はするものの、汁は通常の生そばのだし汁のようにこくがあり、麺もつるつるしていた。こういう予想外のうまさの時には、何か儲かったような気分になる。
 また行ってみたいという気持ちと、店により皆味わいが違うらしいので、食べ比べも面白いのかも知れないと思いつつ満足した気分で車の人となったのである。

住民の住民による住民のための・・・

2008-03-11 08:12:00 | 福祉について
 弘前市社会福祉協議会主催の住民福祉懇談会が昨日開催された。
 住民福祉懇談会という割に、何故平日のお昼に開催されるのか疑問が残る。それに社会福祉協議会主催といいながらも、行政福祉担当者もいない。社会福祉協議会の経営に最も大きく影響している補助金を下している行政が出席して初めて、地域福祉の理解が深まるのではないだろうか。公助・共助・自助の3つがそろって初めて地域福祉の健全性が担保されるのではないだろうか。
 弘前市社会福祉協議会は2年前の市町村合併後は26の地区社会福祉協議会に組織されているが、旧岩木町と旧相馬村は合併後2年目を迎えた状態で合併前の社会福祉協議会が事務局として形を残している。市の財政難が大きく影響して、年々社会福祉協議会への補助金も縮小の一途をたどる。その影響もあって市町村合併によるそれぞれの地区の住民が創意工夫して築き上げてきた個性が消えようとしているかまたは消えた。一番ゆゆしき問題は、社会福祉協議会本来のコミュニティオーガニゼーションやコミュニティワークが見えてこないことだろう。更に財政難を理由にこの2つの支部の事務局もなくなるのではないかという不安感が根強くある。

 「地域福祉推進には、日常生活の営みの中で地域住民の主体的自主的な参加・参画をもって、相互の人的、活動的な関係性を築き、その連携や連絡・調整をとり、協働態勢による福祉ネットワークを密にし、有効な地域福祉実践を図り、それら一連を評価することが必要である。そうしたプロセスの諸側面への働きかけや作用をおよぼす仕事や事業がコミュニティワーク(community work)であり、その専門職がコミュニティワーカー(community worker)と言われる。また、地域福祉推進のためには、地域の中で組織化が必要であり、この組織化がコミュニティ・オーガニゼイション(community organization)であり、地域組織化と福祉組織化がある。また、コミュニティ・ケア(community care)は、地域の中で、地域がもつフォーマルやインフォーマルの福祉機能や、その地域の福祉資源を活用して展開される地域福祉を意味している。
 地域福祉では多様化し複雑化する住民ニーズや課題に対して、その解決のために住民の行動意識を高め、いかにして住民の主体的活動展開や福祉資源活用を図るか、福祉コミュニティづくりにおいて、地域力、福祉力、教育力を涵養(水が大地にしみこむように養うこと)し、その発揮が期待される。」
(河内昌彦(こうちまさひこ)氏「地域福祉とコミュニティ 」より引用しました。)

 社会福祉協議会が行政から事業を委託され補助金収入で運営する余り、社会福祉協議会本来のこの中核的な機能をどうも忘れかけている気がしてならない。行政がお金を削るのでやむを得ないと云う発想では、社会福祉協議会そのものは形骸化し地域福祉の根幹が立ち腐れ状態に陥るのではないだろうか。何よりも住民の地域福祉への牽引機関としての信頼感を損なう気がしてならない。


黄砂と花粉症

2008-03-11 06:34:51 | つれづれなるままに
 2ヶ月くらい前から愛車のフロントガラスが、やけに汚れを帯びた。雪が降っている時期なのに何だろうかと思いつつ、これが黄砂だと思い当たった。それが今月は更に濃くなっている。ここ数年の黄砂の影響は、強まっているような気がしてならない。
 昨日は県内も最高気温が10℃と今冬初めての二桁に突入し、いよいよ春が加速し雪がどんどん融けだしている。
もう一つの春は、二、三日前からのくしゃみの頻発と、鼻水鼻詰まりである。杉などの花粉の飛散が今年は相当ひどくなるらしいが、すでにその影響だろうか。口で息をすると喉もおかしくなって、風邪かと思いこんでいたがどうも花粉症なのかも知れない。風邪引きなのかこの花粉予防措置なのかはわからないけれども、マスクの人が多いのも春の予兆かも知れない。
 お休みの一日だが、朝から先週末に行われた結婚披露パーティの後始末の仕事が残っていた。そして今度はわが施設のニューリーダーの結婚披露パーティへの意識の切り替えをしている自分だ。

 午後一番は住民福祉懇談会が旧岩木町公民館大ホールで開催され、私とスタッフSさんと一緒に参加した。行政機関の事業の下請けと化した社会福祉協議会が、補助金の縮小による様々な地域福祉事業の仕組みにまで切り込もうとしている。私は地区社会福祉協議会理事ではあるが、近年の社会福祉協議会組織のコミュニティワークやコミュニティオーガニゼーションという社会福祉協議会本来の機能の発揮が形骸化されてきたことを指摘し、その強化を訴えた。これについては別にまた記したい。

 懇談会が終了後、走るように毎月第2週のFMラジオ・アップルウエーブ「暮らしのゼミナール」の生放送が待つスタジオに急いだ。今年度最後の放送でもあり、ゲストとして弘前市学習情報館(教育委員会主管)のNさんに「知的障害者余暇活動・ピアフレンズ」の活動紹介を依頼した。Nさんは昨年お会いした36歳の若き行政マンである。私の所属する弘前市ボランティア支援センター運営委員会の事務局員でもある。
 今月は来年度の放送番組の改変期であり、パーソナリティのすずきさんとも今月でお別れのようである。いよいよ来月から4年目。私は依然として首がつながっているようだ。