なんだかきょうの職場の午後5時は、ロートル3人プラス2人の中年が熱くなっていた。何にって、子ども時代の生活を思い出していたから・・・。60代のSさんが、学生時代は器械体操をやっていたことが話題になって、すると事務スタッフのMさんが「僕も鉄棒をやった」から、「あのころはこどもたちの遊びのひとつといえば、鉄棒だったよね」という。栄養士のYさんが「私は縄跳びだったわ」というと、僕が「あ、それってスカートがめくれないように、パンツにスカートをはさんで逆立ちしてなかった?」と聞くと、「そうそう」と続く。Sさんが「俺の所じゃパッチって言ったけど、東京じゃメンコだよね?」と言う。「僕は新潟でやっぱりパッチだった」というと、スタッフのSさんが「こっちじゃビダだな」と続く。とにかく外の遊びが多かったあのころ。どんどんみんなの記憶が子ども時代にトリップする。僕が五寸釘で陣取り合戦したな」と言うと、事務のSさんが神社が遊び場だったとのたまう。本当に神社は僕らの自由な空間だった。「ケンケンパ」っていう遊びもあったし、ビー玉での様々な遊びや、馬跳び、竹馬、チャンバラごっこ、相撲、ターザンごっこ・・・などなどどんどん広がった。騎馬戦もやったし、杉鉄砲も作ったな・・・。30分間もわいわいと話し、懐かしい時代にタイムトリップしたのだった。
「ずいずいずっころばしごまみそずい
ちゃつぼにおわれてとっぴんしゃん
ぬけたらどんどこしょ
たわらのねずみがこめくって
ちゅう ちゅうちゅうちゅう
おっとさんがよんでもおっかさんがよんでもいきっこなしよ
いどのまわりでおちゃわんかいたのだーれ」
この歌も実は恐ろしい背景を持った歴史的な歌なのだという。随ととっぴんとの戦があったのだと言う説。
江戸時代に殿様につかえていた小僧があやまって庭でお茶碗を落として割ってしまったのだそうです。それでもって、小僧はその罪を償うために、近くにあった井戸に身を投げたとか。
場所は知りませんがお茶の生産地だったため、 お輿に乗っているお殿様を「茶壷」にたとえ、 茶壷に追われて(「茶壷」つまり大名行列がきたら) とっぴっしゃん(家に入って戸をぴしゃんと閉めて) ぬけたら(大名行列が通り過ぎたら) どんどこしょ(とさわぎましょう) おっとさんがよんでもおっかさんがよんでもいきっこなしよ (行きすぎるまでは、誰に呼ばれても家から出てはいけません) ということです。
大名行列は横切ると即切られるという話なので、 子供が飛び出したりしないように、言い聞かせるための歌だということでした。