晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

気忙しい観望

2007年03月22日 01時58分44秒 | 天文ネタ

321em100ts1夕方の天気からは全く期待していなかったのですが、所々星が出ているので一寸だけと思って観望に出掛けました。先日、某掲示板で10cmF10ニュートンの素晴らしさを力説してしまい、何としても10cmニュートンを使いたかったと云うのが今回幾分強引な観望へと走らせたようです。

外へ出てみると7割は雲に覆われ、時折姿を見せる空域の観望に終始しました。 当然機材はTS-1鏡筒EM-100の組み合わせで、アイピースはLVズームナグラーズーム、それにペンタXW10㎜XL14㎜、珍しく主に使用したのはペンタでした。(大抵はズームが主体です)

先ず、土星を入れましたが申し分ない像で、切れ味が素晴らしいです。昼間は西風が強く気流の状態には期待していなかったのですが、中々如何して非常に良く見えます。変にコントラスが高い訳でなくナチュラルで諧調が滑らかと云う表現が一番適切な感じです。しかし、それも1分足らずで雲の中。次ぎは牛飼い座が見えてきたので、先日見忘れたμBooκ.ι星を観望。μ星は3重星で中々良く、κ星は伴星の色が美しい。しかし、これ等も数秒見ては雲、又出て来たのを見ると云った落ち着かない観望でした。 その後、からす座が見え、これも先日捉えることが出来なかった∑1669を入れようとしている途中で、綺麗な3重星が視野に入って来ました。ナンダコレ?調べると∑1604でした。綺麗に三角形に並んでおり上品です。但し、これも、直ぐに薄雲がかかりジックリとは見ることが出来ず次回、ジックリと鑑賞したいと思います。(一寸見でしたが、久々に綺麗な重星に出合いました) その後は、9割方雲に覆われγLeoを薄雲を通して今回の観望を締め括りました。 その他、εBooは当然の如くで、αGemζUMaと星雲団でM13M64を落ち着かない中で観望しました。天候の割りには結構数は見たのですが、とても気忙しかったです。 21時40分から23時20分迄行いましたが、実質星を見ていた時間は10分?有ったか如何かでした。