晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

忙しいのだけれど・・・

2016年03月31日 20時56分24秒 | 天文ネタ

春作業は始まって夜は相当に疲れているのだが、空は晴夜が結構あり、一回一時間程度の星見だが前回の更新より数回の星見をしている。 もうすっかり春の星座が揃ってきており、夏の星座も東の空から昇ってきている。 先ずは東の空の画像

牛飼い座おとめ座てんびん座へび座へびつかい座冠座ヘルクレス座、そして、山の端少し上にはさそり座火星が。 一方西空は

ぎょしゃ座ふたご座かに座仔犬座で、オリオン座おうし座一角獣座などは山の下となり、天頂付近はしし座うみへび座の星々が見えている。 ところで、この画像はリサイズ以外は一切弄っていないのだが、コントラストがキツイ画像である。 最近手にしたカメラで撮ったものだが、中古品なので前オーナーのカスタム設定なのだろうか、それともこうした標準設定なのだろうか?

この2枚は昨夜のものだが、この夜は日中雨が降っていた所為か潤んだ様な空で夜露も非常に多かった。PODにしてから中の望遠鏡に露が付いたのはこの夜が初めての様な気がする。それでも、星見に支障が出るようなモノではないが。 ここ最近の星見は対象が略毎回決まっており、牛飼い座のε星おとめ座のγ星しし座γ座ふたご座α星りょうけん座α星と余りにメジャーな重星と木星及び月面であった。 正直、シンチレーションが良くないので他の対象に向ける気がしない。それでも、木星大赤斑が綺麗に観えた日が半分は有り(昨夜は余り良い見え方ではなかった)流石、屈折鏡は強いなと感じる。 

このところ、お気に入りのアイピースはペンタックスXW3.5mmでこの短焦点ながら実に破綻の無い像を見せてくれる。 西村鏡を使っている間は全く出番が無かったが(倍率が高くなりすぎるので)TOA130に換えてからは略70パーセントの占有率である。 他の鏡筒でも使ってみないと何とも言えないが、とにかく今の私には最高のお気に入りである。 尚、昨夜は何時もの重星以外にふたご座38番星と偶に見るぎょしゃ座θ星を観る。このθ星が先ず先ずに分離して見えたのでそれ程に悪い空では無かったのかも知れないが木星は全然ダメだった。 さて、今晩も天気が良いので、これから星見に出掛けるとするか。と云うことで今月の更新は終了。

 


入れ替え そして星見

2016年03月13日 09時31分33秒 | 天文ネタ

昨日は天気予報では曇りであったが、朝から快晴に近い素晴らしい天気。 午前中は体調が悪く家でゴロゴロしていたが、夕方近くになって以前より鏡面の埃が気になっていた西村製20㎝F9を降ろしタカハシTOA130鏡筒への換装作業を行う。 架台も安定性より使い勝手を重視したJPからEM-200にする。

西村反射鏡筒JP架台も重いので大汗を掻き掻き行った。(尚、体調が悪いとは痔の調子のことで、重さと汗は些かその部分に堪えた) 尚、EM-200のコントローラーが見つからずに2時間近く探したのには少々焦る ※何度も探したところにちゃんと入っていた(^^;

そして夜、あれ程晴れ渡っていた空が9割方雲に覆われ、偶の切れ間より星見を敢行。 極軸合わせとファインダーの光軸合わせには十分な切れ間が有り、オマケにシリウスミザールコールカロリ、そして、木星を雲を遣り過ごしながら見る。 雲こそ多いが、気流状態は先ず先ずだったようで、焦点像内外も結構綺麗な同心円(シリウス)を見せており、木星もコントラスト高く屈折特有の安定した見え方であった。 アイピースもペンタXW3.5㎜ニコンNAV5㎜等の単焦点アイピースを多用するが、殆ど像質の劣化を感じることはなかった。(ペンタXO2.5でも使えそうな感じ) 但し、雲が多く落着かない空・・・

肝心の使い勝手も数段増し、彼方此方に鏡筒を振る使い方の星見屋には凸凹の少ない形状と操作のし易い架台は安定感よりも重要と感じた次第。 (安定感もEM-200にこの鏡筒であれば全く問題ない)

天候も味方してなにか、すごく屈折鏡のイメージが良かったと感じる星見であったが、暫くはこの組み合わせで行くつもり。 尚、ファインダーの2連装だが、対角上に取り付けているので、東天、西天に向けた際、覗き易い方を使えば良い為、実に使い良い。でもPODの狭さは常に感じながらではあったが。(ペンタ105SDHFでは全く問題ないが、このクラスの鏡筒には一寸・・・) と云うことで、昨日は午後8時30分から午後9時45分までの短く、でも、中々好条件での星見であった。

 

 


東天には・・

2016年03月06日 16時24分30秒 | 天文ネタ

先月28日は下り坂の天気の為に、少し早めの午後7時過ぎに星見に出掛けたのだが、急速に天候が悪化して1時間足らずで撤収。 空のにも余り注意をしていなかったが、一昨日の空は昼間から天気が良く上々ということで、ノンビリ午後9時過ぎに星見に出掛けた。 さぁ、外に出てすぐに東天の空が飛び込んで来たのだが、当に春の星座! いつものことだが構図も何も考えずに先ず一枚パチリ。

おおぐま座の一部から猟犬座牛飼い座冠座、中央に髪の毛座おとめ座獅子座が写っている。

一方、冬の星座は西天に傾きつつあり、当地の様な雪国でも冬の終わりを何となく感じる。

星見は先ず冬の星座から二重星を拾ってゆく。 28日の時はオリオン座ζ星β星木星だけで終わったが、今回もそれらから始める。どちらの重星も厳しく余り良く見えない。 木星も細かいところは時折見えるのが大赤斑もやっとである。 木星面を通過するイオとエウロパの影と通過して出現するまでを久し振りにジックリと観望する。 しかし、星自体の見えかたは良くなく、猟犬座コールカロリ獅子座アルギエバ等の明るく離隔たっぷりのもので遣り過ごす。(やっぱり、コールカロリは重星の横綱と再認識する、素晴らしい!) 此れ等は20㎝F9ニュートン鏡(西村)での星見だが、シンチレーションが良くないので気分的にスッキリせず、PODから出ての星見をすることにした。 久し振りのタカハシFC76+P2架台の組み合わせで同じ天体を見直すことにした。

壁に囲まれた狭い空間から解放され椅子に座っての快適な星見となったが(西村20㎝では覘く位置が高くて立ちっぱなし)だからと云って、見え方が特に良くなる訳でも無く、気流には勝てないと云った空であった。 但し、久し振りのこのスタイルは気分転換には非常になった。(この時期は羆の心配がないので安心して星見が出来る) この夜は2時間半程の星見時間となり、最近では最長かな(^^;