晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

前回の記事での??(双子座λ星の件、解決)

2019年03月17日 23時35分01秒 | 天文ネタ

今朝も雪が大量に降って、ここに来て春は少々足踏み状態。 それでも直ぐに晴れだし夕方までには大方降った雪は消えてしまった。 予報では夜は晴とのことであったので期待して夜を迎えたのだが、意外と雲が多く、星見に出掛けるか否かと逡巡していたが22時丁度より星見を開始する。相変わらず雲は多く晴れ間は4割程度、そして少々西風が吹いている。 全然期待しないでシーイングチェックを兼ねぎょしゃ座θ星を入れる。すると今シーズン最高の観え方で実に綺麗に分離している。(主星2.7等 伴星7.2等 離隔3.8秒)なので難物ではないがそれ程容易な重星でもないので、此れは中々イケる日ではないかと一寸嬉しくなる。 そこで、前回の記事でふたご座λ星が上手く分離出来ないと書いたので、雲の合間をついてλ星を100倍の視野に導入した。 すると何と極普通に確認出来、逸らし目等も必要なく観えている。視野内の星も揺らぎなくスッキリしている。これまでは単にシーイングが悪かっただけであったようだ。只、それにしても、この星の写真はおろかスケッチすらネットで観ることが無いので不思議ではある。但し、藤井旭氏の星座ガイドブックには普通に紹介されている。 その他、双子座α星キリン座β星(この星を観るのは二十年振り位と思う) しし座54番星やまねこ座38番星(これも十年以上観ていなかったが、春空では必見の重星だろう) あと、上弦の月を暫く見たが、ここ数年で一番落ち着いた像を見せてくれた。(只、ここ数年と云っても殆ど月面は見ないので十回前後と思う) 風も其れなりに吹いて、雲の多い空であったが透明度は高くシーイングは7/10位ではなかったかと思う。(カペラの星像からの判断、常時300倍が普通に使えていた) しかし、雲が多く、23時10分に終了した。

 明日以降は農作業に取り掛かる予定なので、暫くはお休み状態になる予想。 画像は今回のものではなく、2か月程前のもの(ブログには画像が必要・・・)  


春の星座へ

2019年03月16日 18時34分36秒 | 天文ネタ

同時期の数年前迄の記事を辿っても殆ど同じような観望内容が続き、本当にこのブログは超マンネリ化しているのが分る。 今回の記事も一週間も前の星見記録を書くのだが、毎回同じような内容なので公開することに可也躊躇を覚えた。 しかしそれ以上に午後21時以降の活動が身体に滅茶苦茶堪えることである。星見自体は身体を動かしているので眠気を追い払うことは然程難しく無いが、ブログを書いたりすることは睡魔との戦いで、書こうと思っている内に寝てしまうことが殆どで、本格的な仕事時期にはブログ記事作成は不可能と思う。 個人的な星見記録のスタイルなので、近い将来は別の記録方法にしようかと考えたりもしている。 平成の御世も残り少なくなって来たが、先ずは新しい元号になるまでは維持していこうと思っている。

画像は先日8日の22時30分頃の東天から南東天にかけてのものである。 春の星座というよりかんむり座へび座(頭部)云った夏の星座も昇って来ているが、春を代表する牛飼い座おとめ座、かみの毛座、カラス座、コップ座しし座の一部が写っている。何時もはjPEGの撮って出しだが、今回は輝星が目立たなかったので星像を大きくする為に若干弄った。 

この日8日21時45分よりSKY SHED POD内のTOA130S+EM-200FG Temmaにてオリオン座β星いっかくじゅう座β星おおいぬ座α星(伴星観えず) h3945(別名145Cma)冬空を代表する色の綺麗なペアだが、この日はシーイングの所為か全然といって良い程綺麗でなかった。一寸不思議である。 次に双子座α星、38番星、δ星、κ星を気持ち良い分離状態で鑑賞。尚、前回の記事で少し触れていたλ星だが、光度差は主星約3.5等 伴星約10.5等と大きいが離隔約10秒なので、逸らし目での観望となるが、口径が13㎝の望遠鏡ではそれ程難しい対象でない筈・・・正直言って、導入時に其れらしき存在は認識?出来るが、同様のかたちで視野内を動かしてみても認識出来ない。又、導入時に認識?した伴星の等級は口径13㎝の限界に近いもので有った様に感じたので、次の機会にもう少し大きな口径で確認したいと思っている。(ネット上で探してもふたご座λ星の観察記事が見当たらないのが不思議、又、私が認識?と書いているが、錯覚の可能性大である)  次に春の星座へと鏡筒を向け、先ずはかに座ι星、φ2星、ζ星(このかに座の重星はどれも期待外れしない対象で、特にΙ星は春空ではナンバー1の美しいペアである)続くかみの毛座24番星もこじんまりとしているが美しいペアである。 これ等を暫し鑑賞してからカラス座δ星Σ1604(十年振り位に観たが、空の状態が良くなく綺麗に観えなかった。※三重星で伴星の菫色が綺麗な重星) おとめ座γ星、牛飼い座ε星(シーイングは良くなく簡単な分離状態ではなかった)ξ星かんむり座ζ星を観て23時35分にお開きとした。 シーイングは4~5/10

10日の夜も晴夜となり、21時40分より星見を開始。機材は前回と同様である。 重星は春の星座を巡ることとし、シーイングは前回より悪く4/10位であった。 かみの毛座24番星、牛飼い座ξ星、ε星、π星、μ星、おおぐま座ミザール、りょうけん座α星、M51(子持ち銀河)、ぎょしゃ座θ星(やっと分離) 最後はかんむり座σ星、ζ星を観て23時50分に終了とした。この夜はシーイングも悪く風も強いので、途中で幾度も止めようかと思いながら続けた。この様な状況での観望はモチベーションを著しく低下させるのでしない方が良かったように思う。

 

 


楽を覚えると・・・

2019年03月07日 22時19分10秒 | 天文ネタ

今回の記事は3月2日の星見に関する事だが、その日、21時から23時30分までの重星観望をした。 最初は倉庫内に設置していた西村20㎝+JP架台にてシリウスを観ていたが、次の天体へ向けようと鏡筒を振ったが、その範囲には観たい対象が無く、余りにも狭い範囲しか向けられないことに嫌気が差し、POD内のTOA130へ切り替える。 下の画像は観望前の夕方の様子だが、もう少し設置場所が外側であれば向けれる範囲も増すと思うが、そこまでしてもと・・・

TOA130+EM-200に切り替えてからは、やはり自動導入でクランプ操作も不要なのでとても楽ちんである。 こうなってしまうと一寸元に戻る気には為れないもので、楽を覚えると・・・である。 

この夜も、シンチレーションが良く、シリウスの伴星を確認出来た。(時間的なこともあるが西村20㎝では確認は出来なかった) その他、オリオン座33番、52番、λ星、ζ星、β星、ρ星、うさぎ座κ星(κ星の伴星は観えなかった)、ぎょしゃ座θ星双子座α星、κ星、δ星、38番星、λ星(ここ数年λ星の伴星を注意しているが、今回も観えない ※光度差の非常にある連星なので若しかして・・) 観望の終了前に、りょうけん座α星、牛飼い座ε星、乙女座ポリマ、θ星、そして私には珍しくソンブレロ銀河を観る(黒くシャープに中央帯が観れた)。 このTOA130もこのPOD内で使う分にはそれ程広い空間が有る訳では無いので超快適とは言えないが、それでもやっぱり較べれば雲泥の差である。 と言うことで倉庫に設置した機材は5日の日に片付けた。

西村20㎝は前にも書いたが、鏡面が可也傷んでおり、メッキ部分に腐食が入りそれが鏡面に点々と浮いている。これは保管方法が悪かったのが原因で、この小屋の中に主鏡を下にして縦置きで置いていたのが一番の理由。湿気が常に鏡面付近に有って、痛みの進行が速かったのだろうと思う。 再メッキをするべきであるが、今後の使用状況からすると如何だろうと云うことで、痛みの進行を緩やかにするべく鏡筒を横置きとした。これで、後鏡筒内に乾燥剤を入れておけば先ず先ずであろうと思う。今後のことはゆっくりと考えれば良いだろう。(メッキは傷んでいるが、観望にはそれ程の支障は来していないレベル) このミニログハウスだが、壁の滲みを見れば分るように、外の環境が直に影響するので、保管場所としては好ましいとは言えない。「大雨等が吹付けると、内壁に滲みこんでくる) もう一つある望遠鏡格納小屋は防湿庫並に低湿度で気密性も高いので、何れはあちらの小屋に保管しようかと思ってはいるが・・・。

 


上巳の節句なので

2019年03月03日 17時02分54秒 | つぶやき

昨夜の観望記事を書こうと思ったが、今日は上巳の節句(桃の節句)なので恒例のお雛さま関係の記事にすることにした。今年も我が家では節分を過ぎた二三日後の天気の良い日に当然の如く誰にも触らせずに私が只一人で飾った。こんなことを続けている内に、家族では殆ど雛人形に興味を示さなくなった(^^;  私一人が毎日毎日お雛様の御顔を眺めているのである。しかし、流石に昨日辺りから、娘達が雛人形を飾っている部屋に入って暫く眺めたりしているようなので、一寸ホッとしている。

今回の画像は飾り付けをした時に撮影したものだが、カメラは最近お気に入りで使っているミラーレス機ニコン1での撮影だ。夕暮れ時に撮ったので一寸暗い…。 今回の主役は三人官女の向かって左に位置しており、立ち姿にて銚子を持っている官女である。三人官女の一般的な違いはこの左側に立つ官女は口を閉じており銚子を右手に提げている。次に中央の官女は座っており、服装も地味(関西、関東で違う)既婚者でお歯黒、眉はそり落としており持ち物は州浜台を両手で持っている。最後の右側の官女は立ち姿にて長柄の銚子を両の手で持っており、パッと見では左側の官女との違いが分り難いが、此方は口を開けており両サイドの官女にて(阿吽の形)をとっているようだ。ところで私は雛人形の中で、この官女の顔の表情が一番お気に入りである。 何はともあれ、今日の節句が終われば数日中に片付けとなり、又、来年まで暫しのお別れとなるが、最近では九月九日菊の節句重陽の節句)に飾る方達も出て来ており、近い将来、年二回の雛人形を飾るというかたちに為るかも知れない。※人形の為にも、湿気防止や虫干しになるので良いと思う。 さて、星関連の話は又、後日に