晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

昨夜だが

2018年07月25日 22時09分52秒 | 天文ネタ

昨日、やっと夏らしい気温となり、先月22日以来の一日中晴れの天気となった。 本州では猛暑とのことだが、当地は25度に届くかどうかと云った程度。 身体には優しいが肝心の農作物には余り好ましいものではないが、今後は夏らしい天気が続くよと予報を信じて豊饒を期待するのみ。 

さて、先日の雨天続きの最中にエイコー9cm反射経緯台をオリジナルに戻す作業をした。その理由はさっぱりモチベーションの上がらない今季の火星観望(星見も含め)に向けて、40数年前の大接近時を追体験してみたら少しは如何か・・・。 当時はコルキット8センチ屈折で観望したのだが、丁度その頃、手頃な価格で人気のあったエイコー9cmを使用するのが良いだろうとの思いである。 

昨日は予報では曇りであったので、どうせ直ぐに曇るのだろうとなんの準備もせずにいたのだが、夜になっても晴れもまま、これはと思い日ハム対楽天の試合をラジオ観戦しながら最終的な組み上げと光軸修正を施し(光軸修正に酷いこと手間取った)試合の終了後に出動。(試合結果は御贔屓の日ハムがサヨナラ負けを喫した)  序に前回の記事に載せたアスコ+TS-130反射経緯台も出動させる。 場所はお手軽観望で多用する自宅玄関前ではなく、正規観望場所?で行った。

最初は当然エイコー9cmにて火星を観望。 外気は湿り気帯びて浴室のような感じ。 予想通りシーイングは滅多に無い程の好シーイングでダストストームも収束しつつあるのか意外と表面模様が観易く、それが揺らぎもせずにピシッと観える。 続けて土星にも向けるが同様に殆ど揺らぎを感じずシャープに観せてくれた。 正直、光軸修正は7割程度の出来のまま出動したので期待していなかったのだが、素晴らしい像であった。 只、架台の弱さが際立ち、揺れの収束に数秒費やすので、判っていたのだが少々閉口した。しかし、40数年前はもっと酷い架台のコルキット8センチだったので、追い体験には丁度良かったのかもしれない。  続けてアスコ+TS-130での観望も並行して行ったのだが、此方は光量的に有利なので当然良く観えるが、私の惑星表面模様の認識力では、両器の差をそれ程感じとれることの無い観え方であった。  その他、TS-130のみで、こと座WWアンドロメダ座アルマクヘルクレス座α星、はくちょう座δ星を観るが特にアルマクの美しさは感動的ですらあった。尚、エイコー9cmは斜鏡の曇り始めるのが早く30分程でリタイヤ。  夜露の所為も有り、23時30分から24時30分までの1時間程の観望時間であった。  追記 使用アイピースはツアイスサイズのTSオルソ5㎜、7㎜、9㎜、12.5㎜でエイコー9cmは架台が弱く高倍率に耐えられないので5㎜は使用していない。

 

 


ASKO架台とタカハシTS-130鏡筒を完全合体他・・

2018年07月16日 21時21分31秒 | 天文ネタ

先ず、被災された方々にお見舞い申し上げます。  当地は未だ一月ほども前の気候が続き、昨日までストーブを点けていた有り様。 稲の生育も非常に遅れており、今月の日照時間は4時間弱との報道が・・・。  そんな中、本日は久し振りに25度近い気温となり、少々塞ぎ込み気味の気分も晴れ、予てより中途で留めていたアスコフォーク架台タカハシ13㎝ニュートン鏡の完全合体を済ませることにした。 合体は既に終えているのだが、上下支持棒(微動稈)の取付け部分が仮止めにしていたものをアスコ鏡筒に付属している純正部品に交換するだけのことを完全合体といっているのだが(^^;  序にアスコ三脚のとても使い辛いチェーンでの開き止めスタイルを三角板(タカハシ製)を用いての方式に変えることにした。

背景が煩いが、アスコ+タカハシの合体が完成した図である。 間違いなく、オリジナルより使い易くなったと思う。 先月22日に今季の火星を初観望(13㎝屈折)したのだが、砂嵐の影響も有り全然良く観えなかったが、火星にはこのフォーク経緯台に載せたニュートン鏡が良く似合う。  TOA130ミューロン180も良く観えるのだが、私は何としてもニュートン鏡が好きだ(^^)