晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

今月初めの星見

2007年03月02日 10時25分40秒 | 天文ネタ

Penem100 一週間以上もインフルエンザに悩まされ、その煽りを受け確定申告作成にも影響有りと、一寸大変でしたが、それも昨日で終了。 空も晴れ上がって夜に期待が掛かります。

悪寒や高熱からは開放されているとはいえ、咳の状態は依然としてなので、無理しないように心掛け21時頃より観望に取り掛かりました。

今回出番の機材は、ペンタ105SDHF+EM-100の組み合わせです。架台は珍しく三脚仕様にしました。(いつもはピラー脚仕様)

星の瞬きは結構あり、今回は重星抜きの土星メイン観望としました。しかし、土星も天頂付近にありながらイマイチ像が安定しません。倍率も150倍が限界かなと云う状態でした。それでも、カッシーニも綺麗に見え本体模様も先ず先ず、でも像に切れが不足と感じました。 

直ぐ近くの月にも向け大好きな地形シュレーターの谷付近を暫く観望。 序にしし座、りょうけん座、ぎょしゃ座、オリオン座の重星を各1つづつ観望。離隔の大きなものばかりでしたので、先ず先ずかなと思いました。 終了間際に牛飼い座ε星をやっとのことで分離し観望は終わりとしました。 

月の周りには薄雲と暈がかかり数日後の天候悪化を感じさせました。 この日の透明度は非常に悪く、3等星がやっとの状態、又、此れまで素晴らしい好気流下での観望が多かっただけに観望内容は一寸不完全燃焼気味でした。 まぁ体調も完全ではないので此れくらいで良かったのかとは思います。(条件が良ければ無理して長時間観望になったでしょうから) 

今回のアイピースはペンタシリーズばかり使い、鏡筒も1・4倍リアコンバーター使用でした。 架台は最もお気に入りのEM-100(デザインが好き)両軸モーターなので快適です。 鏡筒は写真用にウェイトが於かれたものなので、合焦作業に一寸気に入らないところもありますが、短い筒と云うことで取り回しと見え味のバランスは中々良いと思います。

良い機材とは高性能機材と云うだけでは論じれないものがあり、常用機材として使えるか否かではないかと思います。どんなに良い光学系、良い見え味であっても2~3回使って持て余し物置に放り込まれる機材は決して良い機材とは云えないのではないか。この点を私は機材選びに際し最も留意している部分です。 但し、お気軽観望を標榜する私の考えと云うことを断っておきます。