晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

今年は・・・怒涛の如き機種変遷

2022年10月10日 15時15分39秒 | つぶやき

何がそうさせるのか、今年はマウント変遷の年であったようだ。 理由は簡単で、ニコンZマウントの手頃な野鳥向きレンズがないとのことで、昨年の暮れに五十年来の付き合いであったニコンをやめ、キャノンに変えたことが始まりであったようだ。

最初、キャノンはR6にEFマウントのEF100-400ミリにテレコン1.4で鳥撮りしていたが、レンズの重心が先端側に寄ってバランスが悪く、堪え性のない自分は軽いとの評判であるRF100-500ミリに即交換。この件が本当の発端であったようである。私の堪え性の無さと持病の欲しい欲しい病が拍車を駆け、年金を受ける年齢になり趣味人生(十年程度だろう)も其れほど長くはないのなら我慢は無用と、懐具合の範疇で欲求に委ねることにしたのである。

この組み合わせは身体に優しくJPG標準での撮影オンリーだが、写りも良くテレコン1.4を篏さなくともメインである小鳥撮影には先ず先ずであった。 そんな中、オリンパスよりOM-1が発売され、気に入って使っていた縦グリ一体型のOM-D M1Xを手放しOM-1を購入。

優秀な被写体認識等搭載の高機能謳うカメラで、キャノンR6と鳥撮りを併用した。只、謳い文句程のものではなく、正直、シングルポイントでの撮影が間違い無いと云ったところで、先に使っていたM1Xとの差は殆ど感じることのない使用法であったので、本音を云えば縦グリがあり構えが確り出来たM1Xのままでも良かったかなと思ったりもした。 

次にキャノンR6だが、安物のSDカードばかり使っていたので書き込みに時間を要し、連写をすると詰まってしまい、次の対象に向けて撮影が出来ないことが頻発、(同様のカードでもオリンパスは全くこんなことはない)バッファが足りないのだろうか? 

と云ったところで、R5ならそんなことは無いだろうとR6を売却し中古品のR5を購入。4500万画素も不要であったが、先ずはこれでキャノンの鳥撮りシステムとしては完成形だろうと云うことで、OM-1と共に、その日の気分等で使い分けていた。

しかし、このカメラも連写をかけた際、時々R6と同様の症状になり、ここは即、SDカードを止めCFexpカードに変えることにした。正直なもので交換後は一切このような症状はなくなった。 それで、ホッとしたのも束の間で、当地北海道も最近の夏は30度位の温度になるのは度々で、そんな中でR5を使っているとフリーズすることが二三度あり、バッテリーの抜き差しで復活するのだが、私の性格上、堪え切れなくなってこの際マウントチェンジをしようかと思い始めた。 

出てくる絵も申し分なく良いものとは思っていたが、細かいことを云えば総じてR6.R5はボディが私の手には大き過ぎレンズも鏡胴径が太いため何時まで経っても手に馴染むことなく、一番のダメだったのがレリーズポタンの位置及びボタン周辺に突起がないので、他のボタンやダイヤル操作をした際、指が離れて再度レリーズボタンへと思っていても、ズレて違うところに指がいってしまうことだ。これは、OM-1やM1-Xもそうした形状であった。(OM-D EM-1mk2はレリーズボタン周辺に突起があった)この指がかりが無いのは私にとって使い辛いことこの上もないことで、ニコンボディが懐かしく使い易さも再認識したものだ。 

そんな時に、以前より気になっていたミラーレス機の先駆メーカーSONYはどうだろうかと思い始めた・・・と云うかキャノン機に換える際、SONY機も検討していたので、ことは一気に進んだ。 只、OMを如何するか・・・残すかで少々考えたが、歳も取ってマウント混在はもうやめようと決め、又、少ない弱点だがOM-1のファインダーの見え味はどうも戴けない。(明るい空等が入ると白飛びするような見え方) この際、両方売却してしまおう。 そして購入したのがこれである。

昨年暮れに発売されたα7mkⅣにニコンZマウントでは発売を今か今かと待ち望んでいたスペックを持つSEL200600Gズームと標準ズームSEL24105Gを同時に購入した。目から鱗で正直、SONYのカメラは私のような爺には老舗のニコンやキャノンとは格下のメーカーという認識で抵抗があったのだが、(ミノルタやコニカ等の技術が入っているが)使ってみれば、操作性や痒いところにも手の届いた設定、設計等で、当に文句なしのボディである。でも、写りに関しては、パープルフリンジが強く出ることには愕然としたものだ。2本のレンズ共でるので、センサーも当然絡んでいるのだろう。 正直、キャノンやニコンの画像を調べ尽くしたが、これ程目立つフリンジが出ているものなど1ショットもなく、OMの画像で極薄く出ているものがあっただけ。 やはりキャノン、ニコンは最高のカメラ及び光学メーカーだということを再認識した。(但し、パープルフリンジが目立つようなシーン、例えば空抜け等のショットはまずもって使わない絵なので問題は無いが) 

しかし、それでもSONY機の優位性は揺るがないように感じている。ボディ形状サイズ、各ボタン等が絶妙でコンパクトな為、握った手を持ち直すことが不要で、当然レリーズポタンも周りに電源スイッチレバーがあるのでボタンを探す等という情けないことはしなくてもよい。(ニコンボディも同じような形状) ファインダー等はキャノンの方が見え方は上だが、気になる様な見え味ではない。そして、肝心のAF性能だが、一発目の被写体を捉える能力(使用レンズのモーター等も関係するのだろうが)はキャノンR6、R5やOM-1が上のような気がするが、機の真価は捉えてからのピントの精度が抜群で、撮影の歩留まり数は圧倒している。正直、R5やOM-1では最後にはMFに切り替えてピンを追い込む作業が必要であったが、α7mk4では瞳を確り捕捉しているので、そんな作業は殆どの場合、略不要である。 それ以外にも優れた点は沢山あるが、余りに気に入り過ぎて、サブ機としてAPS-Cサイズのα6400中古と70-350ズームをつい先日購入した。このセットも軽便で鳥撮りに活躍中である。

因みに稲刈り作業はやっと終わったばかりで、出荷調整は未だしていないが、鳥撮りには稲刈りの最中も今も盛んに向かっている。今一度述べるが、年金を貰う歳になったので、仕事は程ほどにして、やりたいことを先延ばしにせずに楽しみながら過ごしたいと思っている。 お金は結構使ったように思うが、全て下取りやオークションでの売却で入れ足しは意外に少額で済んでいる。特にキャノンのミラーレス機関連は中古でも高いので購入時の1~3割減で売却出来た。

それにしても、今回の更新までは随分と時間が経ったな~