一 昨夜は快晴の天気に拘らず睡魔に勝てずに寝てしまい、昨夜は雲が多く悪条件ながら強引に観望を決行。
農繁期に入る前に暫しの休息としてTS65等の手動追尾架台を格納箱に仕舞い込んでおりましたが10日程前より箱から出して準備万端のTS65を今宵のパートナーに選びました。但し、この架台は以前に紹介しました最初期のTS65架台(68年)ではなくマイナーチェンジを受けたニュータイプ(70年)です。初期型との違いは塗装が梨地塗装からハンマートーン塗装に替わり、赤緯微動がタンジェントスクリュー式からスプリングスクリュー式(現P2Z等に採用されている方式)に改良されております。極軸高度調整はレバータイプのままで、その後(71年)、ナット締め付け方式(TS65S)に変更と為っております・・・と薀蓄をたれましたが間違いがあるかも(^^;
赤緯微動の感触に関して好き嫌いは有るでしょうが、微動のレスポンスは明らかにスプリングスクリュー式の方が良くガイド撮影等での修正操作はし易くなったことと思います。
今回の組み合わせは鏡筒が68年製で架台は70年製と40歳に近い老体ですが、それらを微塵も感じさせない素晴らしい星像と堅牢強固にして滑らかな動きを提供してくれました。只、雲が余りにも多く何とか観望出来たのは十八番のプルケリマ(今日は65ミリとして最高の見え方だったように思います)先日の観察会で見たミザール、そしてコル・カロリ、ιCasと超メジャー級ばかりを観望しました。どれも余り条件の良くない中、充分美しさを堪能することが出来ました。間も無く雲に覆われ僅か30分強の星見時間でしたがTS65の眠気覚ましには丁度良い時間では無かったかと思います(私も芋掘り作業で眠いので好都合でした) 一寸、今回は古機材ネタ傾向でしたが、これが私の本性?重星ネタは隠れ蓑(^^)
一寸今日は長めの内容となりますが、先日24日の観察会後、自宅に帰るなり観望の2回戦に突入。
アンタレスが気になり早速向けるといとも簡単に伴星を確認出来ました。但し、その後20分後位には酷いシーイングに変り離隔の充分に離れた重星を低倍率で観望と云う状態になってしまいました(其れまで、蒸すような天候で有ったのが急激に気温が下がって来た所為でしょう)γDelと直ぐ傍(低倍で同視野)∑2725Delを飽かずに延々と2時間見続けてお終い・・・こう云った星見も嫌いでは無いです(^^; 只、この時は修理から戻って来たミザールEX架台の調子を見るのが主な目的でした。
収穫期に入り暫く更新が出来ないことを想定し先日の観察会の画像も追加して一寸長くしてみました(^^;
追記・・・ミザールEX赤道儀のピラー脚は秀逸で素早く脚部を折り畳むことが出来ます。ミザールの意欲作だったと思いますが、余り売れなかったようです・・値段設定が高過ぎたのでしょう(タカハシEM-10より少し安かっただけ)